指紋認証2011年11月02日 23時45分

少しづつ身の周りで指紋認証が浸透しつつある。私が実際に利用している(させられている)のは自分の会社の入口の開錠と、勤務先の PC のログインだ。
ところがこれがあまりよくない。

指紋は季節によって変化するらしい。どうも湿度と関係があるようだ。微妙に指の大きさが変化し、それにしたがって皮の張り具合が変化するようで、登録したのと違う季節になると認証に通りにくくなる傾向がある。
私の場合、冬になると指が乾燥するからか、皺のようなものができ、それが指紋のパターンが変化して通りにくくなるという経験をした。

それだけではなく濡れていたりしても駄目らしい。ふやけるという意味もあるが、手を洗ったりして単純に濡れているだけでも駄目だと聞いたことがある。自転車通勤で手袋を使っているが、指のある手袋だと季節によっては指がふやけて照合できなくなることがある。

単純なパターン認識に近いのだろう。自然な変化であっても変化すること自体が登録データから乖離してしまって照合不可能ということになるようだ。そんなことなら目玉の認証の方がましな気がするが、目玉で認証するシステムを導入しているところが周囲にないため、どうなのかわからない。

危うく本題を忘れるところだった。
勤務先の PC を使うときに指紋の入力を要求されるが、照合に成功しているのに「パスワードが間違っています」というような意味不明なメッセージが出て次に進めないことが先日から何回か発生している。一体何がどうなって照合できたにも拘らずパスワードが不一致というような事態に至るのか。

おそらくシステムは照合できるとパスワードまたはパスワードのハッシュをどこからか取り出してパスワード認証に渡すのだろう。それがなぜそういうことになるのだろうか。もしかすると他人のパスワードを間違えて取り出しているというようなことなのか。そんな危ういシステムなのだろうか。

何でもいいが、ユーザを馬鹿にしたようなエラーを出すのはやめて貰いたいものである。

唐草模様の風呂敷2011年11月18日 22時30分

いつだったかうちの嫁とショッピングモールを歩いていたときに唐草模様の風呂敷を売っていた。面白いものを売っているなと思ったら、誕生日にプレゼントされた。もう少し渋い緑色ならまだしも少し派手な緑だった。
唐草模様の風呂敷と言えば昔のステロタイプな泥棒が背負っているのがその包みである。

使わないでいると機嫌が悪かろうと思ったので、作業服を包むのに使っている。バックパックに作業服を裸で入れるとすんなり入らずくしゃくしゃになる。風呂敷でくるむとくしゃくしゃにならずに入れることができるので便利だ。

こんな風呂敷なのであまり他人に見せないようにしている。ところがたまに週末、着替えた作業服を事務所で包むことがあって、その風呂敷を広げることがある。するとそれを見た同僚が食いついてくることがあるのだ。

「何ですか、それは」

と言いながら寄ってきた人もいれば、大笑いされたこともある。結構受けがいいのだった。

AOSS2011年11月20日 12時30分

パソコンに詳しくない人には何のことだかわからないかもしれないが、AOSS とはバッファローの無線 LAN 関係の装置などで採用されているセットアップを簡単にするというしくみの名前だ。セットアップしたい機器で接続を開始してからアクセスポイントやらルータにある AOSS ボタンを長押しすると自動で接続設定が完了するという。

私の記憶ではこれがうまく動作した例が一度もない。バッファローの無線 LAN カードですらうまくいった記憶がない。かなり前のアクセスポイントは当然古いので、しくみがうまく実装されていないか相性の問題(同じメーカ同士でか)があるかもしれないなどとちょっとは大目に見ていたが、一年ちょっと前に買ったアクセスポイントでも同様だ。バッファロー製品で使えないというどうしようもないことになっているし、今日届いた新しいキヤノンのプリンタでも駄目だった。

MP810 というこれまで使っていたプリンタがある日突然意味不明なエラーメッセージを表示して使えなくなったので、新しく買い換えた。プリンタというのはどうもパフォーマンスのよくない製品だ。うちでも一番活躍するのが年賀状の印刷で、それ以外はたまに何かを印刷したり、コピーしたりするくらいで殆ど使われない。

うちは現在使用しているクライアントのノートパソコンが 2台あって、両方から印刷したい。MP810 は USB しかインタフェースがないが、印刷のたびにいちいち接続するというかったるいことをしたくないので、NetHawk とかいうプリンタサーバを介してネットワークでアクセスできるようにしていた。ところがうちの NetHawk が古いのか、Windows 7 に対応してくれないので、私の PC から直接印刷できずに不便だった。MP810 が壊れたのをさいわい、新しいのを買うことにした。上記のような使用頻度で使えなくなるのは勿体ない気がするが、不便なので仕方がない。

最近のプリンタは直接ネットワークに接続できるばかりか無線 LAN にまで対応している。意味不明な壊れ方をして次も同様な壊れ方をするのではないかと心配してエプソンも検討してみたが、デザインが若干もさいのでまたキヤノンにすることにした。エプソンのは iPhone から直接印刷できるのが魅力だが、どうせそんなことは滅多にしないだろう。

キヤノンのは iPhone にアプリをインストールしたら使えるというのでインストールしてみたが、写真の印刷とスキャンくらいにしか使えないので駄目だった。個人的には印刷するならウェブページだろう。写真など iPhone から直接印刷するものか。

ということでセットアップしてみたが、キヤノンのアプリはそんなわけで削除してしまった。iPhone から直接印刷することがなかろうということでプリンタは無線 LAN の設定もキャンセルして有線 LAN に変更してしまった。

プリンタのレビューを書くつもりはないので、このへんにしておくが、いつまでたっても AOSS は使えない機能なのだった。

プリンタのレビューではないが、キヤノンのインクは開封するときにインクタンクの底にあるオレンジ色のカバーを取り除き、プリンタに装着する。それはべつにいいのだが、どうせリサイクルするようにしているのであれば廃棄するときにオレンジのカバーがタンクに嵌るようにしておいてもらえると廃棄のときに汚れる心配もないし、カバーもリサイクルできるのでいいように思う。

冬の憂鬱2011年11月29日 22時15分

いよいよ日が短くなってきた。家を出るのは 6:25 前後なので随分暗くなった。自転車に乗るのにライトが必要になる時季だ。

去年はそういう気分にならなかったのだが、今年は日が短くなるに連れて仕事に行くのが憂鬱になってきた。去年は新しい職場に通い始めた頃ということもあったのだろうし、長距離通勤を始めそれどころではなかったのかもしれない。ところが今年は夏の日照時間を経験したというのもあるのだろう。季節性の鬱なんだろうか。

これまでこういう経験をしたことがない。もともとこんな長時間の通勤を殆どしたこともないので、暗いうちから出勤するという経験がない。正確には学生のときにアルバイトで郵便局の早朝仕分けに通っていたことがあった。そのときも始発とは言わないにしても結構早く家を出ていた。正確な時間までは憶えていないが、6時頃の電車に乗っていたような気がする。そうは言ってもこれはアルバイトだし、通勤は電車だ。

今の自転車通勤で何が憂鬱かといって家を出てすぐに走らなければならない大通りである。結構な速度で多くの車が走る横を 2 km ほど並走しなければならない。別の道を選択することもできないわけではないが、それはそれで遠回りになるし、時間もかかるので嬉しくない。

そこさえやり過ごせば少しは車の交通量が少ない道に入る。ただ、そこも全行程からするとやはり嬉しくない部分だ。
この前半 1/3 がなければかなり楽しい自転車通勤だが、この前半 1/3 が暗い出勤と併せて通勤を憂鬱にしている原因だ。

その証拠に Brompton を連れて電車で通勤するときはそういう憂鬱はあまり感じない。毎日 Brompton 通勤したい気がしないわけでもないが、それはそれで電車賃が余計な出費になるので嬉しくない。

夏は家を出るときから明るいだけ憂鬱は少ない。熱中症の心配もあるが、冬のように寒さと暑さで着るものと着ているものの調節などという面倒がない。まあ、なんだかんだ言っても明るいのがいい。

宝塚に通勤する限り毎年冬になると憂鬱になるのだろうか。

それはそれで憂鬱の材料なのだった。

すっぴんと厚化粧2011年11月29日 22時45分

日経ウーマンオンラインに「『女性のすっぴんに幻滅した』、男性の6割」という記事があった。

個人的にはあまりそういう経験はないような気がするが、その気持ちはわかる。厚化粧の女は基本的に好きではない。
ただ、TV に出るタレントがすっぴんで出て驚くという経験はしたことがある。まあ厚化粧しているということはそれだけアレンジが凝っている可能性が大きいので、実際には若干の驚きとさもありなんという感じがごちゃまぜになっている。

記事によれば 6割の男がすっぴんを見て幻滅したらしく、彼らは「肌が汚かった」「シミが多かった」という。実際のところは経験してみなければわからないが、私自身はあまりそういうことで幻滅することはまったくとは言わないが、幻滅する主要な要因ではないように思う。
それよりも「全くの別人だったから」「普段と違ってだまされた感があったから」などの意見の方に同意したい。これが厭で厚化粧を嫌う男は多いのではないだろうか。

蒼井優が以前カルビーの CM ですっぴんまたはそれに近い状態で出演していたことがある。それまで特に意識しなかった女優だが、そんな顔でも化粧の顔とそれほどギャップがなかったのが印象に残って、それ以来気になっている。特別美人だとは思わないが、すっぴんと化粧のギャップが少ないというだけで印象が断然いい。

どうやらそれは私だけではなく、上記のアンケートからも男はそういう女性に惹かれる傾向があるらしい。

そういう私の嫁は厚化粧の部類に入るのかもしれない。

認めたくはないが、人生そうしたものである。