Brompton のカスタマイズ2011年08月07日 22時45分

Brompton で 300 km ほど走った。前から何度か書いているように折り畳み自転車としては申し分ない。
持っている KHS なども折り畳み自転車だが、これらは「折り畳むこともできる」自転車で、折り畳み自転車ではないのではないかという気がしている。尤もホームセンターなどで売っている安物は「なんちゃって折り畳むこともできる」自転車なので、KHS などと同列で語ってはいけない。大体そういうホームセンター折り畳み自転車が折り畳まれている状態にあるのを見た記憶がない。どこかの家に置いてあるものでも大抵展開された状態だ。車に積まれているものは折り畳まれているだろうが、それらは逆に転回されないまま車内で蹲っているに違いない。

まだ Brompton 初心者であるにも拘らず、カバーの着脱を含めて 2分もあれば輪行態勢に入ったり、走行態勢に入ったりできる。KHS だと 2分ではまだ自転車や輪行袋と格闘している段階だ。

というようなわけで KHS とは違って頻繁に出番がある。職場でも今は袖机が机の横に置ける端っこ特権が使える場所に移動したので机の下に格納することができるようになった。家ではカバーをしていないので、自転車を展開すればすぐに走り出せる。行き先は最寄駅。家を出てからホームに行くまで10分かかっていない筈である。これは徒歩よりも速い。この機動性が Brompton の最大の魅力であると断言してもいい。

ところがやはり前から書いているように走らない。正確には走らないわけではなく、そこそこ速い。だが、転がらないために無駄に体力を消耗する。これがこの夏場には辛い。

というようなわけでカスタマイズを計画している。一度に全部やる余裕もないし、どこでどの程度効果があるのかということも知りたいのでちまちまやるつもりだ。
とりあえずは BB の交換を近いうちにやってもらう予定である。

それ以外は以下のような感じか。
・チェーン、プーリーなどの交換
・ホイルの交換
・内装 5速化
・ハンドルグリップの交換
・ブレーキのアップグレード
・シートポストの交換

迷っているのはハンドルバーの交換だ。
とりあえず転がるようになってくれると嬉しい。内装 5速化は今の 3速のトップが使い勝手がいまいちよくなくてあちこちで聞かれるように 2速と 3速の間が欲しくなったというのが理由である。実は内装変速機というのは初めてではなく、自転車通勤を始めたときに購入した自転車が内装 4速の軽快車だった。これはオートマチックだったので、自分で変速したことは殆どなかった。勝手に変速してくれるのは便利なようでときとして困ったことになる。というのもマイコンは単純に速度だけしか見ていないので、風向・風速・勾配などは一切考慮してくれない。なのでときとして期待するギアと違うギアに入ることがある。その点手動変速機は好きなように変速できるメリットはあるが、内装変速機というのは困ったことにトルクをかけると変速できないという問題がある。ギアを落とす場合は問題にならないが、上げる場合にこれが厄介で、そのまま加速し続けたいのにギアを上げるためにペダルから一旦力を抜かなければならない。
1速から 2速はまだいいが、2速から 3速はこれが難儀で 3速に入れるのが億劫になる。

グリップは今の時季汗でべとべとになるのが厭で、交換したいと考えている。ところがゴムは私の場合駄目なので、革かコルクなどになるが、汗を頻繁にかくような状態で革はどうかと思うので、これはどうするか決っていない。

ブレーキはとりあえずシューの交換くらいから様子を見る予定である。

シートポストは交換するつもりではなかったのだが、汗が付着するからかすでに錆が浮いてきているので、そのうち軽量なアルミに交換したいと考えている。

びゅんびゅん走る仕様にする気はあまりないが、転がってくれれば家から職場、あるいはその逆の片道 30 km を走るという気になるかもしれない。今の転がらない状態だと考えただけで草臥れるのだった。