長財布と年収の関係2013年02月17日 00時15分

このところこの関係が話題である。私の場合、どうやら金持ちにはなれないらしい。

そもそも私は長財布が嫌いなのだ。理由はいくつかある。

•ズボンの後ろポケットに財布を入れない
•長財布を入れられる種類の服を着ることが殆どない
•自転車乗りに長財布を使う状況が滅多に出てこない

これには取って付けた理由もあるが、長財布を使わない一番の理由はズボンの後ろポケットに財布を入れないというところにある。ここに財布を入れる日本人の男は多いが、私には無用心な気がしてならない。実際財布が飛び出しそうになっていることもあるし、技術がない掏摸でも比較的簡単に抜き取れそうだ。
長財布は背広の内ポケットに入れるべきものではないのかと思う。個人的にはズボンのポケットに手を突っ込んでいれば財布を常に確認できるので前ポケットが安心である。腕のいい掏摸は掏摸とわかっていてさえ並ばせてある警官の間を縫うように歩くだけで警官らの嵌めている腕時計やら何やら持って行ってしまうらしいから、前ポケットでさえ安全ではないが、最近は腕のある掏摸がいなくなったのでそういう心配も無用であろう。

前ポケットに長財布は入れられない。入れられないことはないだろうが、それだと坐れない。さらに問題は夏だ。年中背広の人はいいが、夏は普通上着を着なくなる。すると忽ち財布を収納するポケットがなくなる。繰り返すがズボンの後ろポケットに長財布を入れられることは考慮しない。ワイシャツなど着ていれば胸ポケットがないわけではない。しかしあまり様にならないし、財布が目立って仕方がない。

以前は通勤に背広を着ていたこともある。今では背広を着ることは年に数えるほどしかない。片道 30 km の自転車通勤に背広は適当な服装ではないばかりか背広を傷めるだけだし人間の方も大変である。というようなことから、いつもはラフな恰好をしているので長財布を入れるような場所もないし、汗塗れの人間が長財布を持っていても様にならない似合わない勿体ない。そもそも普段そんなに大金を持ち歩かないのであった。

というような理由があって私は折れる財布を愛用してきた。ついこの間までは十年以上になる財布を使っていた。これが汗なんかで中がねちょねちょくっつくようになって不快なので、ミッレフォッリエ というくるくると折りたたむ財布に替えた。概ね気に入っている。唯一気に入らないのは開いたり閉じたりしているうちに札が少しづつ出てきて端が折れたりくちゃくちゃになったりすることだ。札はそんなに多く入れられるようには設計されていない。もしかすると少しの紙幣が入れられる小銭入れというコンセプトなのかもしれない。これが一万数千円くらいなので、私の年収は 300万円以下が適当らしい。それではとても生活できない。

今の財布が小銭入れなら、普段持ち歩かないにしても札入れとしての長財布を持っておき、必要なときには携帯すべきなのだろうか。逆に背広を着ているときに小銭入れみたいな財布しか持っていないというのはそれはそれでみっともないとも言えよう。
入社数年というような世代ならともかく、悲しいかな最早初老に分類されたりもする年齢になってしまっているのであった。

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