Google 翻訳2017年02月04日 10時45分

去年、Google 翻訳にニューラルネットワークを導入したという話は聞いていた。話を聞いたときに少し試してみると確かに自然な仕上がりになっていた。しかしあまり使うことはないだろうと思っていた。

ところが、先週翻訳の仕事がきたので下訳に使ってみることにした。分量が多いのと、私の分野外の内容だったからだ。

使ってみた感想は「実に悩ましい」ということだ。どういうことか。
訳された文章は巷で言われているようにこなれた日本語である。Google 翻訳を使った後に別の翻訳サイトで翻訳してみると何が書かれているのかさっぱりわからない。他所のサービスが使えないくらいの日本語に仕上がっているという意味ではすばらしい。訳も割合よくできているように見える。

悩ましいのはここからである。ところどころ訳を抜かすことと嘘の訳をすることである。嘘の訳は前からで、not があるのに not を訳さないというのはよくあったから「まあこんなものか」と思っていたが、AI はフレーズをごそっと無視して訳すことがある。

仕事の翻訳ということもあるので、結果をそのまま使うわけにはいかないからすべてチェックしているが、翻訳結果のチェックができない人には相変らず使えない。簡単な文なら大丈夫かどうかまでは評価していないが、いずれにしても自己責任ということだ。

そうはいってもかなり複雑な文章でも頑張っているし、Google 翻訳に助けられた翻訳もある。いいのか悪いのか、何より他の翻訳サービスを使えないようにしてしまった。「異次元」という形容は強ち大袈裟でもない。

現在はそんな具合であるが、いい加減な翻訳をしている翻訳者は数年もすれば駆逐されるかもしれない。翻訳者は英語だけでなく翻訳している分野に関して猛勉強しないと Google に仕事を奪われてしまうだろうし、原語に引きずられた訳をしているようでは仕事を回してもらえなくなるだろう。定年後は翻訳のアルバイトでもするかと思っていたが、そんな仕事はその頃にはないかもしれない。

前から言っているが、英語だけしか勉強していない翻訳者は基本的に使えない。訳すものの内容がわかっていないときちんとした訳ができないからだ。結局英語に詳しくても日常会話ならともかく、専門分野の文章はそれでは意味の通る訳文に仕上げることができないことがある。普通の単語がその業界で独特の意味として使われていることがあるからだ。
そんなわけで何でも翻訳できる翻訳者になるには普通の人以上にいろんなことを勉強しなければならない。極端なことを言えば何に対してもスペシャリストとしての知識が要求される。そこまでいかなくても、ある分野の翻訳をしようとすると、その分野に関して専門家程度の知識が要求されるということがわかっている翻訳者はどれくらいいるだろうか。
私が一緒に仕事をしてきた翻訳者は大抵、腰掛け気分ではないかと疑われるような仕事をしていた。その職場に来たからには、そこの仕事の内容について理解しないと、使えない翻訳者のままだろう。

いずれにしても私も他人ごとではないのだった。

再び TOEIC2016年07月02日 10時45分

ここにブログを持っていることは忘れていないが、あまり何か書こうという気にもならない。直近では Facebook もあまり書かなくなった。

TOEIC をまた受けた。受けたのは 3月だ。TOEIC のスコアは公式には 2年しか有効ではないが、うちの会社の資格手当としては 3年有効である。実は去年の秋にも受験しているが、700 点台後半で結果が思わしくなかった。資格手当としては十分なのだが、前より下がったというと体裁が悪いこともあるし「英語勉強する」とか言っている手前もあって、そのスコアは提出しなかった。

TOEIC は 5月の試験から出題内容が若干変更される。資格手当としての有効期間が切れる前で新テストになる前には受験したいというので 3月に受けることにした。3月、4月は比較的スコアがよくなる傾向があるという噂もある。
結果は 870点だった。これなら前に提出したスコアより上だし、まあ満足のいく点なので、これを会社に提出した。

今回も例によってあまり英語の勉強はせず、模擬試験を受けて試験に馴れるという戦略だった。ところが毎週やってもあまり効果がない。他にもやることがあるので隔週でやる程度にしてみた。

会場は期待していた大学ではなく、そこと同様近所にある別の大学だった。

ここには書いていなかったが、この 3月で派遣が終了し会社に戻ることになった。派遣先から打切られたのではなく、うちの会社から言い出したことらしい。最初聞いたときは「馬鹿か」と思った。
うちの会社から二人その会社に派遣されていた。もう一人は電気設計の技術者なので会社でもそんな仕事をやっているし戻っても仕事は探せるが、私のような仕事はうちの会社では誰もやっていないし、会社に戻って仕事を探すといっても、そうそうあるようなものではない。
以前から自分の英語の実力を上げる必要は感じていたが、なかなか本気が出ず、そのままになっていた。そんなわけで会社に頼らなくてもいいように勉強することにした。テキストというか教材はもともと英語の習得に使ったものを再び使うことにした。というかあまり適当なものがないのだ。前回は NHK で録画したものから音声だけダビングして聞いていたが、今回は 6、7年前に購入した DVD の字幕データを取り出したテキストを使用するつもりである。DVD を購入したときにある程度編集して html にしていたが、今回聞き取り直してなるべく実際の台詞に近づけるようにしたり、若干 html に手を入れたりしてみた。

以前の html のままだと iPhone で開くと文字が小さくなっていちいち拡大しなければならないし、そうすると全体を見るのに縦方向だけでなく横にも画面をスクロールしなければ見えないので面倒この上ない。主に iOS デバイスで見やすくなるように html を xhtml から html5 にした。あれこれ調べて漸く iOS デバイスでも見やすい大きさで表示されるようになった。pdf とかワープロのフォーマットで作成するのがいいのではないかと考えたこともあったが、html にしておいてよかった。数行の手直しで iOS デバイスと PC で見やすい表示が得られるし、ページという概念もないので、表示もスムーズだ。

という余談はともかく、今回テキストになったものを見て改めて半分も理解できていないことを思い知った。これで TOEIC のスコアが 870 点なら、満点でもたかが知れていることになる。字幕やら速度変換に頼らずドラマなんかをほぼ理解できるようになるには TOEIC のスコア換算で 2000 点くらい必要ではないか。TOEIC は出題される内容が限られているので、万能とは言えない。世間はそろそろ TOEIC 頼みをやめた方がいいかもしれない。TOEIC を意識しないで勉強している人らにはありがたいことかもしれないが。

ところで英語の仕事というのが曲者である。英語ができると尊敬の眼差しで見られることはあるが、仕事となるとなかなか尊敬の眼差しでは見てもらえない。世間を見渡すと少ないかもしれないが、それでも英語の使える人となると掃いて捨てるほどいるらしい。タレントでも会話程度ならできるというのは帰国子女の擡頭もあって増加傾向にある。なのでかどうかは知らないが、翻訳の仕事の単価は驚くほど安い。
ところが翻訳者の仕事の質はどうかというと一般的にはそれほど高くないというのが私の実感である。
いい仕事をしている人も多いだろうし、人目に触れるものは比較的まともな仕事がされているような気がする。それでも誤訳を指摘されることはあるが。
ところが、業務関係の翻訳となるとお話になっていないものが多い。特に技術系でまともなものは見たことがない。すでに亡くなられたが、ある人だけは完璧だった。その人は例外である。唯一尊敬できるドキュメントライターだった。この人は翻訳仕事はしていなかったと思うので、翻訳者とは言えないかもしれない。

本人らはどういう姿勢で仕事をしているのかわからないが、とりあえず翻訳しときゃいいだろうとしか思っていないのではないか。出てきた翻訳を見る限りそういうふうにしか思えない。そんなことだから単価が安くなるのだろう。
そもそも翻訳者は技術のことがわかっていない。私は大抵の翻訳者は英語馬鹿ではないかと疑っている。英文科を出たとか、英語しか勉強していませんという手合だ。なので、実務に関する知識がないので、内容が理解できない。必然的に仕上った英語がちんぷんかんぷんということになる。こういう人らの書く英語(当然和訳も)は信用できない。訳語を間違っている、意味が違う、場合によっては似たような文章が並んでいると何も考えずに手を抜いてコピーし、誤訳を量産する。

定年後に翻訳で細細と食いつないでいくのであれば翻訳を仕事にするという選択肢を考えてもいいかもしれない。ただ、それでは面白くないので、できれば英文ドキュメントを書く仕事ができればありがたい。ところが、うまくいかないもので、なかなかそういう仕事はない。
仕事自体はあるに違いないと思っている。実際外国相手に仕事をしているところでは需要自体はある。ところが、仕事の一環として捉えられていることが多いので、そのためだけにお金を払うという意識がお金を握っている人にない。要するに担当者はそういう仕事をしてくれる人にいてほしいが、上司はそんなものに金を払う必要を感じていないということだ。
金を出す人は英語に訳されたものの質が判定できないから必要なら単価の安い翻訳者を手当てすればいいだろう、というくらいにしか考えていない。今ではウェブで機械翻訳できるということを知っていたりするので、話はこじれるばかりだ。
話はそれるが、日常会話ならともかく、今のところ機械翻訳はそのまま使える状況にはない。AI が急速に進歩しているので、機械翻訳に AI が使われるようになったらどの程度使えるようになるのかわからないが、それでも日本語と英語は相性がよくないので、AI が自然で正確な翻訳を出力するにはまだしばらくかかるだろう。Google 翻訳が AI を使用しているのだとすれば、翻訳者は当面安泰だ。Google 翻訳は他の翻訳システムのように構文解析して文法に従って翻訳しているわけではなく、雰囲気で翻訳しているので(というようにしか見えない)、完全に逆の意味の翻訳をしてくることがある。それでうまくいっている場合もあるようだが、信用してはならない。ましてや鵜呑みになんかすると食道まるごと大火傷することになる。

単価の高い翻訳者ならいいというものでもないのが難しいところだ。難儀なことに翻訳されたものを評価する能力が雇う人にないことが多い。結局雇うにしても、評価できるだけの英語力が必要になるわけである。それだけの能力があれば仕事量が少なければ自分でやってしまえるだろう。それだと雇う必要がなくなったりすることになったりもする。翻訳者を雇う、探すというのはそういう難しさがある。訳語を統一すればいいというような簡単な話ではない。

他人のことはどうでもいいが、とりあえず自分としては翻訳の仕事ができる程度には英語の実力がなければならないだろうと考えてちまちま勉強している。さらには仕事のある領域も探さなければならない。先は長いのであった。

Ortlieb Flight2015年10月12日 11時15分

前回書いてからバックパックを探してみた。雨用カバー以外で鞄の中を水分から保護できるものといえば防水性能を謳ったものしかなさそうだ。

物色してみると Ortlieb が Flight というのを出していることを知った。レビューを探してみたが日本語のものは殆どなく、仕方がないので英語のを探してみた。かなり詳細なレビューがあった。よさそうではあるが高いので躊躇しないでもなかった。他にいいのがなさそうなのであれこれ悩んでいても適当なものが見つかるようにも思えないし、気になっていたメーカーでもあるのでこれを購入してみた。
三箇月弱使用したので、感想など書いてみることにする。

いい点
・防水性能
Ortlieb が強調しているだけあってかなり満足している。今年は軽い熱中症に何度も悩まされたが、大量の汗をかいても鞄の中はまったく影響を受けないのは流石である。汗を大量にかくので頻繁に洗いたいが、これまでのバックパックは洗濯するときに中のものをすべて出さないと駄目で面倒だった。これは入れたままでもファスナーさえきっちり閉めておけば水が入る心配はまったくない。洗濯するときはサイドポケットのものだけ取り出して背中の当る側だけ洗っている。どんな状況でも中の湿気と水濡れだけはまったく心配しなくていいのは嬉しい。当然雨でもバックパックが濡れることを気にせず傘を差せる。

・抜群のフィット感
ドイターはストラップを装着しなければずりおちそうだったが、これは何もしなくてもかなりフィットしている。一応ストラップで固定はするが、なくてもよさそうなくらいだ。「抜群」ということばも最近はどんどん修飾の程度が落ちてきて全然本来の意味ほど修飾しなくなってきているが、このフィット感はこれまで私が使ってきたバックパックでは本来の意味で「抜群」だ。

・荷室が大きい
Flight には 22 L のものと 27 L のものしかなく、30 L は欲しいと思っていたので若干不安だったが、27 L でも予想以上に入る。ドイターは冬用の作業服を入れると余裕は殆どなかったが、Flight はさらに入れられるくらい余裕がある。細かいポケットやら、荷室を分割する仕切りがないので広く使えるのかもしれない。縦長の形状なので底がかなり深く感じる。

・しゃんとしている
素材が固いのと、ストラップ類と本体をフレームで固定していることもあってしゃんとしている。自立する形状ではないので何もないところに置くと後ろに倒れるが、支えがあればしっかりしている。

・余計なループや折り返しが少ない
引っかかりがまったくないわけではないが、これまで使ってきたいくつかのバックパックと比較すると引っかかるものが少なく、それらに煩わされることがあまりない。背負う際の着脱もすんなりいく。

・サイドポケット
これには後述するような不満もあるが、何よりサイドポケットがあるのはいい。

概ね満足している。特に防水性能は Chrome のメッセンジャーバッグ以来だし、Chrome は口が完全密閉ではないので洗濯する際はやはり中身を出す必要があった。この Flight はファスナーのある荷室は一切気にする必要がないのがいい。

とはいえ個人的に気に入らない点がないわけではない。

・サイドポケット
サイドポケットがあるにはあるのだが、バックパックの形状と背負ったときの鞄の位置が高く、それにつられてサイドポケットの位置も高くなる。このため背負った状態でサイドポケットに物を入れたり、中から取り出すのが大変である。大きさも若干小さい。難しい注文であることは承知しているが、これが改善されると満足度はさらに上がる。

・ファスナー
防水性能を売りにしているのはこれのお蔭でもあるし、硬いことはレビューなどで知ってはいたが、それにしてもとにかく硬い。最初届いたときに開けようとして歯が立たないほど硬かった。生地が破れるのではないかと思うくらい頑張って開けたら漸く開いた。これまでのバックパックのように片手でバックパックを掴んで片手で開閉などというのは考えられない。英文のレビューにはそのまま使用しているし、あまり気にならないというようなことが書いてあって、最初はそのまま使用していた。あるとき附属のルブリカントを使用すると改善されるという記述をウェブで見つけたので試してみると確かに他のファスナーより若干硬いという程度まで滑りがよくなり劇的に改善された。これも暫く使っているとまた元に戻るので月に一度くらいルブリカントを使用しなければならない感じである。市販のシリコンオイルで代用できるとどこかのサイトに記載してあった。附属のルブリカントは容器の大きさほどには中身が入っていない様子で、すぐになくなりそうだ。なくなったら、自転車用に使用しているシリコンオイルを使おうかと考えている。

・ポケット
ドイターでは無闇にポケットが多いと文句を言ったが、こちらはあっさりしたものだ。一応荷室の背中側にポケットが三つある。うち一つはファスナーが付いている。物足らないというか、厚みのあるものを収納したいのだが、それらを入れるとすっきりせず、私の用途には適当とはいえない。100円ショップで売っているようなファスナー付のケースなどで整理することも考えないわけではないが、すでに一つ使用しているし、それら荷室がごちゃごちゃするのも嬉しくないので、まだ悩んでいる。いい案が出てくれば解決するだろうから大きな問題だとは思っていない。
サイドポケットの位置については上述した通りだが、もう少し大きくてもいいように思う。

・保守用部品
Ortlieb ではねじやらストラップなど純正の保守部品を用意しているようだ。これはこれで今まで使用してきたものにはなかったような気がするので大変ありがたいサービスだが、これらを日本ですんなり入手できるのかということに関しては大いに疑問を抱いている。あっても恐ろしく高額なのではないかと心配だ。

というようなわけで基本的には満足している。定価 \30,000 という値札には呆れているが、まあそれはともかく、防水性能に何の不満もないので急な雨はもちろん、大量の汗にも不安はまったくない。あるのは熱中症の心配だけだ。今年はどういうわけか毎週のように軽い熱中症を経験した。どういうわけだろう。

随分な更新間隔2015年07月05日 10時15分

久しぶりの更新です。Facebook を使い始めるとブログの更新が億劫になるので行けませんな。
ちょっと支離滅裂に更新してみよう。いちいち稿を改めるのも面倒なので纏めて書く。

うちの会社の同僚が自転車に嵌っているらしい。琵琶湖何周するのかというくらい何度も走っているらしいし、先日はブルベにも出たとか言うことだ。好きでやっていることだから他人がとやかく言うことではないが、走りすぎは体に悪いのでほどほどにしておくべきだと思う。すでに膝が痛いらしいが、膝を壊せば好きな自転車に乗れなくなるのだが。
私はといえば 30 km の自転車通勤が禁止されてしまったので、今は片道 10 km である。私は去年、立て続けに二回交通事故に遭ってから、若干トーンダウンした。まあ、片道 30 km にも疲れたし、そもそも片道一時間半という通勤にもうんざりしつつある。一時間くらいが限度か。それはいいが 10 km までという制限の意味は何だ。論理的根拠があるとは思えない。私の場合両方とも基本的には相手が悪い。二回目は左折の車に巻き込まれたが、こいつは左折指示をしていなかった。それで自転車通勤を禁止するという話になりかけるというのもどうかと思う。結局許可制に落ち着いたが、理不尽であることにかわりがないと思っている。

それまでも彼ほど走っているわけではないが、意識はポタリング寄りになってきた。普段使っている自転車は職場から 10 km ほどの駅に置いてある。自転車通勤を検討していたときにも書いたが、その駅から通っている。今年は初めての夏なので、これから汗問題が厄介である。

通勤距離が短くなったことと今年は今のところ比較的涼しく推移していることもあって、熱中症を経験しないまま来ている。この間、家まで帰ったときにもの凄い量の汗をかいたが、それでもまだ汗が塩辛い。体は機能が不要になるとすぐに怠けるので困る。
去年蒸暑い時季に自転車に乗らなかったのも体が余計忘れている一因かもしれない。

というようなわけで普段クロスバイクが家にない。たまたま遊んでいる嫁のクロスバイクを近所に行くときの足にしている。以前はそれで長距離も走っていたが、100 km ほど走ると手が痺れてくるのでドロップハンドルがいいのだろうと考えている。ただ、シクロクロスの経験では私にはドロップハンドルは合わない。考えた結果、長距離用にはブルホーンハンドルがいいのではないかということだ。さらに年にそうたびたび出かけるわけでもないので、使わないときは片付けてある方が埃からもいろんなものの劣化という面からもいいのではないかと思った。ということで、再び KHS の折りたたみを検討している。急いではいないのだが、今年のモデルはとっくに売り切れているらしい。買うのであれば少し早めに手を打つのがいいようだ。

またバックパックを探している。

ドイターのバックパックを未だに使っているが、先日の汗でぼとぼとだ。雨用のカバーはあるが、雨だけではないことが理解できていないというメーカーが自転車用を標榜していいのだろうかと今も疑問に感じ続けている。さらにゴムを使用しているサイドポケットが伸びてきたし、あれこれ不満も多いので、新しいバックパックを探している。バックパックで探すと無数に出てくるが、大半が私の用途に向いていない。掃きだめから鶴を探すような感じでなかなか進まない。現物が見られる店があると最高なのだが、大きな店舗でも品揃えは限られる。仕方がないのでウェブを探すが、細かいところがわかりにくいし知りたいことが書かれていなかったりしてそれも困ったことである。検索結果もノイズだらけで捗らない。
以前使用していた Wingnut もよく考えるとサイドポケットだけはいいが、浸水性能という意味ではドイターよりマシという程度だと思っている。希望は以下のようなものだ。

・防水までは不要だが、浸水防止機能は必須である。汗や大雨くらいで内部が湿るようなものは駄目だ。レインカバーなしで雨に対応するのが理想である。先日 iPad を持ち歩いたときに、スリープを解除しようとしたら解除できなかった。出先ではバッテリーが切れたかと思ったが、帰って充電しても駄目だった。しばらくあれこれしているうちに漸く起動した。どうも荷室内部の湿気が高すぎるのではないかと思う。そんなバックパックでは使えない。

・容量は 30 L。普段は 20 L でもいいと思う。替えの作業服を入れるときに 30 L ないと持ち物がすべて入らない。

・サイドポケットは大きさと形状が背負っている状態で使いやすいものが望ましい(ここは防水その他に拘らない)が、防水性能を謳う製品はサイドポケットを用意していないものが多くて困る。そこは防水なしでもいいと思うのだが、そういう割り切りをしている製品が殆どない。

・ポケットは多数必要ではないが、機能的な位置と量が必要である。今のドイターもそうだが、無駄にポケットが多い割に使い勝手が悪い。片手で開け閉めできないポケットなんか駄目だ。

・ループ、その他ストラップの折り返しは極力ないか、いろんなものを引っかけないのが望ましい。これは私が眼鏡を首からぶら下げられるようにストラップを使用していることもあるのだが、ストラップの終端処理が返しになっていて、そこに必ず引っかかるので不便この上ない。アウトドア製品のストラップ終端は大抵このような処理になっているので困る。

・余計なストラップ類は必要ない。これは上記の理由と同じである。

・手提げしやすい把手があるとすばらしい。今使用しているバックパックも手提げはあるが、細いので長時間持っていると手が痛くなる。さらに腕を下ろすと本体を引き摺ることはないが、ショルダーストラップを引き摺ることになってよろしくない。簡単な手順でストラップが本体に収納されるか、ぶらぶらしない工夫のあるものがあると嬉しい。

・デザインには拘らない、と言いたいところだが使う気になれないものは不可。バックパックに限らないが、気に入らないデザインだと使う気になれないので、それが原因で使わなくなることがあった。

・特に拘らないが、軽ければ望ましい。

性能的には Chrome の防水メッセンジャーバッグがよかったが、外部にポケットがないこと、無闇に重たいこと、バックルが錆びること、というのが三大欠点だった。背中部分にパッドがないので背中の放熱がまったく期待できないという問題もあった。
まだまだ悩む。

遮熱ネットを更新した。傷んできたので、去年廃棄した。すぐに見つかるだろうと思ったら、うちに必要な寸法のものが見つからない。あってもハトメがなかったりして適当なものがない。数軒、近所のホームセンターを回ったがどこにもない。已むを得ず通販で探すが、ここでも苦戦。結局 2m x 6 m というのしかないので、それを購入。今年は細引きという便利なものを知ったので、それも準備して後は設置するだけということになった。ところが、今年は思ったほど暑くならないので未だ設置に至っていない。早いときは春の連休頃には設置していた。もう七月だ。
涼しいのは結構なことなので構わないが、天気予報で「今日は暑くなるので熱中症対策を万全に」というのに違和感を感じている。そんなに暑いか。私の汗の量は確かに増えてはいるが。

嫁のママチャリのチェーンがだらんとしてチェーンケースに当る。そんな状態になって随分になるが、タイヤがぼろぼろだったので、交換してからちょいちょい外れるようになった。タイヤを交換したときに後輪の軸が元の位置から前方に移動している可能性もないわけではない。いずれにしても交換しなければならないので交換してみた。チェーンを自分で交換するのは初めてである。交換手順など下調べをして Wipermann (ウィッパーマン)の 1速用チェーンを購入した。古いチェーンを新品と並べてみても半齣くらいしか伸びていない。同じ齣数で交換したら弛みはなくなった。不思議である。Brompton 用にもと思って同じものを購入したが、何となく安っぽいのでこちらは交換を躊躇している。

自転車についてはワイヤ類を更新しようとしている。シフトワイヤとブレーキワイヤ、さらにそれぞれのアウターケーブルを大量に購入した。必要な工具も揃えた。先週交換できていたら自分のクロスバイクもやっていのだが、すでに家にないので、こちらは次回戻ってきたときに具合を見てから交換する。とりあえず嫁のママチャリのブレーキワイヤとこちらも嫁のクロスバイクの変速ワイヤを交換してみた。変速ワイヤはどうでもよさそうなものだが、露出している部分が錆びまくっているので交換することにした。どこかに BBB のがコストパフォーマンスが高く性能もいいと書いてあったので、これらの自転車にはオーバースペックではないかと思いつつ交換してみた。試乗してみたら装置のグレードが低くてワイヤの性能が発揮できていない感じである。メンテナンスの経験値が上がったという程度か。

鼓の方は四月の発表会が終った。緊張するかと思ったが、頭が半分真っ白ではあったが緊張したという感覚とはまた違った。とりあえず間違えることはなかったが、後から録画した DVD をいただいたのを見るともたついている箇所多数。何とかしないといかん。鼓の音もよく出ていなかった。あまり早いうちから曲を決めるとだれていけない。次は年末くらいに決めようかと思ったりしている。

石垣島に行ったのであった。うちの会社が創立35周年というので行ってきた。香港コースも気にはなったが、何度も行っている香港で殆ど団体行動というのが馬鹿らしいので石垣島を選んだ。初日だけ半日観光、以後自由というのなら香港でもよかったが、帰国日にも観光があって、実質一日しか自由時間がない。発表会直前という日程も諦めた理由の一つである。石垣島は初めて自転車輪行してみた。Brompton を連れて行った。自転車輪行については検索すればいろいろ出てくるからそちらを参考にしていただきたいが、輪行するなら荷物はバックパックのように両手があく鞄がいい。今回は都合でバックパックにしなかったが、搭乗までと降りてからが何かと不便だった。
旅行そのものは最低だった。三日間の日程だったが、毎日雨だった。最初の日がまだましだったが、その日は半日観光で乗れなかった。翌日は一日フリーだったので半島以外を一周するつもりだったが、途中から土砂降りになった。暫く雨宿りしていたが、一向にやまないので戻ることにした。戻ってきたら止んでしまった。山附近が雨だったのかもしれない。昼から時間を持て余すことになるので竹富島に行ってみることにした。これがまた行ったら雨が降り始め、また土砂降りに。一応一周したがゆっくり観光する余裕などない。いずれもう一度行くべきだろう。それにしても会社はなぜ四月なんかに旅行を企画したのか。四月は町内会の決算と総会があるので、困るのだ。個人的には鼓の発表会もあるので避けてもらいたい。おまけに石垣島も香港も地方選挙の投票日に被っていた。会社はもう少し考えた方がいい。

うちのサーバを停止したのだった。一番のきっかけはうちのメールサーバから送信できなくなることが多くなってきたからだ。その癖スパムは届く。固定 IP アドレスで運用しているので余計な費用がかかるということもある。セキュリティの問題もあるし、以前は自前のサーバがあると外出先からいろいろできて便利だろうと思ったが、今ではクラウドサービスでファイル共有ができるので、そういうメリットもあまりない。保守するのも手間がかかるし、QNAP を導入してこの際ということで停止することにした。カレンダーの作成もやらなくなった。

最後に一番古い話だがついにソフトバンクを止めて MVNO にした。3大キャリアはお客を馬鹿にしているので前から止めたいと思っていたが、時機到来と SIM フリー iPhone で MVNO にした。初期費用と途中解約の違約金で出費が馬鹿にならないが、高い月額費用が半額以下になって気分がいい。唯一不便なのがキャリアメールが使えないことだ。相手がキャリア以外のメールをブロックしていることがあって、送るべきメールが届かないことがある。これが唯一の不便である。
キャリアの不毛な価格競争と複雑怪奇な料金体系から解放されるだけでも精神的な負担が減るが、詐欺的商売に付合わなくてもいいのは精神的に大変いい。

というような近況です。

発表会2014年09月27日 11時00分

鼓を習い始めて一年と一箇月が過ぎた。

幸流(こうりゅう)という小鼓の流派の先生について能の鼓を習っている。能を選んだのには理由はない。というか鼓といえば能しか思いつかなかった。
後から知ったが実際には歌舞伎や踊り、少ないが長唄なんかでも鼓を使うらしい。それらをやりたければ、それらの囃子をやっている先生に教わらなければならない。私は取立ててやりたいものがあったわけではなく、鼓をきちんと鳴らしたいだけだったので、何でもいいのだった。ただ、習っていて思ったのは私にとっては能でよかったのではないかということだ。

鼓は難しい楽器だ。打楽器で言えばインドのタブラもかなり難しいが、音を鳴らすという意味ではタブラに劣らないであろう。ピアノのように触ったことがない人でもすぐに音が出せるというような代物ではない。私も最初やり始めて鳴らないことを知った。

まず、鼓がきちんと組めていなければ音は出ない。鼓は自分で組み上げる楽器だということを知らない人が殆どだが、使うときに自分で組むのが基本である。と言っても初心者がいきなりそんなことはできないので、普通そういうことは習い始めて何年もしてから教わることになるが。
きちんと組めていたとしても皮に適度な湿り気がなければ鳴らない。そんな打楽器は世界中探しても鼓くらいしかないのではないか。実際私も鼓を買うときまで知らなかったが、音を出すためにかなり重要なことである。プロも舞台で常に湿り具合を気にしている。

楽器の条件が揃えば次は奏者の問題になる。打てば鳴るなどと思ってはいけない。先生の言うように打っても最初は音が出ない。鳴っても「パス」とか「ペチ」とかいう音とは言えない情けない音しか出てこない。強く打てば鳴るというものでもないので、ガシガシ打っても鳴ってはくれない。
TV では効果音で頻繁に鼓の音が聞かれるが、あんな音は「十年早い」と言っておく。

音を綺麗に鳴らすのに重要なのは楽器を支えている左手の加減である。実は左手は楽器を支えているのではなく、鳴らすために右手にタイミングを合せて楽器を操作している。

いくら文字で詳細に書いてもわからないし、流派によって組み方、打ち方などいろんなものが細かく違うらしいので、ここでは解説しない。

私はというと、二年生としてはまあまあ鳴らせているのではないか。先生について習い始めたときに少しは鳴っているつもりだったが、打ち方がまるで駄目だったようで悉く修正され、再び超初心者の状態に逆戻りした。少なくともそういう恥かしい状態ではないと本人は思っている。

これまで八曲習って、今は九曲目の「海士」の「玉の段」というのを習っている。ちょっと自慢すると一年でこのペースというのは早いらしい。で、この間の稽古のときに来年の発表会に出ないかと先生に言われた。出るのはいいのだが、どの曲をやればいいのかわからない。先生はどうせなら長めの曲がいいだろうとおっしゃる。今の曲も含めてこれからやる三曲が比較的長いらしいが、次の二曲がどんなものかわからないので、自分では判断できない。面白いのがいいと希望を言うと「なら『海士』でしょう」ということで習っている曲をやることに決った。早く決めないと別のお弟子さんに取られてしまうらしい。同じ曲が被るのが好ましくないのはパーティなんかでドレスが被って恥しいのと同じなのだろう。
難点を言うと、この曲が三曲の中で一番難しいらしいということだ。困った話だが、面白くないものを練習し続けるのも厭だし、いやいや練習していても身が入らないに違いないので仕方がない。何でも最初の発表会で「玉の段」をやる人はそんなにいないらしい。自慢していいのだろうか。というようなことで、他のお弟子さんも含めて前から発表会の話は出ていたので覚悟はある程度していたが、いよいよ具体化してきた。「間違ってもいい」と先生はおっしゃるが、ちょいミス程度ならまだしも、グダグダになることだけは避けたいものだ。

話は変るが、鼓は恐しい楽器である、と常常思っている。打つ人の性格がそのまま音に出てくるような気がしてならないからだ。自前の鼓を持参して稽古してもらうお弟子さんもいるが、稽古場では大抵、先生の鼓を使って稽古する。ほぼ一丁の鼓にも拘らず出てくる音が千差万別なのである。条件に違いがあるとすれば、打ち手以外にない。ということは打ち手の性格がそのまま出ていると考えて不思議はない。なので自分がどんな音を鳴らしているのかが気になって仕方がない。復習のために自分の稽古を録音してはいるが、それでは客観的に判断できないのでよくわからない。

そう思ってきたが、先日先生とお弟子さん十人ほどで飲みに行く機会があった。何からそんな話になったのかはわからないが、そのときに先生がこんな話をされた。玄人の修業を始めるときにお師匠からこう言われたそうだ。

「鼓は打つ人の人生が全部音に出る」

ますます恐しいのだった。

ping2014年06月07日 23時10分

すっかりご無沙汰しているが、取り敢えず(本当に取り敢えず)生きているのであった。

小鼓の構えに関する問題2014年02月02日 22時00分

鼓を習い始めて気になることが多い。

TV を見ていると番組、CM を含めて無闇にサンプリングの鼓が聞こえてくる。習うまではまったく気になったことはないが、最近矢鱈に気になって仕方がない。
サンプリングされているくらいだから確かに素人の下手な粒(一音)より見事に鳴っているのは間違いない。ところが全然いい音に感じられないのだ。他の楽器のサンプリング音の場合は、サンプリングとわかっても「あー、サンプリングやな」くらいの印象しかないが、なぜか鼓は印象が違う。実際に奏者がサンプリングのときに打った音は死んでいないのだろうと思うが、完成した音は間違いなく死んでいる。あれは一体なぜだろう。サンプリング音も機材なりソースの高い・安いがあるようで、チープな音のこともあって、印象はさらに酷くなる。
いずれにしても気になって仕方がないので鼓のサンプリング音を無闇に使わないでもらいたいと思っている。

本題から逸れた。問題は構えなのだった。
若干逸れるが、ある TV ゲームの CM で鼓を打っている人物が登場するのがある。ゲームに興味がないので何のタイトルかは知らないが、神社みたいなところで祭のように大勢の人が騒いでいる映像のやつだ。この恰好だけの鼓打ちは実際に音は鳴らしていない。これは断言する。というのもあんな打ち方で音が鳴る筈がないからだし、組まれた楽器も鳴るようには見えない。

本題はこれからだ。
あなたは小鼓の構えを知っているだろうか。実際に構えをしてみてもいいし、恰好を想像してもいい。

おそらくそれはこうだ。
左手を左肩のところに持って行き、右手を左肩に持って行って打つ恰好をしていないだろうか。左利きの人は逆の可能性があるが、右利きの人ならまず間違いなくそう構えている。私が鼓を習っているという話をすると構える恰好をする人が多いのだが、今まで 100% の人が左肩に担ぐ構えをした。「今でしょ」の林先生もそうだった。

残念ながら不正解である。
いろいろ考えてみたのだが、無意識に右手で打とうとしているのだろう。右手を自由にするために左に担げようとするのではないかというのが私の推測だ。
小鼓はそれでは打てない。左手で縦調べという裏皮と表皮を締める紐を握り、右肩に載せる。右手は肩から肘が動かないようにしつつ表皮を打つ。上記の CM の鼓の構えは一応合っている。そういう意味では誰かが正しく指導しているのかもしれないが、打ち方が駄目である。基本ができていないので一瞥して鳴らないとわかる打ち方である。
最近の雛飾りは簡略化されているので五人囃子まであるのはそうないかもしれないが、五人囃子は能の奏者(右から謡、能管、小鼓、大鼓、太鼓)であって、これもきちんとそうなるように飾り付けなければならない。ところが、NHK の古典芸能の番組で紹介された雛飾りの小鼓方は左肩に鼓を担げていた。情けない話である。

このように最近の日本人は鼓の構えを知らない。世界遺産だと言っては騒ぐ割にはユネスコ無形文化遺産に日本で初めて認定されている能のことは何も知らないのであった。

とは言うものの、私の知識も最近仕入れたものなので、あまり他人のことをとやかく言う資格はない。私の歌舞伎の知識は能以下である。
これを機会に自分も含めて少しは日本の伝統芸能に興味を持ってもらえばいいと思うのであった。

TOEIC2013年12月11日 22時00分

16年ぶりに TOEIC を受験したのだった。久しぶりに受験しようと思った直接の理由を書き出すと恐ろしく長くなるので、ここでは鼓とだけ書いておく。何がどう繋がるのかわからないとは思うが。

当時は一年間で三回受験した。スコアが殆ど変化しないのでそれっきりやめてしまった。会社から ¥5,000 の資格手当を貰っていたが、あるときからスコアの有効期間が二年間なのでそれに応じて期限が切られ、貰えなくなった。そんなに能力が上下することはない筈だから受ければ同じくらいのスコアは取れるだろう。受けてもよかったのだが、面倒でそれっきりにしていた。
そのうち試験の要領が変り、リスニング問題ではアメリカンネイティブ以外の話者なども登場するようになり、大阪では年四回ほどしかなかった試験が今では十回もやっている。

当時は試験対策などというものは一切やらず、ただ会場に行って受けるだけだった。TOEIC については実力がわかると思っていたし、ランクで示される自分の実力を見る限りではそれほど外れているようにも思わなかったので、対策勉強しなければ実力が測定できるものだと思っていた。どうやらそれは間違いらしく、受験者の背比べらしいということを最近知った。
というようなこともあるし、今では TOEIC オタクみたいな連中がわんさかいて、満点取るのに血道を上げているという話も聞いたりしている。900点取ってもまともに英語が使えないようなのもいるらしいではないか。
高い受験料を払って実力がわからないのでは馬鹿らしいので気乗りがしないが、会社の英語に関する資格手当は TOEIC だけになってしまったので、手当を貰うには TOEIC を受けるしかない。

で、受験することにした。以前から受けて手当を貰ってもいいなとは考えていたので、数年前に対策本だけは購入していた。買ったまま気が向かないので捨て置いたのだが、今回漸く出番になったというわけだ。今回の目標は 735点以上である。この点数を超えれば手当が一挙に ¥10,000 になるからだ。ある意味ではいい会社である。

というようなわけで受験を決めたのが九月である。最初に悩んだのはいつ受けるかということだった。対策勉強するにも時間は必要だ。しかし、わが家の事情で十二月なんかに受けるわけにもいかず、といって年明けというのも先が長いし、正月が試験前というのも大学受験でもないのに落ち着かず、そんな正月は厭である。というわけで決めた直後で一番早く受験できる先月の試験を受けた。

最初はその購入した対策本をやっていた。しばらくした頃に以前同じ職場で仕事をしていた翻訳者から突然メールがやってきた。返信に TOEIC を受験することを書いたらいろいろアドバイスしてくれた。対策本の対策とともに彼女のアドバイスにも従い、週に一度は模擬試験をすることにした。当初は一度しか模擬試験をやるつもりではなかったのだが、追加で問題集を買ってせっせとやった。本来は英語の上達が重要なのだが、今回だけはスコア(引いては手当)が目標なので英語の勉強は殆どしていない。何でも対策だけで百点上げることは軽いらしいし、問題によっては時間的理由で「問題を読むな」といわれる種類の設問もあり、こうなると英語の能力測定などもうどこかに行ってしまっている。

模擬試験をやっては自己採点して、一喜一憂していた。ある問題集のスコア換算は比較的範囲が狭いが、公式問題集はリスニングとリーディングで上下 200点くらいの大雑把なスコアしか出てこない。試験の仕組から当然のようにも思えるが、それではこっちが困ってしまう。
上のスコアだと ¥10,000 の手当は間違いないが、下だと ¥5,000 ということになる。公式でない方の試験のスコアだと 900点近く行くこともあり、そんなに得点すると ¥15,000 貰えることになる。欲張って駄目なら悲しいので、そこは強欲にならない。

ということで試験までの二箇月ほど、週に一度は昼から部屋に籠って模擬試験をやっていた。リスニングより厄介なのはリーディングだ。リスニングは放っておいても勝手に進んでいくが、リーディングは自分で時間配分しなければならないので解答ばかりに専念するわけにもいかず、焦ることになる。実際、時間を気にせずやると両方とも同じようなスコアになるが、本番同様にやるとリスニングの方がスコアが高い。
最初のうちは時間が足りずにやり残す問題があった。対策本のアドバイスと自分なりの経験から最終的に part 5, part 7, part 6 の順に解くことでとりあえずやり残しはなくなったし、マーク箇所を間違えることもなくなった。
対策本もいい加減である。アドバイスによっては「それを聞き取るためにはそれなりの実力がいるやろ」というようなものもあって、無責任だ。そういう意味では単純に対策だけでいいスコアになることはないし、いくらかはまっとうな試験でもあるのだろう。

試験当日、会場に行くとすでに校舎前に多数の受験者が本やら問題集など拡げていた。多少焦るが、何度も言うように今回は英語の勉強を殆どしていないので(そこは自分の実力頼み)慌てたところでできることは何もない。ベンチに坐って持参したチョコレートを食べる。

会場の音声チェックではややキンキンした特性が気になった。もしかすると高音が聞き取りにくい高齢者に配慮しているのかもしれないと考えて諦めることにしたが、それでも多少神経に触る。実際に試験が始まってしまえばそんなことを気にしている余裕はあまりない。
会場はカーテンが閉じられ外の様子がわからない。そのときは外光の影響を考えたが、今思えばカンニングやら問題漏洩対策という意味合いもあるのだろう。

今週の月曜日、オンラインで結果が確認できるようになった。早速見ると 835点だった。後 30点でランク A という惜しい結果だったが、それはすでに書いたように期待していない。それより目標の 735点がクリアできたので一安心という方が大きい。スコアは気にしないと思ったりもするが、思ったよりいいスコアだとやはり嬉しいものである。

以前は 800点を目標にしていたが、あっさり達成してしまった。予想以上のスコアでもあり、一時は目標にしていたスコアでもあるので自慢したくもなるのだが、本来の目標はどうやらもっと先にあるようだ。なので、この程度のスコアで喜んでいてはいけないのだろう。

因みに目標は、自分の仕事を英語まで含めて翻訳者に頼らず完結することである。

Deuter Trans Alpine 302013年11月17日 22時00分

久しぶりの更新である。いろいろあったし、些かというかかなり大袈裟だが人生の転機もあった。

今日はそういう話ではなく現在使用しているバックパックのレビューを書く。

前は Wingnut を使用していた。ファスナーが壊れたのを機に Deuter の Trans Alpine 30 というのを購入した。自転車用のバックパックとして有名なので使ってみることにしてみた。

結論から書くと、本当に自転車用のバックパックか、である。
ポケットは多い。一見収納場所が多くて便利そうである。しかし、自転車に乗っているときであっても乗っていないときでも中途半端な使い勝手だ。ポケットが多ければいいというものではない。

一番よくないのは汗を大量にかくと中のものが湿る。今年の夏は知っての通り記録的な暑さだったので、そういう時期で湿るというのであれば仕方ないと思うが、9月後半だか 10月前半だかの通勤で入れていた本が若干湿ってしまった。これでも自転車用かと思わずにはいられない。
雨のときは底に収納されているカバーをかけて使うようになっているが、これもきちんと雨除けの機能を果しているように思えないときがある。カバーをかけているのに中が湿っていることがある。

他にも肩のストラップの縫製の具合なのか、胸のストラップを閉めないと左側がずり落ちそうになる。

サイドポケットの使い勝手も大きさも Wingnut に遠く及ばない。

結局何が自転車用か理解できないまま一年くらい使用しているような気がする。

別にこのメーカに恨みがあるわけではないが、率直な感想として自転車用としては使えないメーカという印象しかない。二度と deuter を選ぶことはないだろう。

Brompton のポタリングとロック2013年08月24日 17時25分

前の記事にも書いたように 12日、Brompton でサイクリングというかポタリングというかそんなものをしてきた。

家を六時半頃に出かけて電車に乗り、舞子で降りて播磨新宮まで走った。この暑さでは往復も無理だろうし、最近は Brompton の出番もないので走りたいところだけ走るというスタイルにしてみた。

やはり電車には Brompton がいい。今年は三回 NY に出張に行ったが、グランドセントラル駅のコンコースで三回以上 Brompton と一緒の人を見た。NY の話は機会があれば書くことにするが、NY は折り畳みでない自転車でもそのまま電車に持ち込めたりする。ロードバイクを地下鉄のプラットフォームで転がしていた女の人もいたくらいである。それだけで考えれば NY では Brompton にするメリットはそれほどないかもしれない。

それはさておき通勤と違って Brompton はよく走ってくれる。そりゃフルサイズの自転車よりは走らないが、思ったほど走ることについてストレスは感じなかった。

基本的にこれまで通勤でしか使っていないので、途中で停めて用事をするというようなことが殆どなかった。今回は普段使っているワイヤロックで固定した。このワイヤロックは一応ブランドものの 10 mm の太さがあるから、ちょっと足代りに持っていくようなやつには有効だろうが、頻繁にそういうことをするということを考えると不安ではある。今回はあまり長時間自転車から離れることもないだろうということで、そのワイヤロックにしたが、心配性の私はそれでも多少不安であった。というのも、そもそもワイヤは鍵としては役に立つと考えない方がいいらしいという記事を読んだからだ。
Brompton は小さいので簡単に持ち去れる上、車に積み込まれればどこにあるかわからない。そういう意味では普通の自転車以上に鍵の心配をしなければならないような気がする。

今のところ具体的に海外に持ち出す予定はないのだが、いずれは Brompton を連れて海外に行きたいと思っているので、それにも対応しようとすると頑丈な鍵がいいなどと考えるのであった。

というようなわけで検討の結果、Kryptonite の New York Fahgettaboudit というのと KryptoFlex を購入した。

届いて驚いた。
KryptoFlex というのはワイヤだし、今使っているのと同じ太さなので特に驚くことはなかった。これは今のワイヤが長いので、程よい長さのワイヤを入手したいという理由からだった。
問題は Fahgettaboudit だ。U 字ロックなのだが、無闇に太くて重たい。確かにウェブで 2 kg という記載があったのは記憶していた。しかし全体の大きさからするとその重さが半端ではないことが実物を見て初めて理解できた。U 字ロックにも当然仕様があり、ウェブにも記載されている。わからないのは寸法だった。書かれた値が内寸か外寸かの記載がない。さらに調べてみると Q&A のサイトで内寸らしいことはわかった。ただ、現物がないので Brompton に使えるかどうかがわからない。わからないが、U 字ロックはなるべく小さいものを使うのがいいらしいので、半分賭けでこの製品にした。
個人的にはハンドル以外の部分を畳んだ状態でフレームとサドルのレールを U 字ロックで固定し、そこにワイヤで他のものと固定できればよかったのだが、Fahgettaboudit だと内寸の都合でフレームとサドルのレールをロックすることができない。ここでロックできれば前輪を畳んだ状態で固定できるので、前輪を外すこともできなくなる。その U 字ロックでそのまま所謂「地球ロック」できればまず盗まれることはないだろう。
Fahgettaboudit だと後輪を畳んだ状態で、フレームと後輪のタイヤはロックできる。これとワイヤを組合せればそこそこのロックはできるだろうが、すでに手持ちの U 字ロックでフレームとサドルレールを固定すればとりあえず最強なような気もする。U 字ロックの欠点は柔軟性がないことだ。固定する対象の位置と大きさが常に同じとは限らないので U 字ロック 2本が最強だが、地球ロックできなければ Brompton は普通の自転車以上に持ち去られる可能性が高くなる。当分はいろいろ試行錯誤することになるだろう。

Fahgettaboudit はクロスバイクの前輪とフレームのロックにも使えるので、Brompton 専用とは考えていないが、私の乗っているような安物の自転車を売ったり部品取り目的で盗むようなやつもいないだろうからクロスバイク用としてはあまり出番はないかもしれない。