代謝と時間の関係2008年11月05日 23時10分

先日の世界一受けたい授業という番組で一川誠という先生が 0.1秒の話をしていた。その話は「まあそんなものか」という印象だったが、先生の話で気になることがあった。代謝で時間の感覚が変化するということだ。
何でも代謝が活発になると時間が早く進むように感じ、代謝が悪くなると同じ時間でも遅く進むように感じるらしい。これは一日の中でもあるらしくて、起きたときと活動時間では時間の感覚が違うということだ。これは昔経験したことがある。あるとき目覚ましに鳴らした音楽が無闇に早いテンポで鳴っているような感じがして不思議な気がした。

代謝については、年齢によって代謝が落ちてくるので気がつかないうちに体内の時間間隔がゆっくりになり、その分実時間が早く進むように感じられるのではないかと考えられているらしい。周囲でも「最近一年の経つのが早くて」という話を聞くが、これはそういうことだったのか。
ところが私はあまりそういう感じがしていない。よほどぼーっと生きているのだろうかと思っていたのだが、運動することによって代謝がよくなって実時間が遅く感じられるようになったのかもしれない。
そう考えると「金持ち貧乏に関係なく誰でも24時間は24時間」というようなことはどうなんだという気になってくる。確かに与えられた物理的時間は同じだろうが、代謝によって心理的時間を延ばすことができるのであれば、それは他人より長い時間を生きているということにはならないか。さらに言えば運動することによって心拍数が減っている。何でも動物が一生に打つ心臓の鼓動は大体同じで 150億回らしい。言ってみれば同じ人間でも心拍数によって寿命が決定付けられているというわけだ。となれば心拍数が少ない方が長生きできる可能性があるということになり、さらに代謝によって時間間隔が伸ばせるのであればいっそう他人より時間が多く得られるということになる。

実は昔から時間の使い方下手である。せっかく周囲の人より代謝がよくなって時間が多く手にできているのだからちょっとは有効に使わないとと思うのであった。