CATEYE Adventure2012年06月01日 15時00分

新しいサイクルコンピュータを購入した。使っていた STRADA で速度は表示されなくても距離と走行時間が測定・表示できるから、当分買わなくてもいいと思っていた。ところが少しづつ表示しないセグメントが増えてきてどうしようもなくなってきたので、慌てて新しいのを探した。

CATEYE は買わないと言っていたが、結局 CATEYE を選んでしまった。いくつか調べてみたが、どうも外国製は評判が芳しくない。消去法で CATEYE になった。ただ STRADA は厭なので別のにしようと思って Adventure にした。初めてのワイヤレスである。

ワイヤレスは信頼性に不安であったが、製品を選ぶにもワイヤ式の選択肢が限られてきて、これも半分仕方なくというつもりで選んだ。海外製のはデジタルワイヤレスが少ないというのもある。
誰かが新幹線の高架下は駄目だと書いてあったので、それが一番の心配だった。何しろ 6 km 近く新幹線の高架下を走っているからだ。一日で 12 km ほどあり、この区間すべて誤動作すれば何のために高い金額を払ってメータを取付けているのかわからなくなってくる。
アナログ式だと間違いなく誤動作するだろうから、最低でもデジタル式でなければならない。

先週届いたので翌日フォークにセンサだけ取り付け、本体は鞄に入れて走ってみた。往きは全然カウントされていなかった。鞄に入れていたからかと思ったが、どうやらこの機種はスリープ状態から自動ではカウントを始めないようだ。取扱説明書をよくよく読むとそれらしいことが書いてあるが、かなり曖昧な書き方なのでわからない。取扱説明書に肝腎のことが適当にしか書かれていないのは Adventure でも同様らしい。
帰りは忘れずにスリープを解除して走ったが、どういうわけか 1/3 ほどカウントされていなかった。鞄に抛り込んでいたのが悪いのかどうかがよくわからない。取扱説明書を見ると受信感度の都合でなるべく水平に設置しろとある。ワイヤレスは何かと煩いのだった。速度を見ないのに馴れてしまったので、ポケットに入れたままで距離と走行時間だけ測定できればいいやというつもりだったが、それではちゃんと測定してくれらいかもしれない。

週末にマウントを取り付けた。取り付けたときに同時にシートポストも交換したので、シート位置などのチェックも兼ねて家の前を何度も往復してテストしてみた。そのときの感触だと特に誤動作などはなかった。尤も家の前ではノイズ源は殆どないので、そんなところで誤動作しているようでは使い物にならないが。

今週は二回職場まで走った。そのときの感じでは最初に走ったときのように欠測はないようだった。ワイヤ式とそれほど距離に違いはなく、新幹線の高架下でも特に誤動作している様子もなかった。これならいいんではないだろうか。

このメータには温度計と高度計が付いている。温度計は普段から持ち歩いているが、走っているときに見ることはできない。それが見えるので何かの足しにはなりそうだ。高度計は気圧と温度変化から高度を計算するらしいので、誤差が出る。ロガー機能があるわけではないので、何 km 時点の高度やら温度がわかるわけでもないし、温度は何の記録もないので、平均気温やら最高気温も表示がない。ただ、高度に関しては登坂高度と累積高度が表示されるようになっている。登坂高度はリセットしてからの登った高さが記録されるらしい。
これらの機能はおまけと考えれば不満にはならないし、実際、そんなものを測定するためにこの機種を選んだわけではないので、大きな不満などはない。

冒頭にも書いたように現在速度がなくてもそれほど不満に思うこともなくなっていたので、問題なければマウントは使わず鞄に抛り込んだまま使うつもりだったが、テストした感じではメータをサドル附近にもっていくだけでセンサの情報が受けられないようだ。混信防止の意味もあるらしいが、もうちょっと何とかしてほしいところである。Brompton で使おうとするとはさらに厳しいだろう。

驚いたのは大きさだった。STRADA はもともと小さいが、最初に購入した MITY 8 より大きい。表示項目が多いので液晶が大きいというのもある。しかし重量もこれまでのどれよりも重たいようだ。

この製品の一番の問題は取扱説明書だろう。これに限らず CATEYE のは相変らずなにをどうすればいいのかがわかりづらい。熟読しなければわからないし、あちこちに内容が散らかっている割に見せ方が下手なので、どこを見ればいいのかわからない。よければ追加のセンサを購入して Brompton に取付けたいと思っているが、二つ目のセンサを設定する具体的な方法が書かれていない。
そもそもボタンが少なくて操作しづらいのであるから取扱説明書はもっとちゃんと書かなければ駄目だ。あと何年一般消費者向け製品を作ればもう少しまともな取扱説明書が作れるようになるのだろう。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://zeny.asablo.jp/blog/2012/06/01/6464742/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。