体重、体内年齢、体組成計2010年11月23日 11時15分

初めてかどうか記憶にないが、今日は体組成計が体内年齢 36歳だと表示した。

単身赴任するまではオムロンの体重計(これも体重体組成計と書いてある)を使用していた。それを持って行くわけにもいかないので、新しいのを買うことにしたのがタニタの体組成計である。

これらはいろんな項目を計測してくれる。
オムロンのは体重以外に体脂肪率、内臓脂肪レベル、BMI、基礎代謝量、体年齢だ。
タニタのは内臓脂肪レベル、BMI、体脂肪率、筋肉量、推定骨量、基礎代謝量、体内年齢、体水分率を測定する。

BMI の測定は標準になりつつある。私の場合体重は Excel の表に記録していて、体重を入力すると自動的に計算するようにしてあるので不要である。なので、できれば表示しないような設定があると嬉しい。今では USB だのネットワークだので体重計のデータを吸い出して PC で管理するというような製品もあるようだが、そこまで欲しいとは思っていない。iOS 用の体重管理アプリケーションも多数あるようだ。私は使用していない。毎朝 PC を起動して入力しているので、起動時間の問題がある。そういう意味では iOS 用にいいのがあれば使いたい気持ちがないわけではない。ただ、理由がいくつかあって使用する予定はない。

・これまでの Excel のデータが使えない(だろう)
・タニタの測定項目を記録できるものがあるとは思えない

一応「タニタ」と「体組成計」で検索してみたが、見つからなかった。
いずれにしても Excel のデータ数年分が移行できないでは仕方がないし、私の Excel の表にはそれ以外の項目も記録しているので、体重管理用のソフトウェアでは間に合わない。

タニタを選んだのは、旅館かどこかに置いてあった業務用の体重計がタニタだった。それに乗ると割合早い時間で結果を表示し、それがぶれないというところが気に入った。使用していたオムロンのはどうかすると体重の計量値がふらふらしてなかなか一定しないことがある。タニタの比較的高い製品なら同様に安定するだろうと期待したのが理由である。実際うちで使用している製品は業務用ほど気持ちよく安定してくれないが、オムロンよりは安定している。ただ、タニタの製品が気に入らないのは体重計に乗ると剛性がないことだ。床によっては体重計がぐにゃっとしたような感じになることがある。こんなことできちんと計量できているのかという不安はある。こんなところでコストを削ってはいけない。

タニタを選んだのは他にも骨量と体水分率が測定できるというのがオムロンにない機能だったという理由もある。

タニタの体重計が計算する筋肉量は体重から脂肪と骨を引いた値のようだ。結構あるなと思っていたらいろんなものが入っている可能性がある。そういうようなわけでこれは体重の変化の影響を受けやすく、したがって誤差も多いような気がする。数値を見るより傾向で判定するのがいいのかもしれない。というより体脂肪と連動している数値なのだろうから、実際にはそれほど意味のない数値である可能性はある。

推定骨量は比較的安定しているので、表では記録していない。私の場合、2.9 kg か 3.0 kg である。体重の変化で僅かに引き摺られる傾向はあるようだが、まあ安定している。今月に入ってからは 3.0 kg であることが多い。もしかすると本当に骨が増加しているのだろうか。

BMI はここで書くまでもない有名な指標である。体重と連動しているので、よく変化する。一箇月の間に 2 kg 程度は変動するので当然だ。

基礎代謝量は私の場合 1500 kcal 台後半を維持し続けている。その範囲ではよく変動する数値だが、オムロンでもタニタでもそれほど違いはないようだ。

体水分率は購入した当初から 50% 前後で推移している。最近、これが若干増加している。取扱説明書によれば男は 55% から 65% くらいらしいので、それからすると低く、体脂肪率に連動する数値らしい。確かに最近、体脂肪率は若干減少傾向にある。

同じ指標で結果を表示しているのかどうかは怪しいが、いずれも何がしかの年齢を表示し、これまでは 40歳から 43歳くらいを表示していたような気がする。こんなものは指標でもなんでもないので表には記録していない。運勢のような感覚で毎日一喜一憂する数値にしている。ところが、最近 30代を記録することが多くなってきた。冒頭でも書いたように今日は 36歳らしい。驚くほど若い。極端な場合、一日で 5歳程度変動するのは数値としてどうかと思う。本来であればもう少し安定すべきだと思うので、やはり占い程度に考えるのが吉だろう。この調子で体脂肪率が減少するともっと若くなるような気がする。

というように考えてみると、毎日記録すべき項目はそれほど多くないような気がしてきた。さらにいくつかの数値は別のある値を元に計算だけで求めている(当然だが)ので、あまり意味はないかもしれない。傾向を感覚で掴むための数値程度に考えるものなのだろう。

というところで不満なのが体重である。10月最初をピークに減少傾向にあるようだが、なかなか減少しない。もっと劇的に減少するかと思っていたが、平日に落ちて週末に増加するというような傾向がある。
高千穂遙が自転車に毎日 60 km ほど乗っていて、食べる量やものは気にしたことがないということを何かで読んだので、期待していた。そんなことはないではないか。

と文句を言うのはまだ早いのかもしれない。体重こそ減少傾向ぎみ程度でしかないが、体脂肪率が減少している。体重が同じで体脂肪率が減るということは筋肉が増加しているか水分が増加しているということで、体重計が表示しているのはそれだろう。三箇月くらいは様子を見ないとわからないのかもしれない。高千穂遙に食ってかかるのはそれからでも遅くはない。
筋肉量ばかり増加して体重が減らないということも考えられないことはないが、筋肉が増加するということは代謝量が増加するということなので、同じ量のカロリーを摂取していれば、いずれ減少に転じることになる。

そういえば日曜の防災訓練で心臓マッサージの体験があった。消防署の人は「一分やってみましょう」と最初は言っていたのに、私らのときだけ全員男だったので「二分やってみましょう」ということになった。二分やった。掌が痛くなったが、それを除けば全然辛くなかった。自転車用の手袋でも嵌めてやれば十分くらいなら何とか頑張れるかもしれない。消防署の人のように「一時間やり続けることもある」というような状況は無理だろうが、一日 60 km の効果はこの辺から現れているのかもしれない。

交通信号システムの欺瞞2010年11月23日 21時10分

JAF Mate 12月号の「事故ファイル」という記事で信号無視して横断歩道を歩いていた人を車が撥ねたという事故が紹介されていた。

その中で大浦署の岩永交通課長はこんなことを言っている。

「そもそも信号や横断歩道は歩行者の安全をより強固に確保するために作られたもの」

これは欺瞞である。絵に描いた餅かもしれないし自画自讃かもしれない。いずれにしてもこんなことばに騙されてはいけない。
単純に歩行者側の信号の時間の長さと車側の信号の長さだけ考えてみればその欺瞞は瞭然となる。普通は車の方により長く時間が取られている。人はそれだけ待たされている。夜間になるとその間隔はより長くなるところが多いのではないか。完全に車優先の信号システムである。例外があるとすれば大都市の都心部で非常に歩行者の多い交叉点くらいなものだ。
これで誰が信号を守って道路を渡るというのか。守られないという時点でモラルの問題もあるかもしれないが、記事の事故に関して言えば設計が間違っている。それを運転手と歩行者に責任転嫁しているようなものだ。歩行者の安全を確保するというのであれば、その心理も考慮しなければ意味のないシステムにすぎない。
システムの設計がそもそも間違っている状態でそんなことを言っても誰も守らない。お巡りだって私服を着ていれば無視している可能性もある。

そろそろ信号システムの基本的方針を転換すべき時期に来ているような気がする。交通量のない道路で(人も車も)長時間待たされる信号。これでは歩行者だけでなく、車だって無視したくなるに違いない。

交通量が均等にある交叉点では従来通りの制御でもいいかもしれないが、意味不明な交叉点に設置されている、あるいは交通量の多くない交叉点では合衆国式の制御システムにすべきだろう。
それは交通量の(比較的)多い方を優先的に青にしておき、もう一方は車なり歩行者が来たらすみやかにそちらを青に切り替えるというような制御にするのだ。偶然散発的に車や歩行者が来ても連続しないような制御も必要かもしれないが、そこは試行錯誤あるいは信号に学習させるようにしてもいいかもしれない。交叉点の交通量で信号切替時間を短くしてもっと頻繁に切り替えるというのもアイディアかもしれない。
今の状態であっても車道の交通量が多ければ我慢して信号に従わざるを得ないが(それはそれで問題である)、交通量が減っても交通量の多い状態と同じ制御(あるいは交通量が多くない交叉点でもそんな制御)をしているからこういう問題が出てくるわけである。

いずれにしても信号もコンピュータで制御している時代である。画一的な制御をするのではなく、地域、場所、交叉点、時間帯に応じてもっと臨機応変な信号を設置しない限り交叉点事故は減らないだろうし、警察の思惑通りに信号に従ってくれない歩行者がい続けることだろう。