カレンダー 20112011年01月01日 17時05分

新年おめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

例年であればここまで遅くなることはなかった。今回はカレンダーの仕上ったのが大晦日だった。例によって以下のサイトから無料でダウンロードできます。
http://www.zeny.org/calendar/

間違いなどあるかもしれませんが、自己責任で利用ください。

Yahoo! のニュースを見ていると市販のカレンダーに間違いがあって回収する事態になっているものがあるらしい。無料のものでも企業が配布するようなものはあまり間違いがあるというような話は聞かないが、市販のカレンダーがネットの情報を引用して間違っているとかいうのもあるらしい。学生や生徒のコピペが問題になっているが、商品もコピペが蔓延していて品質が低下しているようだ。
その記事によれば一般的にカレンダーの企画は二年前から始まり、複数人で校正するらしい。
大企業のカレンダーなどになるとカレンダーそのものの校正だけでなく、画像に特色多用することもあるので、分版やら色校正やらも含めて何かと手間がかかっている。
カレンダーの間違いについてはあまり偉そうなことは言えた方ではないが、そんなに前から企画が始まっているとは知らなかったので、私も今から来年のカレンダーの制作を始めた方がいいかもしれない。

いずれにしてもカレンダーというのは最大12枚程度の印刷物だが、これが結構手間がかかる。単に数字を並べた印刷物でしかないのに、間違いが出る。中には 1ページに前月と翌月のカレンダーを入れたものもあったりする。そうすると手間が 3倍になる。その割に普段はあまり関心が払われることのないものだったりして、制作者の苦労が報われにくい仕事の一つでもある。

話は変って年末はばたばたしていた。元は10月の会社のサーバ更新から始まっている。あれの後始末が尾を引いていろんなことの着手が遅れた。カレンダーも年賀状もそれの影響で着手が遅れた。
その他11月に家の電話回線を光にする申し込みをしたのも影響した。工事は12月23日だった。工事そのものは特に問題なく完了したが、インターネットのアクセスが 3日途切れた。ASAHI-net のコース切替をしていなかったり、コース切替で固定 IP が新規設定になるため、IP アドレスが変更されることなどが工事翌日に判明したり不手際だらけだ。
最終的にこうして接続できているが、ややこしい時期にややこしいことで時間が取られてしまったというのも問題だった。

ここで一番問題なのは NTT のサポートだ。フリーダイヤルとは言え、盥回しだ。さらにはサポートの案内に出てこない番号を選択しないと問合せができないという不親切なしくみになっていた。
ASAHI-Net のサポートは一回だけしか電話していないが、適切なアドバイスだった。ただ、固定 IP サービスについてはウェブにもう少し詳しい説明を適切に案内していれば電話する必要がなかったので、これもトータルで見れば満点には程遠いのであった。

医者と膝痛と風邪2011年01月21日 23時45分

いろいろあるのだった。

会社はどこも似たようなものだと思うが、今年は 5日から出社だった。
年末年始は大掃除やら何やらで殆ど自転車に乗れずじまい。2日に比較的近所でボウリングをするというので自転車で出かけたくらいのものだ。
実質の乗り初めが初出勤みたいなものだ。一応はストレッチをしているが膝のストレッチは特にしていない。これがいけないのか途中から膝が痛くなる。騙し騙し走る。帰りも膝に負担をかけないようにして走る。職場でも家でも特に傷みはない。ペダルを踏むと痛くなる。
二日目も同様だった。仕方がないので膝に負担をかけないように走る。そうはいっても大きな橋が三つと歩道橋が一つあり、ちょっとした橋を入れるとこれだけの坂をクリアしなければならない。峠ほどではないにしてもそこそこ膝には負担がかかる。

流石に 7日も自転車で行く気にはならず電車にする。11日は様子を見るつもりで電車にしたが、これは正解だったかもしれない。その日の職場で風邪を引く。風邪は本日未だ引いたままである。それもあって先週はすべて電車通勤だった。風邪を引いて自転車通勤して仕事を休んだと言われるのが厭なのと、膝を休める意味で電車通勤にしたが、それはそれで交通費の出費が痛い。膝も痛い。
しかし、電車通勤に馴れると人間駄目になる。私の場合、途中までは坐れないが、大抵どこかで坐れる。坐ってしまえば横でごそごそする乗客さえいなければ、眠るところまではいかなくてもまどろむくらいはできる。何もしなくても電車が運んでくれる。当然自転車だとそうはいかない。

さらに不安は長距離ということだ。乗らなければそれだけ体は鈍る。実質二週間ほど自転車に乗らなかった上、風邪も引いたし先週の土曜は熱を出して寝込んでもいる。15 km 程度までの通勤ならともかく、30 km ともなるといくら「大したことはない」と言い聞かせても大したことはない距離ではない。
自転車に乗らない日が続くと11月の頃のように脚がぱんぱんになるところから始めなければならないかという焦燥感も出てきて、何とか乗らなければという義務感のようなものが出てくる。楽な電車通勤の誘惑みたいなものもないわけではない。

というようなわけで17日は電車で通勤したが、18日は様子を見るつもりで自転車にした。最初はよかったが、走っているうちに膝が痛くなる。帰りも同様だった。ところが途中で寄り道した後、膝が痛くなくなっていた。もしかすると暖めると痛みが改善されるのかもしれないと思う。この冬は筋肉が硬くないのでハイテクぱっちを穿いていなかったが、翌日からハイテクぱっち(ユニクロのヒートテックみたいなやつ)を穿くことにした。これが効いたのか、膝の痛みが改善された。改善どころか走っていても痛くないときもあるくらいだ。

多少痛みはあるものの、火曜から自転車通勤を続けている。電車通勤すると一日 \1,500 以上は出て行くので、懐まで痛くなるという問題もある。

さらにこのところ医者通いが多い。皮膚科と眼科に通っているが、しばらく前から歯が痛むので、歯医者にも行っている。この調子だと整形外科にも行かなければならない。

話は違うが去年の暮に眼科に行った。近所のにしておけばいいものを以前行った医大の眼科で診てもらおうというので休みを取って出かけていった。目のかすみが酷くなって、悪いときには朝から視力が極端に落ちた状態になって仕事にも支障があるので診てもらうことにした。
ところが、その日の医者が最低だった。待合で別の患者の診察をしているときの会話でもそうだったので、私だけではないようだが、この女医は患者に喧嘩腰だ。こっちは困って医者に来ているのに「どうしようもない」の一点張りで掛け合おうとしない。病人を何とかしようという気がないようにしか思われない医者だったが、生れて初めてこんな碌でもない医者に診察してもらうことになった。関西医大滝井の眼科を受診する場合、この若い女医に当ることがあるので覚悟して行く必要がある。女医の名前は忘れた。ここは前回の診察から二年経過すると紹介状がなければ別途料金が請求されるしくみになっている。しくみそのものは国の政策なので病院に文句を言っても仕方がないが、こんな最低な医者にかかるために余計な出費をしたと思うと無性に腹が立つし、あんな医者が病院にいるというだけで病院の名誉にもかかわるような気がする。結局検査しただけで \5,000 以上の支出だった。
眼のかすみは結局はアトピーで塗っていた薬が原因だったようで、それに気がついたのが私だ。嫁が近所にいい皮膚科があるというので、そこに行き薬を替えてもらってから眼のかすみはかなり改善された。薬の処方は皮膚科の医者だが、診察は自分がしたようなものだ。結局病気は自分で診断するくらいに症状の変化などに注意しないと駄目なのかもしれないという教訓になったような気がした。そういう意味の \5,000 なら安いのだろうか。

はやぶさと SPring-82011年01月23日 16時30分

はさぶさが持ち帰った微粒子をいよいよ研究者が解析するというニュースをやっている。つい先日も SPring-8 の映像がニュースで流れて懐かしいような気になった。
はやぶさが戻ってきた頃から SPring-8 の名前が取り沙汰されていたが、いよいよ解析が始まるようだ。とはいえ佐用は今頃雪で辿り着けないのではないかといらぬ心配をしたりもするが、ウェブによれば昨日報道向け説明会が開かれたようである。あんな田舎に報道陣が多数押しかけるというのもなかなかない光景ではある。

「X線」などということばが出てくると、つい XFEL を思い浮かべてしまうが、プロトタイプの XFEL ならともかく、大きい方の XFEL はまだ建設中なので試運転ならともかく実験に使える状態ではないだろう。

4箇月前まで XFEL の仕事をしていた身としては SPring-8 のニュースがあると単純に嬉しい。別に大した仕事をしていたわけでもなく、単なる一作業員でしかなかったが、それでも関係者には違いない。

話題のはやぶさに関係することで SPring-8 の知名度も上がるだろうし、SPring-8 関連の予算も国から得やすくなるだろう。「はやぶさ効果」で科学技術関連の予算の削減だけは食い止められたわけだし、直接の関係者にしてみれば厳しい財政状況の中、喜ばしいことだろう。

個人的にはいずれ XFEL でもサンプルの解析が行われたりするとなお嬉しい。XFEL というのは X 線自由電子レーザとかいう、X 線帯域のレーザでものを見るという設備である。今回 SPring-8 では X 線 CT でサンプルを分析するらしい。
私自身 XFEL については受け売り程度の知識しかないし、専門家でもないので正しい知識がどこまであるか甚だ疑わしい。
Spring-8 の X 線は普通の光でレーザではない筈だ。さらに SPring-8 の放射光と XFEL では明るさがかなり違うようなことが XFEL の入口の説明に書いてあった。明るい位相の揃った光で観察すればそれだけよりよくものが観察できるというのが XFEL の意義らしい。

従来、レーザというのはルビーなど特定の物質内で光の位相を揃えてからレーザとして取り出すというが一般的で、CD なんかがそういうしくみでレーザを利用している。ところがこれだと波長が物質によって規定されてしまうので、欲しい帯域の光が得られないという問題がある。
XFEL では電子を飛ばして光速近くまで加速し、それを強力な磁石で揺らしてレーザを得るというしくみになっている。電子を揺らすところを制御してやることで欲しい帯域のレーザが取り出せるというのが XFEL の特長だ。
そういう意味では XFEL というのは(SPring-8 もかもしれないが)恐ろしく巨大かつ超精密な顕微鏡装置である。

今の職場は音響装置やら監視カメラの職場なので、技術系には違いないが XFEL やら放射光とは無縁な分野だ。SPring-8 が話題になると職場でもそういうことを話題にしたくなるが、あまりそういう話題とは縁がないだけに話題にしにくい。かといって自分の会社ならそういう話ができるかというと、XFEL の仕事を請けているごく一部の関係者を除いてこれまたあまり縁のない職場なので、話題にならない。

なかなか経験することのない仕事をしたのはいいが、話題にできる機会がないのも淋しいものではある。話題になっても世間の人は放射光が何とか XFEL すらよくわかっていないだろうから、ニュースになっているからといって迂闊に話題にすれば質問攻めにあうだけで終るに違いないし、説明してもどこまでわかってもらえるか疑わしい(答える方もかなり心許ないわけだし)。それもまた楽しくないのだった。

30 km x 2 x 52011年01月29日 17時55分

宝塚まで自転車で行くようになって今週初めて 5日連続で自転車通勤をした。そうはいっても何日かは出るのがかなり厭だったが、先先週は一週間自転車通勤を休んだために財布の中身が苦しいので已むを得ないという事情もある。
3箇月も乗っていて初めてというのも不思議な感じがするが、これは天候の影響が大きい。年内はよく雨が降ったり降りそうな予報で週に一度以上断念してきた。

膝は完全とは言いがたいが、何とかなっている。
先日書いたように、どうやら寒さが膝に堪えるらしい。寒い中を長距離走るというのがよくないのだろう。長距離がさらによくないのは、走る時間帯にも影響するということだ。去年の冬は 6 km 程度の距離だったので、家を出る時間は 8時前後で、約20分走るだけだった。日が昇った後なので最低気温ではないし、走る時間も短いので寒さが膝に堪えるというほどでもなかったのだろう。今は日の出前に走り出すので、最低気温の中を走ることになるし、距離が長いので膝が寒さに曝されて冷える。

寒さが原因ではないかと気がついたのはある日の帰り、途中で店に寄った後痛みがかなり緩和されていたことだった。それまで痛んでいたのに何もせず改善されたとすると考えられるとすれば温度と休憩しか考えられない。信号待ちで少しではあるが待たされることはあるが、そんなことで痛みが改善されることはなかったので休憩は考えにくい。店は扉などなく、殆どオープンだがそれでも暖房は効いている。

というようなわけで膝痛の原因は寒さであろうとほぼ断定して対策を始めた。対策といってもできることはそれほどなく、ハイテクタイツを穿いて厚手のズボンを穿くくらいのものだ。カイロを膝に当てたいような気もするが、おそらく無理だろう。年末に購入した自転車用の冬用が一本あり、当面はそれで凌いで改善されたので、ユニクロで防風イージーパンツを慌てて購入した。本来は自転車用のが欲しいところだが、何しろ高い。1本 1万円以上してはそうそう買えない。年に 1本くらいづつ買うことにするか。

話は違うが最近汗の量が増えてきたようだ。少し前までそんなに汗をかかなかったような気がするが、このところ着いたらタオルが汗でべとべとだ。理由がよくわからない。気温が上昇しているかというとそんなことはなく、ロガーの最低気温は 2度だったりもするくらい寒い。下半身を暖かくすることで汗が出るようになったのだろうか。

汗の問題は一般的に冬以外の問題の筈だが、長距離になるとそうも言っていられないようだ。
今から心配しているのは黄砂である。花粉も問題だが、花粉よりも肺に対する影響が気になる。距離が長い分、吸う量も増えるだろう。といってマスクをしていては自転車に乗れない。高価なマスクもあるようだが、それでも息苦しさがないかというとそうでもないらしい。

というようなわけで走れば走るほど 30 km という距離がわかってきた。自転車通勤に決して無理な距離ではないと思う。体力だけで言えば時間などの条件を気にしなければ片道 40 km でも問題はないだろう。
ただ、一般論として適当な距離かというとそうではないような気がする。今のところ私の印象では 15 km から 20 km くらいが適当ではないか。私が言うまでもなく、自転車通勤を話題にした記事や文章で言及されている距離だ。
ただ、これも走る環境に依存するような気がするので物理的な距離だけが問題ではないような気もしている。私の場合、職場までの最後の 10 km と同様の環境を走り続けることができるのであれば 30 km でも適当だと思えるし、逆に家からの 10 km のような環境だけを走らなければならないのであれば 10 km から 15 km が通勤距離として限界かもしれない。人や車も殆ど走らず、信号がないような恵まれた環境であれば 40 km だって適当かもしれないし、逆に逆走自転車やら歩行者、車が多い、あるいは数十メートルおきに信号というような嬉しくない環境であれば 10 km でも無理という場合もあるだろう。
これもまた一概に言えないことのように思うのだ。

冷え性対策2011年01月30日 00時50分

前回書いた、最近汗をかく量が増えたということであることに気がついた。

つまりこうだ。
暖かくもなっておらず、着ているものに特に変化がないのに汗をかくようになったということは考えられることは以下のことだ。

・体質が変化した
・下半身で放熱できず戻ってきた血が上半身を暖めた

体質が大きく変化するようなことは何もしていない。となると下半身で放熱できなかった熱が上半身に回ってきたと考えるのが順当だ。そういう意味では「着ているものに特に変化がない」というのは正しくないが、上半身に関しては特に変化はない。

確かにハイテクパッチを着用しはじめた頃から汗の量が増えているような気がする。

そもそも自転車に乗る以前は暑がりの寒がりというどうしようもない体だった。今の時季に出勤する日は外出の際には下着も含めて上は 5枚着ていた。それが今ではたった 2枚、それもドライの T シャツとウィンドブレーカくらい、電車の場合でも間にフリースのようなものが追加されて 3枚になるだけである。この電車が曲者で、10分も歩けばじんわり汗をかく。15分も歩けばじんわりとはいえないくらいだ。
寒さに強くなったというのもあるかもしれないが、それ以上に発熱量が増加しているのに違いない。

発熱源の大半は太ももに間違いない。太ももには一番大きな筋肉がある。ダイエットしたければここの筋肉を増やして消費カロリーを増やせとは最近よく言われることだ。そのために有酸素運動のジョギングというのが一般的な話の展開だ。ここで自転車にならないのが残念だが、私の場合は自転車でここの筋肉が増加し、それが発熱量の増加に繋がっている。着衣の枚数が減っているのは体全体の代謝量が増えているということもあるだろうが、太ももが効いているのではないだろうか。その量の多さが今回のハイテクパッチで明らかになったような気がする。
このタイツがないと、脚で生産された熱が脚から放熱されてしまうため上半身まで行かず、それほど汗をかかなかった。ところがタイツによって脚から放熱される量が減ったので、血液の温度が下らないまま上半身に戻るようになった。上半身は余分な熱が入ってくることになったため汗の量が増えた。
こう考えると辻褄が合ってくるし、矛盾なく説明できる。

逆に言えば寒がりは下半身を露出するとか、下半身の薄着をするのは自ら寒くしているようなものだということになる。
太ももを鍛えて筋肉量を増やせばダイエットにも効果があるだけでなく冷え性対策にも有効である可能性が高い。ここで脚が太くなると誤解してはいけない。マラソン選手の脚を見よ。太い者は誰一人としていない。自転車でもジョギングでも有酸素運動で鍛えれば太くならずに筋肉が増える。

冷え性で悩んでいる人は是非脚の筋肉をトレーニングで増やしてもらいたい。楽だからと電動アシスト自転車なんかに乗っている場合ではない。冷え性対策にもなるし、ダイエットにも効果があるのだ。そればかりか老化対策、骨の量も増えるだろうから骨粗鬆症対策にだってなる可能性もある。
せいぜい自転車に乗って太ももを鍛えていただきたい。

ただし、私の場合困っていることがある。発熱量が増えたのはいいのだが、蒲団内の温度が自己発熱で高くなるため暑くて堪らない。昔は蒲団用のコタツを使っていたりした。今はそんなもの不要だ。逆に使えば寝ていられない。最初の数分さえ我慢すればすぐに暖かくなり、そのうち暑くなってくる。

太もも恐るべし。