年末年始関係2012年01月04日 22時45分

新年おめでとうございます。本年もよろしくご贔屓ください。

この年末は前にも書いたように窓の掃除をする気にならず、いつものような大掛かりな掃除ではなくかなり簡単に済ませた。それもあって時間に余裕ができたので納戸の掃除もしたし、普段していないところの大掃除もできた。次からは窓掃除のやり方を見直そうと考えている。
例えば一年で 1フロア分の窓を完全に綺麗にし、それ以外は今回のように適当に済ませるというようなことだ。全部で 30箇所近い窓をすべて綺麗にすると 40時間程度必要だ。これが今回の方法だと一日でほぼ 1フロア分の窓を掃除できてしまう。

ただ、自分の机は今回もできなかった。

カレンダーは駄目だった。今年のカレンダーはもともと諦めていた。写真の枚数が揃わなかったからだ。ところがひょんなことから作ることになり、年末年始で制作した。ひょんなことからというのはこういうことだ。

11月に嫁の友人の結婚式が沖縄であった。それに夫婦で出て欲しいと言われたので、行ってきた。今年撮った纏った写真はこのときの写真しかないが、これで結婚式と披露宴以外の写真でカレンダーを作るだけの枚数がないので諦めていた。
撮った写真の気に入ったのを嫁が選んで紙焼きし、本人に送ったら残りのデータも送って欲しいということになった。だから言わんこっちゃない。私は紙焼きを送るときに言っていたのだった。「別に DVD 送るのにさして金もかからんし、全部のデータも送ってあげたらどうや」
嫁は私のこのことばを無視して紙焼きだけ送った。すると暫くしてからメールが届いたらしい。「急がないから残りも欲しい」

ということでデータを送るんだったら年末でもあることだし、カレンダーも作って送ろうと思った。ただ、年末はばたばたしていて制作に着手したのが30日だったか31日だったので、間に合わず、完成したのが元日だった。カレンダーのフォーマットは時間がないので去年のものをそのまま流用した。どういうわけか今年は振替休日が多いが、そこらも手抜きしまくって何とか仕上げた。それでも Word なんかでお手軽に作るカレンダーよりはお洒落に仕上っていると思う。

普段のカレンダーなら人があまり写っていないのだが、今回はいろんな人の写真を使っているので公開できない。毎年ダウンロードしてくれている人がどれくらいいるのかわからないが、欲しいという人は一応コメントで問合せてもらえると許可が貰えれば差し上げられるかもしれません(この件についてのコメントは「公開していい」という場合を除き、公開しません)。

続いて自転車である。年末年始は殆ど乗っていない。去年は 10,101 km という記録だった。実際にはメータの調子が悪くて測定できていないものもあるので、もう少しあるが、記録できたものだけということになるとそういうことになる。ただ、私の場合 10,000 km などと目標にしない方がいいようだ。達成感で満足してしまい、気が抜けたような感じになってしまった。今年も 10,000 km などと考えるとちょっとお腹いっぱいな感じもしている。さらに追い討ちをかけるようにこの時季だ。夜明けが遅いし寒い。寒いのは本来大丈夫なのだが、年末に風邪を引いてからお腹を冷やすのに抵抗がある。

10,000 km はお腹いっぱいとはいっても通勤はしなければならないので自転車通勤をすることになるが、気が乗らないのは間違いない。

最後は年賀状である。
今年は年賀状に適当な写真もなく、どうしようか悩んでいた。12月上旬は何のアイディアも持ち合せていなかった。あるとき古いノートパソコンをリサイクルに出すために郵便局に行った。休日用の窓口で順番待ちをしていると横に年賀状のスタンプが籠に入れられて置いてあった。それを見て「これだ」と思った。日を改めて一眼レフを持って郵便局を梯子した。最初は散髪した帰りに数軒寄ってみた。どこもスタンプを置いていない。寄ったのは休日だったからか。仕方がないので別の平日に回ってみる。最初にスタンプを見つけたその郵便局で写真を撮らせてもらってから近くの郵便局を数軒回ってみた。置いてはあるが、シャチハタの風情のないスタンプしかないところばかりだった。最初の郵便局にしても休日窓口の横には普通のスタンプが置いてあったが、通常窓口のところには同様にシャチハタのやつしかなかった。
ということで年賀状用に写真を撮影したのは初めてのことだった。

サポータを買ったのだった2012年01月13日 23時55分

ということでサポータを購入した。
去年の正月に膝を冷やして痛くなった教訓からこの冬は早いうちから厚手のズボンを穿いて自転車に乗っている。大抵はそれで足りているのだが寒いときにはハイテクパッチを穿きたくなるようなときもある。ところがこれがあまりよくない。まず、汗で結構濡れるのだ。さらによくないのがパッチを穿くと暑すぎて汗の量が増えるという問題もある。脚で発生した熱が逃げないで血流に乗って上半身にまで回ってきて全身が暖められるのが原因ではないかと思う。

以前から少しは興味があってたまに探していたサポータだが、パッチを穿かずにすませるために先日からちょっと真面目に探してみた。

商品のレビューなども参考にしつつ最初は別のサポータにしようかと考えていた。ところが複数の商品を比較し、実際に使ってみた人のレビューが Amazon に出ていた(記憶に間違いがなければ)。その人によれば最初に考えていた商品はいまいちで、それよりもザムストの SK-3 というのがいいというので、そのレビューを信用して SK-3 を購入した。

それが昨日届いたので、今日右だけ装着して通勤してみた。

パッケージにもレビューにも「軽い圧迫」とあるが、思ったよりは強い圧迫感がある。尤もサポータを使用するのが今回初めてであって他のサポータについては何も知らないので、その感覚が正しいと思ってはならない。
このサポータ自体には保温機能はないとメーカのサイトには記載されていたので若干不安はあった。皿の部分を囲むようにサポートするので、皿の部分は何もない。なので余計不安だったが、割合厚みがあることもあって膝部分は結構保温されている印象だ。

ただ、暮から続いている膝の痛みはサポータをしていても出たので、私の痛みを緩和してくれるものではないらしい。まあ痛みといっても常時あるわけではなく、何かの拍子に痛むくらいなので、サポータにはあまりその痛みを緩和してもらうことはあまり期待していなかった。それに関して大きな不満はない。
ただサポータということもあり、多少緩和してくれるのではないかという期待も僅かだがあったので、何となく不満には感じている。

薬局で売っているような白い包帯のようなサポータだとサポートがもっと弱いような気がする。さらに自転車で膝をかなり動かしているとそのうちずり落ちてくるような気がするが、それほど軟弱ではないのでしっかりホールドしてくれている感じは強い。それが逆に膝を曲げにくくしているきらいもあるが。

今のところそれくらいの印象である。

自転車関連で言うと今年欲しいものは他にも、グローブ、ヘルメット(今のがそろそろ期限切れになっている筈)、Brompton のアルミシートポスト、Rudy の Exception などがある。
そういえば先日の出勤時に大きな釘を踏んで派手にパンクしたが、空気入れがチューブの口金と直結されるタイプでもっと使いやすいものが欲しいと探していたら、ホースのアタッチメントを売っているらしいので、それが気になっている。

今使っている Rudy の Kalyos がおそらく 5年以上使用していてかなり駄目になってきていることもあってできれば今年は Exception にしたいと思っている。これだと普通の眼鏡を別に持ち歩く必要がなくなるので荷物が減るというメリットもある(あるいは普通の眼鏡を近眼・乱視用から老眼用にすることで使いでが出てくる)。ただ、Kalyos には驚くほどお金を注ぎ込んでいるので、これまでなかなか踏ん切りがつかないでいた。
自転車関連以外でも欲しいものはいくつかあって、あれやこれや全部合せると 20万か 30万くらいにはなるから、なかなか全部買うわけにはいかない。突然どこかから誰かの遺産でお金が到来するというような幸運に恵まれる可能性も限りなくないので、そういうものに期待することもできない。100万あればとりあえず個人的に欲しいものの大半は入手できると思っているのだが。

それにしても次つぎと欲しいものが出てきて呆れるばかりである。

平田信の隠れ家2012年01月15日 00時30分

年末急に出頭して騒ぎになっているが、驚いたことに後から女が出頭して東大阪の高井田に住んでいたという。
メディアは住んでいたというマンションの名前こそ明かさないが、高井田の駅からすぐ近所だというではないか。おまけに女が勤務していた整骨院は放出の近くのようだ。

何が驚いたといって私の自転車の走行経路上なのであった。今の勤務先から自転車で会社に行くときには整骨院のすぐ近所から高井田のマンションの近くを抜ける。間違いなく私の経路は女の生活範囲を突っ切っている。

平田容疑者が出頭して暫くは橿原神宮の駅のカメラに映っていたとかいう報道もされていた。二回近所のスーパーで見たという人が顔を出さずに TV の取材を受けていたが、スーパーの人は別人ではないのだろうか。
それは私にはどうでもいいことだが、あそこは去年自転車で立ち寄ったところである。どこの局だったかわからないが、車で駅附近の様子を撮影して走っていた報道映像は私が走ったときの記憶のままである。

別に自分の生活上は彼らとどこにも何の接点もないが、地理的に接点があるとなるとそれはそれで気になるものだ。

しかし 14年だか 15年だか知らないが、そんな長期間同じ部屋に閉籠もっていたということは、刑務所にいても大して違いはないのではないかという気がする。TV を見られたり、パソコンが使えるというだけでも刑務所と違うかもしれない。女が献身的に匿ってくれるというのも刑務所にはないことだ。しかし毎日狭い家から出られないでいたというのは大して違いは感じられない。それで罪滅ぼしになったのではないかと言いたいわけではなく、狭い家で何年も外出しないでじっとしているというのが今の私には考えられないだけだ。

今月下旬にはまた用事で会社に行くことになっている。その頃にもまだマスコミはうろうろしているだろうか。あるいは以前のようにありふれた下町に戻っているだろうか。

確定申告に行こう2012年01月28日 23時50分

去年、震災関連の義捐金をした人も多いだろう。わが家でも纏まった金額の義捐金を寄附した。

寄附をすると税金が控除されるということを知らない人も多いのではないか。どの寄附でも控除されるわけではないので注意しなければならないが、しかるべきところに一定金額以上を寄附して領収書があれば所得税が控除される。

放送局が頻りに「寄附をしてくれ」と自分のところが集めている寄附の口座を宣伝していた。一般的にこういうところに寄附をしても控除の対象にはならない。あまりそのことをはっきりさせない局もあって感心しなかった。きちんと「所得税控除の対象にはなりません」と説明している局もあった。個人的に好感が持てたのは赤十字を紹介していた民放局だった。自分の手柄にしようという魂胆がなくていいし、控除の対象にしてもらえるからだ。NHK のことは生憎そういう案内を TV で見たことがないのでわからない。

どこの何に寄附すれば控除の対象で、どれがそうでないかまでは調査していないのでよく知らない。ただ、赤十字の震災義捐金口座に送金した領収書があり、それが一定金額(5000円だったと思う)以上であれば、それは確定申告することで所得額から控除され、納付した所得税の一部が還付される。

税金が戻ってこなくても構わないという太っ腹な人はいいだろうが、今の政府になんかできるだけ税金を払いたくないという人もいることだろう。寄附分がすべて戻ってくるわけではないし、「還付」であるから何をどう頑張っても納税した分以上には返してもらえない。それでも 1円でも納税額を減らしたいというのであればいろいろ研究すれば所得税(場合によっては住民税も)の納付額を減らすことができる。

余談だが、以前から冗談半分で政府を二つ造って気に入った方に納税したらどうかと言っている。大阪は府と市で二重行政だから一元化すると橋下は主張しているが、いっそのこと大阪府と大阪市から格上げした第二大阪府を拵えて、気に入った方に納税するようにしてはどうか。両方の自治体が談合というかトラストのようなことをしないとも限らないが、うまくすれば二重であってもよい行政サービスが受けられるようになるかもしれない。そういう自由主義経済みたいなやり方ではうまくいかない部分も出てくるだろうが。

話を戻すと、今回の赤十字の震災義捐金の場合、通常の寄附金よりもより多くの還付が受けられるようだ。私の場合、昔から寄附金を出している団体分もある上、そちらも控除のしくみが変ってどちらの寄附金でどれだけ還付があるのかわからない。その団体分は寄附金額の 40% は還付されるというような話らしいが、赤十字分と併せてもそれほど還付されない。納税額なんかの関係やら上限が影響しているのかもしれない。期待した還付額よりかなり少ないのであった。それでも例年のことを思えば驚くほど還付されることになる。
さらに余談だが、その還付金を見越して以前から買い替えを考えていた Rudy Project の Exception というサングラスを購入したのだった。Exception のことはまた機会があれば書くことにする。

妻帯者で小遣い生活をしているサラリーマン諸氏はこそっとその寄附金領収書と年末調整証明書で確定申告すれば、思わぬ小遣いが手にできるかもしれない。食品の価格にはうるさくても税金のことは何一つわかっていない主婦も多いだろうから、そういうところで小遣いを捻出するのも悪くはない。還付は指定の金融機関で受けられるし、郵便局で現金還付という方法もある。みすみす戻ってくる金を逃すようなことをするくらいなら少し勉強すれば寄附金の金額にもよるが、アフィリエイトでちまちま稼ぐよりよほどほくほくできるかもしれない。

とはいえ結局は自分の金が戻ってくるだけなのであるが。

プリペアドピアノ in Chinatown2012年01月29日 21時18分

映画 Chinatown の音楽は Jerry Golsdmith の作曲である。
少し前まで知らなかったのだが、元は別の作曲家が作った曲がリジェクトされて Goldsmith に回ってきたらしい。
最初に映画を観たときに Goldsmith は編成が頭に浮んだと書いてあった。トランペット・ソロ、4台のピアノ、4台のハープ、ストリングス、グィロ。他にもパーカッションがあったかもしれないが、かなり特殊な編成である。不思議なのは長い間聴いているが 4台のピアノというのがわからなかった。2台はわかるが、どこにそんなに使っているのかと思っていた。
ところがある日、上記の編成では聞かれない音があることに気が付いた。そのとき残りのピアノの使われ方がわかった。プリペアドピアノだ。

プリペアドピアノというのはピアノの弦にいろんなものを挿入したりして音色を調整したピアノのことだ。普通は現代音楽で使われる手法である。

録音まで 10日しかかかっていないということも驚きだが、そんなに余裕のない仕事でプリペアドピアノを使うというのが驚きである。

Goldsmith はアレンジも自分でやる作曲家なので、音楽を付けるところを検討したり作曲したりするだけでも時間がかかる筈だが、さらに編曲もしなければならない。まあ編成が最初に頭にあるくらいだから曲ができたときにはある程度オーケストレーションも仕上っているのかもしれない。ただ、プリペアドピアノは普通のピアノではないので、どこに何を挿入するというようなことは作曲家が指定しなければ作曲家の意図した音にならない。

この辺がいろんな新しい音を作ったり使ってきた Goldsmith の真骨頂とも言えるのかもしれない。ただでさえ、普通でない編成の曲を作るのにプリペアドピアノをどうするかというところまで考えなければならない作業までする時間があるのかどうか。実際あったから映画も公開され、アカデミー作曲賞にもノミネートされたわけだが。