寒い、暑い2011年03月26日 14時20分

三月も下旬というのにこの寒さは一体どういうことか。

この冬の寒さも膝の不調以外は特に問題なく、というか寒いくらいが汗問題には個人的にはちょうどいいくらいではある。馴れてしまえば寒さはあまり感じることがなく、冷たさだけが難点になるくらいだ。ところがたまに暖かい日があると、体がそっちに馴れてしまうのでだんだん寒いのが厭になってきた。三月下旬というのもあるし。ちょっと考えると桜が咲き始めてもいい頃なのだった。

わが家の裏には家を建て替えた頃から桜があった。それ以前は砂利を敷いた駐車場だったわけだが、建て替えた頃に土が盛られ、桜が植えられた。裏の施設で苗木を大きくするための場所としてうちの裏附近が選ばれたわけだ。その施設の住民ですら、うちほど条件よく桜が見られることはなかった。うちと同じ並びの家の裏からも見えないことはないだろうが、うちはすぐ裏に桜があったので独占しているというか、まるでわが家のための桜という感じで植えられていた。
ところが、今年突然(でもないが)裏の施設が閉鎖され、桜も撤去されてしまった。今年一番の残念かもしれない。

話が逸れたが、そんな時季にも拘らずこの寒さだ。気象庁の三箇月予報によれば来月以降、気温は高めに推移するらしい。ということは寒いと思っていたら忽ち暑いということになるのではないかと嬉しくない予感がしている。
私の場合、汗問題に直結している。最近は職場に到着するとヘルメットとバンダナもどきと顔と頭を水道水で洗うのが日課になっている。すでに湯ではなく水道水で洗うのが冷たくて気持ちよくなっていたりする(湯は使えない)が、夏はぬるくて気持ちよくないのだろうなぁと今から無意味に心配している。

去年の秋もそうだった。暑いと言っているうちに涼しいを通り越して寒くなった。快適な期間が減って、まるでオートになっている車のエアコンのような具合である。

話は違うが、電気自動車が増えるとそれはそれで電力網に余計な負担がかかるのではないかと心配になる。まだそれほど普及していないのが幸いみたいなことになっているが、ただでさえ東日本は電力供給が悪化しているのに、これまではガソリンでよかった車の燃料まで電気になればさらに電力問題が深刻になるだろう。
オール電化の普及が足枷になりつつあるという話もあるようだが、国内に限れば電気自動車が今後、電力問題を深刻にしかねない可能性が出てくるのかもしれない。
クリーンだエコだはいいが、どうしてもエネルギーを消費するところから離れられない現代人であった。

ガス発電の可能性2011年03月26日 23時30分

東日本の一部の地域では計画停電という名前の無計画な停電に悩まされているらしい。
言っていることもやっていることも出鱈目な東京電力の顧客でなくてよかったと思っているが、同様の事態になったときに関西電力がもっとまともな対応をするかというと甚だ疑問ではある。

で、:現代日本で停電がそれも長期間発生するなどということは誰も考えなかったのではないか。以前にも書いているが、うちではガス発電のエコウィルを検討したことがある。そのときは発電システムの癖に外部給電がないと発電しないという、まるで福島原子力発電所のように発電所が停電でポンプが動かないという情けない状況に似ている。原子力発電所の方はポンプもイカれている可能性はあるので話は単純ではないかもしれないが、いずれにしても不細工なこと夥しい。

ガスが来ていれば外部給電がなくても発電するというシステムはリスク分散という意味で有効である。通常、地震で電気とガスが止ると復旧するのは電気の方が早いのであまりリスク分散にはならないのだが、今の関東の状況を見ていると、そういう家庭用ガス発電システムがあるのであれば、リスク分散として有効である。太陽光発電が設置してあれば昼間であればガス発電が可能になるが、発電してくれるものがあるのにさらにガスで発電しても電気が余るだけの可能性がある。さらにそれも夜になれば機能しなくなるので風呂に入りたいといっても昼に沸かしておくより手はない。結局間抜けなしくみになってしまう。
ところが、ガス発電を自力でするシステムであれば昼夜問わず電気が供給できるので、有名無実な「計画」停電下であっても太陽光発電以上に有効である。

おそらくガス会社もそんな状況を考えていなかったので、給電がないと発電しませんという不細工なシステムを売っていたのかもしれない。ところが状況は一変した。今後原子力発電所の増設は事実上不可能なので、場合によっては停電が発生する可能性がないとは言えない。さらに、電気自動車が増加してくると電力需給はいっそう逼迫してくることは間違いないので、ガス会社に自立ガス発電システムの商機が巡ってきたのではないかと思う。

さっきも書いたように個人的にはリスク分散という意味でガス発電には関心があるし、太陽光発電が普及すると、送電線の電力状況が不安定になるというようなリスクも言われている。それが原因で停電するのかどうかはわからないが、家庭の電源系統に影響するのも困った話なので、エコウィルだのガス・コージェネレーションだののように外部給電が必要な間抜けなシステムでさえなければ、(費用が回収できる目算は必要だが)導入してもいいと考えている。
電力会社からの給電は受けずに完全自家発電で構成できるようになると、そういう場合に電力会社からの電気を切断して自立発電だけにし、安定すれば電気を買うというようなことも検討できる。かなり大袈裟な話だが。

そこまで大袈裟なことを考えている家庭は少ないだろうが、病院などもう少し大きな規模のガス発電システムは実際に売れる可能性がある。停電するから CT が動かせないとかいろいろ問題も出ているようなので、それだけの需要に対応できるシステムであれば今すぐにでも引き合いはあるだろう。病院にとっては患者の死活問題であるから中途半端でなければ検討するところもあるに違いない。
是非ガス会社には検討してもらいたい。(くどいが外部給電が必要なものではない)