タイヤのローテーション2006年10月01日 21時23分

タイヤのローテーションをやってみた。MTB にはセミスリックタイヤを穿かせているが、先日偶然後輪のタイヤに刻まれたパターンの小さい山が結構減っていることに気が付いた。自慢ではないが未だかつてタイヤの交換というものをしたことがない。今日は自転車でうろうろするつもりが朝から雨が降ったり止んだりしているので練習のつもりでメンテナンスの本を参考にしながらローテーションすることにした。

この MTB も一般のスポーツ自転車と同じくクイックリリースにしてあるが、レバーが外れるタイプになっており、これすら外したことがなかった。どこにレバーを取り付けたらいいのかわからず、そこからだ。銀色に光る螺旋が切られた部分があるのでてっきりそこかと思ってそこにレバーを入れようとするが前輪はフォークと干渉して入らず、後輪もおかしな方向を向いておりレバーが入らない。走っているうちにずれたかと思ったが、実際には違う部分に取り付けるのだった。
前輪を外し空気を抜いてタイヤを外す。チューブを取り出そうとするとタイヤにくっついている。こんなものかもしれないが、やったことがないのでそれすらわからない。
後輪も外すが、ディレイラーとブレーキシューだのフレームだのに干渉して手こずる。自転車屋はもっとするすると外していたような気がするが。以前スタンドを購入して今日もそれを使ったが、自転車に装着するだけで手間だ。そのうちチェーンステーをひっかけるタイプのスタンドを購入することになるかもしれないという気がした。
自転車屋も苦労していたのを思い出すが、後輪のホイル径が微妙に大きいのかタイヤを外すのに苦労する。装着するときはもっと大変だった。後輪のチューブも同様にタイヤにくっついていた。

前輪と後輪のタイヤを交換し、それぞれタイヤとチューブをホイルに取り付ける。タイヤの片側のビードをホイルに嵌めチューブをタイヤに入れるところまでは比較的簡単だが予想通りもう一方のビードを嵌めるのに苦労する。特に後輪は外すときも苦労したのでさらに苦労し、途中嵌められないのではないかと思ったが何とか嵌める。

後は空気を入れて自転車に装着すれば完了。これで一時間ほどかかる。パンクしたときのチューブ交換は一般的に前輪または後輪いずれかなので単純に比較はできないにしても片方だけ交換しても今の実力だと30分前後はかかるということか。馴れた人なら 5分程度でできると何かで読んだ気がするのでせめて 10分くらいでできるようにしないと駄目だな。


話は変って。
まだ芝は青いが秋になってそろそろ生長が鈍ってきた。夏は毎週芝刈りしなければならなかったが、先週は都合もあったのとそれほど伸びていないようなので休みにした。今週刈ったがそれでも旺盛なときの一週間分より少なかった。そろそろ水やりの回数も減らす時季だろうか。

キノコ2006年10月13日 22時23分

うー、まったく次から次へといろんなことになってくれるものだ。うちの芝も今年はいよいよ終りかという頃になって家内がキノコが生えているという。見たら四本ほど生えていた。何でも一箇月ほど前からときどき一本づつ生えていたらしいが、言うのを忘れていたという。今日みたいに纏まって生えているのは初めてらしい。

ウェブで調べると芝に生えるキノコはいくつかあるらしいが、写真を見る限り指摘されているものとは違うようだ。あるブログでうちのと同じ形をしたキノコの写真を見つけたが、これが名前も何もわからないようで生えたという事実だけが書かれている。

キノコ用の農薬もあるらしいが、まめに抜くしかないという意見もあったりする。うちの芝は日陰がなく今のところぽつぽつ生えるだけのようなので水やりを控えて様子を見ることにしよう。

便利と体力の関係2006年10月22日 01時35分

子供の頃から運動嫌いで、体育が嫌いな科目筆頭だった。それでも「運動しなければ」という強迫観念みたいなものがあり、中学のときには体育系のクラブに入ったりもしたが、好きになることはなかった。中学では校内マラソン大会(慥か 5 km だったのではないかと思う)というのがあり、一年のときは学年順位で百何位だった。中学で初めて 1500 m 走というのをやらされだが、それですら「人がそんなに長距離走っていいのか」と思っていたくらいだが、マラソン大会はそれの数倍走るだから私には狂気の沙汰にしか思えなかった。そんな具合だから学年中間くらいの成績でも特に何とも思わなかったし完走できたことだけでも大したものだった。二年になって柔道部に入り、しばらくしてから毎日マラソンの練習をさせられた。これのお蔭で学年21位になった。入賞するというような成績ではないから普通なら自慢にもならないが、前年から100人ほど抜き去っているのだ。運動嫌いの少年にはこれほど嬉しいことはなかった。「やればできる」ということばはそのとき初めて実感した。それも卒業とともに忘れられることになるが。
それでも歩くのだけは好きで大学のときでもバイクや車に興味もなかったので出かけると言えばいつも電車と徒歩だった。そんなことだから移動手段が限られているがそれで不便を感じたことはなかった。どこかから貰ってきた自転車はあったが数 km 走るための乗り物という意識しかなかったので自転車で遠いところに行くという発想はまったくなかった。ただ家から 10 数 km の大学にはどういうわけか二回ほど自転車で行った記憶がある。今なら間違いなく自転車通学している。40 分もあれば通えるのだ。電車だと一時間以上かかる。

昔の話はまあいい。
先日勤務先で体力測定の募集があったので申し込んだ。自転車に乗って五年ほど、合計 10,000 km 以上(たった 10,000 km かという気もするが)自転車に乗っているので、それ以前に較べたら体力はついている。以前は階段を登るときに若いときほどすいすい登れなくなったのを痛感していたが、最近はそういう感覚がない。若い頃から 10 kg 以上体重が増加していることを考えると満更でもないという気がする。
測定項目は以下の通り。

・血圧
・脈拍
・体脂肪率
・VO2MAX
・座位体前屈
・握力
・上体起し
・全身反応時間
・閉眼片足立ち

「閉眼片足立ち」があるというので練習したが、ルールを知らなかったので結果は老人だったが、家でやってみたらまあ年齢平均程度はいけそうだ。それ以外も年齢平均かそれより若干若かった。口惜しいのは VO2MAX が年齢平均より少しだけいいということだ。これは持久力を調べる指標になるらしい。測定はエアロバイクを 10 分間、ペダルを毎秒 1回転維持しながら漕ぎ続けるというものだ。ケイデンスで言えば 60 である。「自転車漕ぎなら任せろ」と思っていたのだがケイデンス 60 を維持するというのは予想外に厳しかった。私にはあまりに遅いのだ。おまけに中途半端に負荷がかかっているのでケイデンスの維持はさらに大変だ。「好きに漕いでいいから」と言われる方が余程楽である。ケイデンス測定機能のあるメータを持っていないので自分の普段のケイデンス値を知らないのだが、あの調子だと 90 以上あるのではないかと思う。
それはともかく、これについてはもっといい成績だろうと思っていたので少しショックだ。

自転車に乗る前は一時期車通勤していたので運動しない、歩かないという日常生活だった。今でも歩かないが、移動手段のエンジンは自前なのでそこのところがかなり違う。駅まで歩けば 15 分程度あるので、大阪市内なら大抵自転車でも電車と同じくらいの時間で到達する。
今でも自転車は運動という意識はあまりない。健康などの話題になると自転車で運動しているという気になるが、基本的にはそういうスタンスではない。身に着けるものがスポーツマン風になりつつあり、これが嬉しくないが着なければもっと大変なことになるのを知っているのでどんどんそういう恰好に近づいている。今でもレーサージャージにだけは手を出したくないと思っている。恥ずかしいというのもあるし高価だというのもある。ユニクロのボディテックがなければ着るものにかなり投資していただろうから、そう考えるとぞっとするし逆にユニクロがあるお蔭で大幅な出費節約になっているのだから小遣い生活者としてはまことにありがたい存在である。

いつものように余談が多くなってしまった。
今や車や列車で移動というのが当り前になり、それが文明生活の前提という状況になってしまっているように思う。だから人は「歩く」「自転車に乗る」というような自分の力を必要とするような移動手段に非文明的・非文化的な感覚を持っているのではないかという気がする。昔は生活そのものが体力仕事だったから運動不足といったところで今ほど酷くないし、食生活も今のように高カロリー、高脂肪ではなかったから肥満だの歩けないだのという問題も少かった。尤も高齢化社会でなかったという要因も大きいだろうが、今でも肉体労働者は年寄であっても比較的元気に見える。

そういうような問題から健康志向が強まっているのだろうが、そのために健康志向の食事(TV を見ている限り「ヘルシー」という気分に包まれているが実際のところ健康志向とはしても思えない)だのスポーツだのが人気だったりする。しかし、スポーツするために車で出かけるというところがそもそも間違っていないだろうか。便利は人を幸福にするという幻想が蔓延しているが、便利は人を不健康にし、さらには不便で不幸にしているように思われる。車は人や自転車を道路の隅に追いやりますます車が便利になり、それは不健康になることを意味している。ハイブリッド車が環境に優しいなどと言ったところで結局イメージが環境に優しいだけで生産だの排気ガスだのという環境負荷は大して違いはないし、人を不健康にしている元凶であることに何ら変りはない。スポーツクラブなどはわざわざ金を払って肉体労働させてもらっているような場所だ。基本的な生活をもっと自分の人力で行うという従来の生活スタイルにしなければ便利と引き換えに不幸と不健康がますます蓄積されていくような気がする。

欲しいカレンダー2006年10月24日 22時53分

今年もカレンダーの季節になった。なかなか気に入ったのが手に入らないので自分で制作するようになった。

ということで来年のカレンダー作りました。フリーで公開していますので、よければダウンロードして使ってください。
http://www.zeny.org/calendar/