Brompton のポタリングとロック2013年08月24日 17時25分

前の記事にも書いたように 12日、Brompton でサイクリングというかポタリングというかそんなものをしてきた。

家を六時半頃に出かけて電車に乗り、舞子で降りて播磨新宮まで走った。この暑さでは往復も無理だろうし、最近は Brompton の出番もないので走りたいところだけ走るというスタイルにしてみた。

やはり電車には Brompton がいい。今年は三回 NY に出張に行ったが、グランドセントラル駅のコンコースで三回以上 Brompton と一緒の人を見た。NY の話は機会があれば書くことにするが、NY は折り畳みでない自転車でもそのまま電車に持ち込めたりする。ロードバイクを地下鉄のプラットフォームで転がしていた女の人もいたくらいである。それだけで考えれば NY では Brompton にするメリットはそれほどないかもしれない。

それはさておき通勤と違って Brompton はよく走ってくれる。そりゃフルサイズの自転車よりは走らないが、思ったほど走ることについてストレスは感じなかった。

基本的にこれまで通勤でしか使っていないので、途中で停めて用事をするというようなことが殆どなかった。今回は普段使っているワイヤロックで固定した。このワイヤロックは一応ブランドものの 10 mm の太さがあるから、ちょっと足代りに持っていくようなやつには有効だろうが、頻繁にそういうことをするということを考えると不安ではある。今回はあまり長時間自転車から離れることもないだろうということで、そのワイヤロックにしたが、心配性の私はそれでも多少不安であった。というのも、そもそもワイヤは鍵としては役に立つと考えない方がいいらしいという記事を読んだからだ。
Brompton は小さいので簡単に持ち去れる上、車に積み込まれればどこにあるかわからない。そういう意味では普通の自転車以上に鍵の心配をしなければならないような気がする。

今のところ具体的に海外に持ち出す予定はないのだが、いずれは Brompton を連れて海外に行きたいと思っているので、それにも対応しようとすると頑丈な鍵がいいなどと考えるのであった。

というようなわけで検討の結果、Kryptonite の New York Fahgettaboudit というのと KryptoFlex を購入した。

届いて驚いた。
KryptoFlex というのはワイヤだし、今使っているのと同じ太さなので特に驚くことはなかった。これは今のワイヤが長いので、程よい長さのワイヤを入手したいという理由からだった。
問題は Fahgettaboudit だ。U 字ロックなのだが、無闇に太くて重たい。確かにウェブで 2 kg という記載があったのは記憶していた。しかし全体の大きさからするとその重さが半端ではないことが実物を見て初めて理解できた。U 字ロックにも当然仕様があり、ウェブにも記載されている。わからないのは寸法だった。書かれた値が内寸か外寸かの記載がない。さらに調べてみると Q&A のサイトで内寸らしいことはわかった。ただ、現物がないので Brompton に使えるかどうかがわからない。わからないが、U 字ロックはなるべく小さいものを使うのがいいらしいので、半分賭けでこの製品にした。
個人的にはハンドル以外の部分を畳んだ状態でフレームとサドルのレールを U 字ロックで固定し、そこにワイヤで他のものと固定できればよかったのだが、Fahgettaboudit だと内寸の都合でフレームとサドルのレールをロックすることができない。ここでロックできれば前輪を畳んだ状態で固定できるので、前輪を外すこともできなくなる。その U 字ロックでそのまま所謂「地球ロック」できればまず盗まれることはないだろう。
Fahgettaboudit だと後輪を畳んだ状態で、フレームと後輪のタイヤはロックできる。これとワイヤを組合せればそこそこのロックはできるだろうが、すでに手持ちの U 字ロックでフレームとサドルレールを固定すればとりあえず最強なような気もする。U 字ロックの欠点は柔軟性がないことだ。固定する対象の位置と大きさが常に同じとは限らないので U 字ロック 2本が最強だが、地球ロックできなければ Brompton は普通の自転車以上に持ち去られる可能性が高くなる。当分はいろいろ試行錯誤することになるだろう。

Fahgettaboudit はクロスバイクの前輪とフレームのロックにも使えるので、Brompton 専用とは考えていないが、私の乗っているような安物の自転車を売ったり部品取り目的で盗むようなやつもいないだろうからクロスバイク用としてはあまり出番はないかもしれない。

iPad mini2012年11月23日 22時45分

iPad を家から持ち出したことが殆どないので、便利だとか不便というようなことはわからない。電車で立ちながら iPad を使っている人を何度か見たことはある。そこまでして使うものか。
ただ、iPad mini を持ち出すと便利そうな気はする。そう言って iPad mini を買うつもりは毛頭ない。そんなことをする前に私の持っている携帯デバイスを整理する必要があるだろう。

iPhone はいらない。小さな文字は老眼に厳しい。これを iPad mini に置き換える。電話はあまり使わないので持たなくてもいいようなものだが、流石にそうも言っていられないので何か持つ必要があるだろう。ところが今では簡単携帯もスマホだ。テザリングと通話だけができる携帯電話というのがあればそれにしたいが、そういうのは聞いたことがない。
そう言えば NTT.com の 050 だかの電話サービスがあったのを思い出した。あれならマイクとスピーカのある iPad mini なら電話でなくても、それをデータ回線契約すればいいかもしれない。で、家で iPad か。

解約のことなど考えなければそんな妄想もいいかもしれない。でもまあ順当に考えれば、mini だけで携帯の代りもさせるとなると難しい場面も出てくるだろう。自転車に乗っているときなどに使用するデバイスとして mini は適当でないことは多そうだ。電車なんかだと mini はいいような気がする。

ということで mini も持ったとすると、今度は余るデバイスが出てくるのは容易に想像がつく。取り回しがいいからというので家でも mini を使うことが多くなるかもしれない。となると何かが余ってきて結局、そんなにデバイスは必要ないことになりそうだ。
いつも持ち出す端末ということで考えると、mini より iPhone ということになるだろう。それなら結局、家で iPad を使っているので、今のままでいいということになる。なぁんだ。

まあ何でも Apple の製品が出たら買えばいいというほど懐が暖かいわけでもないし、信者というほど入れ込んでいるわけでもないので、そこまで色んなものを揃えることもないのであった。

うちの母親に iPhone を持たせているが、操作性やら画面の大きさ、その他もろもろを考えると、どこでも持ち歩くのは iPhone、家では mini というのがいいかもしれないとは思う。もともと母親には iPad がいいのではないかと考えていたが、ああいうものに興味がないので今まで買わないできた。重量、大きさ、価格なども考慮すると、iPad よりは mini の方がいいのかもしれない。

ということで霧の香港と Philip Glass2012年03月10日 23時59分

Philip Glass Glassworks/Simply Salsa
1日から 4日までの日程で香港に遊びに行ってきた。
写真の日付を見ると前回香港に行ったのは 2007年 11月である。ただし、このときは澳門の帰りに経由した程度で、その前となると 2004年の旧正月だ。そのときもメインは澳門でついでに一泊した程度だった。それも宿泊した夜から熱を出し、翌日の飲茶には行けず、それどころか SARS が流行して騒ぎになっていた時期だった。そんなときに熱を出したまま帰国できないので嫁に解熱剤を飲まされて何とか帰ってきたという有様だった。関西空港にも非接触式の体温センサが設置されていたので無理やりの平熱ではあったがびくびくしながら入国したのを憶えている。
そのときですでに 8年前になるし、友人だった香港人の大学卒業式に行った頃となると 10年かそれ以上前の話になるかもしれない。かなりな久しぶりである。

今回香港にしたのはいくつか理由がある。
円高である。かなり長い円高で貿易輸出国としては厳しいが、旅行者としてはありがたい円高のうちに行っておこうというのがある。それと休める日程から考えると台湾か香港、澳門くらいしか行けるところがない(わが家で韓国は選択肢にない)。個人的には澳門でもいいが、上にも書いたように澳門メインで行っていたので嫁がまともに香港に行ったことがなく、香港に行きたいというようなことをちらっと言っていた。そのため澳門は断念して香港にした。台湾は最後の海外旅行が台湾だったので、悪くはないが実質的に久しぶりの香港を選択した。

ということでかなり様子の変っている部分もあった。
今回の旅行で心配だったのは天気だった。いつだったかインストールした香港の天気予報の iPhone アプリで半月くらい前からチェックしていると、いつも曇りだの雨だのという鬱陶しい天気ばかりだった。Facebook で香港行きを宣言すると別の友人が来たら会おうと言ってくれたので、直前に訊いてみると大した雨は降っていないということだった。それを信用して行ってみたら霧の香港だった。
確かにアプリの天気予報も霧がどうたらとか書いてあったので嘘ではないが、そんな香港を見るのは初めてだった。高層ビルの上の方は霧だか雲だかで見えなかったりする。因みに Yahoo! の天気などは晴れだの雨だの書いてあってあまり適切な予報ではなかった。結局比較的晴れたのは僅か一日だけで、後はすっきりしない日が続いた。

澳門のついでの香港以外、香港メインで行ったのは最低でも 3回ある。正確に何回行ったかはよく憶えていない。最初に行ったのは返還の年の10月頃だったように思う。私も香港は単なる普通の旅行者でしかないが、それでも一般の旅行者からすると普通ではない経験もしている。上記の香港の大学卒業式に参列したというのも普通の旅行ではできない経験のひとつだ。非合法なことをしたというような話ではないので、書けないことはない。しかしまあ、人にはいろいろ事情というものがあるのでとりあえず書かない。いずれ書くかもしれないが。そういう意味では私にとって特別かつ感慨深い旅行地である。

今回初めてペニンシュラに滞在した。香港のホテルといえば真っ先に思い起される伝統と格式のホテルだ。最初に行った頃はペニンシュラと港の間には道路くらいしかなかったような気がする。今では美術館だかホールだかもあるしプラネタリウムになんちゃらというホテルもある。影が薄くなったような印象もしないでもないが、ペニンシュラのサービスは今まで経験したことがないものだった。また次も泊ろうという気にさせられるホテルであった。

それはそうと部屋に 2枚 CD が置いてあった。1枚はサルサだった。これはこれで、なんで香港でサルサかと言いたくもなるが、まだ一般的なジャンルなのでわからないでもない。ところが驚いたのがもう 1枚だった。Philip Glass の Glassworks だった。ダイワハウスではないが「なんで Philip Glass なんだ」と言いたくもなるディスクだ。あまり真面目に見ているわけではないが、Facebook で彼の情報をトレースはしている。それでも、まさかそんなところに CD があるなど予想すらしていなかった。今回最大の意外な香港だった。彼が宿泊した部屋だったんだろうか。

長くなったので続きはまた。

一年で最高の日、最低の日2011年12月21日 20時30分

ついに年間自転車走行距離が 10,000 km を超えた。別に今年の目標でもなかった。何しろ 10,000 km を意識し始めたのは先月末のことだった。月末時点で総走行距離が 9,000 km を超えていたので、この調子なら 10,000 km が狙えるのではないかと思ったのがきっかけだった。

去年の12月は天気がよくない日が多かったので、今年は目途が立つまでは気が気ではなかった。12月は飲酒の機会も多くなるので、それで乗れない日が増える可能性だってある。一番心配だったのは14日の天気だった。来週まで考慮すれば14日が雨でも何とか達成できないことはない筈だが、そうはいっても雨が続いたりするとたちまち距離が伸びなくなるし、年末は予想外の予定が入ったりすることもあるので、乗れなくなることだってないとは言えない。天気予報は直前まで雨だと言っていたが、当日になって雨の予報がなくなってほっとした。

年間 10,000 km 走る人がどれくらいいるのかわからない。前の職場で片道 30 km 以上という人が二人いたらしい。そういう人らは年間 10,000 km に十分届く距離を毎日走っている。プロショップに出入りしている人の中にはもっと走っている人もいるだろうし、私の行きつけの店にも私と似たような距離を自転車で通勤している人がいるらしい。そう考えると百人やそこらでないことはわかる。かといって根拠があるわけではないが、何万人もいるようには思えない。車でもなかなかそれだけの距離を走ることはない。私も以前車を所有していたが、そんなに遠出するわけでもないので年間 10,000 km などとてもではないが届かない。車ですらこれだ。自転車となるとなおさらである。

そう考えると凄いことのように思えてくる。決して前代未聞というわけでもましてや世界記録でもないが、ちょっとやそっとで出せる記録でもない。地道に走って初めて到達する。こう走れば 20 km 走っただけで 30 km になるというような魔法があるわけでも当然、ない。
そういう意味では人生初めて他人に大きな顔をして自慢できる記録のような気がしている。私ができたのだからその気にさえなれば誰にでもできるとも思っているが、その気にならない人が殆どなのも事実だし、私にしても片道 30 km という通勤距離があってこそ成し遂げられた記録だ。
片道 10 km くらいの通勤距離にわざわざ毎日 40 km 余計に走って 10,000 km 達成しようとも思わない。そもそも、これまで一切自転車通勤をしていなければ「片道 30 km の自転車通勤」に現実味を感じなかっただろうし、そうであれば 30 km もの距離を自転車で走ろうとは決して思わなかったに違いない。自転車に乗れる人なら誰でも達成できる可能性があることは確信しているが、実現するとなると話は別だ。

これが 9,500 km だったらどうか。10月末に書いたように今の職場に通い始めてから一年の走行距離が 9,900 km だった。距離にして僅か 100 km 程度のことだから、自分自身としてはその差にそれほど大きな意味があるわけではない。9,000 km だってそうそう簡単に走れる距離ではないからだ。しかし、それではアピールする度合いがまったく違うのだった。一位と二位の違いくらいの差はある。

というようなわけで今日は今年最高の日になった。

と言いたいところだが、熱が出たのだった。朝、蒲団の中でやけに暑いところから気になっていた。冬蒲団になるとたまにそう感じることがあるのでそうだと思っていた。ただ、気になるのは腹が緩いことだった。家を出て走り始めると何か寒い。腹を冷やすとよくないだろうと思って首周りを保温する。なぜか膝も痛い。無理しないように心がけてきたつもりだったが、10,000 km で頑張りすぎたのか。さらにいつものように走れない。この辺から何やら厭な予感がしてくる。
自分の席にいると寒気がする。暖かいものを頻繁に飲んで体を温める。事務所が温まってくると寒気は落着いたが、本格的に体が火照っている。間違いなく熱だ。だるい。ぼーっとしてくる。このままいても仕方がないので、昼から帰ることにした。本格的に熱があるので、かなり憂鬱である。週の初めなら自転車を置いて帰って一日休んだとしても明後日には乗って帰ることができる。ところが今週は明日が週末だ。明日出勤しなければ 5日間職場に自転車を放置しなければならない。嬉しくないが乗って帰ることにする。

最高なんだか最低なんだかよくわからない一日なのだった。

BB 交換とクレジットカード番号2011年08月12日 19時45分

というわけで BB を交換してもらった。これまでで 400 km ほど走っている。
ついでというか、時期でもあったので散髪をしてから自転車屋に行く。散髪屋が自転車屋の行く途中(若干寄り道ぎみだが)なので、Brompton で散髪に行き、そのまま自転車屋へ。
10 km 程度なら普段の通勤で走っているが、15 km は Brompton で初めての距離だ。前から書いているように転がらないので 15 km は結構遠い。今の Brompton で家から職場までは無理だ。
昨日は当初クロスバイクで行く予定だったが夕方というか夜に雨が降る予報だったので、Brompton にした。一昨日走ったときに朝から気温が高くて熱中症になりそうだったというのも少しはある。結局帰りは雨に遭わずに済んだが、電車に乗っているときに通り雨が降っていた。
休み前で気分的に余裕があることもあって、新しいルートを試してみることにし、職場から伊丹まで走ってみた。これが駄目だった。どうにも楽しくないのである。これなら普段走り慣れている経路で猪名寺まで走ってそこから電車に乗る方がよほどましだ。一駅だけのことなのに経路が違うとこうも楽しさが違うものかと驚いた。都会だからかというと宝塚も似たようなものだが、こちらは嫌いではない。

話を戻して BB である。交換して走った感じでは、期待のしすぎだったかもしれない。ただ、巡航は劇的ではないけれども楽になった。踏み込んだときのロスも減っているようだ。来週以降の通勤が楽しみである。もう少しカスタマイズしてもっと転がるようになってくれるともっと楽しいだろう。

話は違うが、クレジットカード会社から電話がある。また何かの売り込みか、鬱陶しいなと思っていたら、昨夜オンラインで何かの決済に失敗したようだが、何かしたかという電話だった。昨夜は何もしていないことを告げると今のカードを無効にして新しい番号でカードを発行するということだった。先月下旬に買物はしたが、それ以降していない。どこから漏洩したのだろうか。家の PC からだと難儀なことだ。どこかのサイトが情報を盗まれたりしたのであればそれはそれで困ったことだが、自分に落ち度があるわけではない。先月上旬に海外のサイトで買物をしたが、そこはこれまで何度も使っているところなので、それで漏れたとは考えにくい。後は楽天くらいなもんだが、楽天はショップにカード情報が流れることはないと聞いたことがある。どこかのサイトにハッカーが侵入してカード情報を盗んだというようなことなのだろうか。
いずれにしてもオンラインのカード決済は比較的簡単にできるので、便利な反面セキュリティ上の不安は大きい。自分に落ち度がなければ自分で費用を被る心配がないのはいいが、もう少し何とかならないものだろうか。

ということで10日ほどカードが使えなくなるのだった。面倒は毎月の引き落しが 2件あるので、切替をしなければならないことだ。

体重のジェットコースター2011年04月02日 09時30分

このところ体重の増減が激しい。
基本的には減少傾向にあるが、週末などに増加して平日に落ちるという傾向だ。
ところが今週は 2回宴会があったため、平日の増加もあった。大抵の場合、飲むと体重が 1 kg は増加する。食べたりないと思ったときはあまり増加していないが、そうでなければ 1 kg は確実だ。場合によっては 2 kg だったりすることもある。
これは自転車にのらない影響もあるだろう。

ただ、以前は減少が少ないため、こんなことにはならなかったが、ここ数週間、前回書いたように自転車の乗り方を変えたことが影響しているのか、減少が激しいため振幅が激しいのだった。

腹と尻2011年03月11日 23時05分

今日の地震ではうちの職場も揺れた。
帰宅後 TV を見ているが津波の威力を改めて思い知る。地震も怖いがそこらじゅう総なめにする津波はもっと恐ろしい。地震の被害がなくても水が多い尽くす。車やコンテナはもとより家までさらってしまう。「所有する」という概念を無化する光景だ。さらに津波は消防や救援も阻むのだった。

昨夜たまたま久しぶりに iPhone の「今日の地震+」を見たら「三陸沖」という文字がずらりと並んでいた。一昨日も同様だった。凄いことになっているなぁと思っていたら、この地震だ。さらに被害が拡大しないことを祈ると言ったところで津波で近寄れない場所は拡大せざるを得ないのだろう。

この一週間ほど前から、また非常食の補充と簡易トイレの購入をしなければならないと思ってウェブを検索しているところでもあった。無意識の予知能力でもあるのかと思ったりもするわけだが、本人が気がつかないようでは予知能力といえるかどうか甚だ心許ない。

話は変って。
今日は久しぶりに体重が 70 kg を切った。一年 3箇月ぶりくらいである。どういうわけか今週だけで 2 kg ほど落ちている。理由がわからない。腹周りは何となくすっきりしたようだし、内臓脂肪レベルの数値が 1.0 減少した。そのこと自体は喜ばしいことだ。

朝から脚の調子が出なかった。風向きによるものなのか、体調その他の影響によるものなのかはよくわからなかった。大体雪がちらつくとは何ごとか。もしかすると体重の減少と関係があるのだろうか。
帰りも同様に駄目だった。

一番駄目なのはここ数日、自転車に乗ると尻が痛い。これまでも多少痛いことはあったが、ここまで痛いことは最近なかった。これまた理由がわからない。もしかすると体重の減少で尻の肉が減り、骨とサドルで圧迫される面積が減ったことで痛みが増しているのかもしれない。

いい面はそのまま悪い面にも直結しているということか。

というようなわけで被災地域の人にはただただお見舞い申し上げる次第です。

冷え性対策2011年01月30日 00時50分

前回書いた、最近汗をかく量が増えたということであることに気がついた。

つまりこうだ。
暖かくもなっておらず、着ているものに特に変化がないのに汗をかくようになったということは考えられることは以下のことだ。

・体質が変化した
・下半身で放熱できず戻ってきた血が上半身を暖めた

体質が大きく変化するようなことは何もしていない。となると下半身で放熱できなかった熱が上半身に回ってきたと考えるのが順当だ。そういう意味では「着ているものに特に変化がない」というのは正しくないが、上半身に関しては特に変化はない。

確かにハイテクパッチを着用しはじめた頃から汗の量が増えているような気がする。

そもそも自転車に乗る以前は暑がりの寒がりというどうしようもない体だった。今の時季に出勤する日は外出の際には下着も含めて上は 5枚着ていた。それが今ではたった 2枚、それもドライの T シャツとウィンドブレーカくらい、電車の場合でも間にフリースのようなものが追加されて 3枚になるだけである。この電車が曲者で、10分も歩けばじんわり汗をかく。15分も歩けばじんわりとはいえないくらいだ。
寒さに強くなったというのもあるかもしれないが、それ以上に発熱量が増加しているのに違いない。

発熱源の大半は太ももに間違いない。太ももには一番大きな筋肉がある。ダイエットしたければここの筋肉を増やして消費カロリーを増やせとは最近よく言われることだ。そのために有酸素運動のジョギングというのが一般的な話の展開だ。ここで自転車にならないのが残念だが、私の場合は自転車でここの筋肉が増加し、それが発熱量の増加に繋がっている。着衣の枚数が減っているのは体全体の代謝量が増えているということもあるだろうが、太ももが効いているのではないだろうか。その量の多さが今回のハイテクパッチで明らかになったような気がする。
このタイツがないと、脚で生産された熱が脚から放熱されてしまうため上半身まで行かず、それほど汗をかかなかった。ところがタイツによって脚から放熱される量が減ったので、血液の温度が下らないまま上半身に戻るようになった。上半身は余分な熱が入ってくることになったため汗の量が増えた。
こう考えると辻褄が合ってくるし、矛盾なく説明できる。

逆に言えば寒がりは下半身を露出するとか、下半身の薄着をするのは自ら寒くしているようなものだということになる。
太ももを鍛えて筋肉量を増やせばダイエットにも効果があるだけでなく冷え性対策にも有効である可能性が高い。ここで脚が太くなると誤解してはいけない。マラソン選手の脚を見よ。太い者は誰一人としていない。自転車でもジョギングでも有酸素運動で鍛えれば太くならずに筋肉が増える。

冷え性で悩んでいる人は是非脚の筋肉をトレーニングで増やしてもらいたい。楽だからと電動アシスト自転車なんかに乗っている場合ではない。冷え性対策にもなるし、ダイエットにも効果があるのだ。そればかりか老化対策、骨の量も増えるだろうから骨粗鬆症対策にだってなる可能性もある。
せいぜい自転車に乗って太ももを鍛えていただきたい。

ただし、私の場合困っていることがある。発熱量が増えたのはいいのだが、蒲団内の温度が自己発熱で高くなるため暑くて堪らない。昔は蒲団用のコタツを使っていたりした。今はそんなもの不要だ。逆に使えば寝ていられない。最初の数分さえ我慢すればすぐに暖かくなり、そのうち暑くなってくる。

太もも恐るべし。

Postfix でリストを使う2010年11月27日 17時00分

Postfix でリストを使うのは、本来そんなにややこしいことはない。
いくつか方法があって /etc/aliases に書く、.forward を使用するなどいくつかある。

ただし、バーチャルドメインを使用すると話が簡単ではなくなる。
先月いっぱいかかってメールサーバを立上げ、今月 7日に本稼動させた。ところがリストを使って送信しようとするとエラーになる。

あれこれしてみて結局わからないので、気にし続けていたのだが、結局随分放置することになった。
今日、腰を据えて調べてみた。

大規模な組織でもない限り、メールサーバを複数運用することはない。なのでメールアドレスのドメインは組織のドメインに一致する。
例えば example.com という組織のメールアドレスは aaa@example.com というような感じになる。

それぞれのユーザにシェルアカウントがあればローカルアドレスとして処理されるし、リストが必要であれば /etc/aliases にリストの名前にコロンと転送アドレスを並べることで簡単なリストが作成できる。

ところが最近ではメールアドレスを発行するのにシェルアカウントを作成するようなことは一般的ではなく、バーチャルドメインにメールアカウントを用意することでユーザにアカウントを配布するのが普通だ。

うちのサーバもそうしてある。ところがバーチャルドメイン上でリストを作るのは Postfix ではそう簡単ではない。/etc/aliases にバーチャルドメインのリストを書いても存在しないアドレスとして認識され、エラーになる。
一番簡単なのはバーチャルドメイン用のエイリアスファイルに直接転送先を書いて転送する方法だ。数人程度のリストであればそれでもいいが、数十人というような規模になってくるとファイルの維持・管理が大変になる。さらにエイリアスファイルでは転送先にプログラムを指定できないという問題もある。これはバーチャルドメインにリスト用のアカウントを作成し、そのホームディレクトリに .forward を書いて転送するという手が使えないという問題もある。このへんの管理に関して qmail は区別がないので楽だった。

仕方がないので最初に取った手はリスト用のシェルアカウントを作成することだった。それでもうまくいかなかった。
いろいろ調べてみると設定が間違っていた。忘れないためのメモとして記録する。例によって内容の保証はしない。うちの対策はexample.com で説明を続ける。

ポイントはホスト名とドメイン名の扱いだ。

ホスト名を mail.example.com、バーチャルドメインを example.com とすると postfix の設定ファイル main.cf の抜粋は以下のようになる。

myorigin = /etc/mailname
myhostname = mail.example.com

mydestination = $myhostname
virtual_mailbox_domains = $myorigin

こうすることで example.com をバーチャルドメイン、mail.example.com をシェルアカウント用(本来は不要だが)として受信できるようになる。mail.example.com 宛もバーチャルドメインとして配送したい場合はこの手は使えない。どうすればいいかは調べていないし、考えてもいないので、その回答を探してきた人には残念ながらヒントすら提示することはできない。

さらに、バーチャルドメイン用のエイリアスファイルにリストのアドレスを記載する。

list1@example.com list1@mail.example.com
list2@example.com list2@mail.example.com

というような具合だ。これでバーチャルドメイン宛のリストメールがシェルアカウントに転送され、シェルアカウント側でリスト処理することになる。スマートとは言えないがそういう制約になっているのだから仕方がない。
後は /etc/aliases にリストをだらだら書くか(これではわざわざこうした意味がないが)、リストユーザのディレクトリに .forward ファイルを書くかはそれぞれのやり方になる。
/etc/aliases にリストを書かず、渡すプログラムを書くというやり方は有効な方法の一つである。

とりあえずリストがないと不便なので、暫定でリストのホームディレクトリに .forward を置いて転送先アドレスを列挙した。

わが家は本来11月だと大掃除を開始している時季である。他の用事やらこの問題もあって個人的にはまだ大掃除を開始していない。上記の設定をやるところまでで今年のサーバ管理は打ち止めとなる。

「スパム」という手法2010年10月27日 22時40分

Yahoo! のニュースを見ていたらロシアでスパム業者が摘発されたという記事があった。
一日 500億通というからすさまじい量のスパムだ。

そこが摘発されてスパムが減るのは結構だが、結構でないのは記事を書いた読売新聞だ。記事には以下の文章がある。

「同社は、受信者の同意なしに営利目的メールを大量に送る『スパム』と呼ばれる手法で、バイアグラの模造品などの購入を呼びかけ、地元紙によると米欧などで過去3年半に1億2000万ドル(100億円)強の売り上げをあげた。」

今日、久しぶりに管理者宛メールボックスにアクセスして呆れたばかりである。4000通近いスパムがあった。それの大半がバイアグラ関係だ。そんなにバイアグラばかり売られても体は一つしかないのだった。そういうようなわけでこれでバイアグラのスパムが減るのであればこちらとしては喜ばしい。

スパムは手法なのか。

迷惑メールそのものがスパムなのであって、スパムを送信するのに手法もへったくれもない。スパムという手法で送られたスパムとスパムでない手法で送られたスパムは何が違うのか。
馬鹿も休み休み書いてもらいたい。マスコミの不勉強、アナウンサーの間違った日本語はますます酷くなっているような気がする。