自転車による発電 ― 2007年08月01日 22時55分
安物の自転車はダイナモをタイヤに擦りつけてライトを点灯させる。これの欠点は発電しようとすると漕ぎが重たくなってあまり使いたくなくなるということだ。スポーツ自転車に乗る人はそんなことで人力が消費されるのを嫌がって電池式ライトで解決しようとする。一部のママチャリなどにはハブダイナモという新しい発電装置が普及しつつある。これはタイヤとフロントフォークを接続する部分(ハブ)に発電機を仕込むタイプのもので、タイヤダイナモと比較すると驚くほど漕ぎが軽い。最初に通勤用に購入した自転車にはこのハブダイナモが装備されていた。電池を気にしなくていいし、軽いのが何よりだ。これだと無灯火自転車を減らすことができるが、安物には標準で装備されていないので、相変らず無灯火自転車の減少に寄与していない。
話は変るが、自転車をスポーツとして楽しんでいる人の中には自宅などでトレーニングする際にローラー台などを使用することがある。後輪または前輪、後輪両方をローラーに載せて自転車を漕ぐというものだ。負荷を設定できたりする機種もあるらしいので、好みの負荷でトレーニングできたり、雨の日に家でトレーニングするというような使い方ができる。
以前から気になっていたことだが、これに発電機能を持たせることはできないものだろうか。普段は別に発電などどうでもよかったりする。中には少しでも受電電力の消費を抑えたいという人もいるだろうが、私の意図は災害時などのちょっとした発電だ。ウェブで検索したところ、自転車を改造したものなら数多く見つかった。ところが大抵は前輪を外したりして発電専用になっていて普通の自転車として使うのは容易ではない。エアロバイクタイプにすれば発電兼トレーニングという使い方もできるのでそれはそれでいいが、エアロバイクを設置するとなると場所を取る。さらに常時自転車で発電する人がいるとも思えず実用とは言いづらい。そこで考えたのがローラー台に発電機能を持たせることだ。これだと自転車を載せれば発電機になり、通常は普通に自転車として使用できるし、使用しないときはローラー台を片付けて自転車はいつもの場所にしまってやれば発電装置が場所を取ることもないので、普段は使用しないが災害のときなどに頑張って漕げば TV を見たり携帯電話の充電ができたりするという使い方もできる。手回し式の発電機もあるが、結構面倒だし手よりも脚のほうが力があるので発電にはこの方が楽だ。特に TV を見るのに手回し発電はすぐに厭になると思われるが、自転車を漕ぐ発電だと TV を見ながらでもさほど苦になるとは思えないし、暇潰し感覚で発電しながら TV も見られる。携帯の充電も楽にできるだろう。それで普段はローラー台として使用できるのであればわざわざ発電のためにいつ使うかもわからないローラー台を買うというのではなく、体力づくりとかトレーニング用途にも使えるので無駄な買い物に終る可能性も低くなる。最近の流行で言えば健康と人力発電(エコロジー)となかなかいい具合だ。エアロバイクは結構重量があって場所を取る。本当にそれを使い続けるのかというとブートキャンプよりは継続できるかもしれないが、いつまで続くかは疑わしい。粗大ゴミになる可能性は高い。しかし自転車を所有していない家庭は少いし、普段の脚として利用する頻度もそれほど低くない。それとローラー台を組合せれば、発電するときだけ少し場所を確保するだけで小物家電を動かしたり充電することができるし、そういう用途には十分だ。スポーツ車用だけでなく、ママチャリでも使えるようなタイプも作れば非常用兼健康グッズ兼エコ製品として一般家庭でも使ってみようという人が出てくるかもしれない。携帯や iPod などの充電ならそれで間に合うのであれば運動も兼ねて漕いでみようという人が出てきても不思議ではないし、可能性は大きい。誰か販売しませんか。
話は変るが、自転車をスポーツとして楽しんでいる人の中には自宅などでトレーニングする際にローラー台などを使用することがある。後輪または前輪、後輪両方をローラーに載せて自転車を漕ぐというものだ。負荷を設定できたりする機種もあるらしいので、好みの負荷でトレーニングできたり、雨の日に家でトレーニングするというような使い方ができる。
以前から気になっていたことだが、これに発電機能を持たせることはできないものだろうか。普段は別に発電などどうでもよかったりする。中には少しでも受電電力の消費を抑えたいという人もいるだろうが、私の意図は災害時などのちょっとした発電だ。ウェブで検索したところ、自転車を改造したものなら数多く見つかった。ところが大抵は前輪を外したりして発電専用になっていて普通の自転車として使うのは容易ではない。エアロバイクタイプにすれば発電兼トレーニングという使い方もできるのでそれはそれでいいが、エアロバイクを設置するとなると場所を取る。さらに常時自転車で発電する人がいるとも思えず実用とは言いづらい。そこで考えたのがローラー台に発電機能を持たせることだ。これだと自転車を載せれば発電機になり、通常は普通に自転車として使用できるし、使用しないときはローラー台を片付けて自転車はいつもの場所にしまってやれば発電装置が場所を取ることもないので、普段は使用しないが災害のときなどに頑張って漕げば TV を見たり携帯電話の充電ができたりするという使い方もできる。手回し式の発電機もあるが、結構面倒だし手よりも脚のほうが力があるので発電にはこの方が楽だ。特に TV を見るのに手回し発電はすぐに厭になると思われるが、自転車を漕ぐ発電だと TV を見ながらでもさほど苦になるとは思えないし、暇潰し感覚で発電しながら TV も見られる。携帯の充電も楽にできるだろう。それで普段はローラー台として使用できるのであればわざわざ発電のためにいつ使うかもわからないローラー台を買うというのではなく、体力づくりとかトレーニング用途にも使えるので無駄な買い物に終る可能性も低くなる。最近の流行で言えば健康と人力発電(エコロジー)となかなかいい具合だ。エアロバイクは結構重量があって場所を取る。本当にそれを使い続けるのかというとブートキャンプよりは継続できるかもしれないが、いつまで続くかは疑わしい。粗大ゴミになる可能性は高い。しかし自転車を所有していない家庭は少いし、普段の脚として利用する頻度もそれほど低くない。それとローラー台を組合せれば、発電するときだけ少し場所を確保するだけで小物家電を動かしたり充電することができるし、そういう用途には十分だ。スポーツ車用だけでなく、ママチャリでも使えるようなタイプも作れば非常用兼健康グッズ兼エコ製品として一般家庭でも使ってみようという人が出てくるかもしれない。携帯や iPod などの充電ならそれで間に合うのであれば運動も兼ねて漕いでみようという人が出てきても不思議ではないし、可能性は大きい。誰か販売しませんか。
詰めの甘さ ― 2007年08月13日 23時22分
新しい家になってからベッドで寝るようになった。それはいいが、ベッドの横にテーブルか何かを置いて必要なものを置いたり収納したりする簡単なサイドワゴンのようなものが欲しいと思っていた。ベッドを使用するようになった当初からあちこちで探してはいたが、これというものがないので、それまでも使用していた二段のカラーボックスを使用することにした。これが何かと不便である。
・小物が収納できない
・キャスターがない
・天板が狭い
通販のカタログを見たり家具屋に行ったときに必ず探すのだが、どうもこれというものが見当らない。都合がいいとキャスターが付いていなかったり、キャスターがあると全部抽斗になっていたり、そうでなくても棚に蓋が付いていたりして個人的に希望しているものと違っている。変に妥協して買い急ぐと必ず後悔するだろうと考えていたので妥協しそうになったものはいくつかあったが「これは」というものが見つかるまでは買わないことにしていた。ところが先日ディノスのカタログに希望に近いものが載っていると家内が言うので見ると確かに今迄で一番希望に近い。唯一の難点は巾と奥行が長いことだ。
巾はともかく奥行が長いのが悩ましいところだが、家内はこれ以上ぴったりなのはないだろうと言う。確かにキャスターが付いてそれほど深くない抽斗が一つあるものはこれまで殆どなかった。
ということで購入した。やはり奥行のあるのが難点ではあるが、それを除けばなかなかいい。もう一つ注文を付ければダボ穴をもう少し下まで開けておいて欲しかった。
そうなるといくつかのものをそこに移したりすることもあって机周辺の片付けもしなければならない。というか机周辺の片付けは数年前からの懸案で、長い休みの前になると片付けようと計画するが、別にしなければならないことがあったりしてなかなかできない。パソコンの手前に書類やら雑誌を積み上げる癖があるが、これはスレッシュホールドレベルに到達すると片付けることがあるが根本的な解決にはなっていない。
先日たまたま ITmedia の記事で片付けの特集が載っていたので、真似をして片付けようという気分にもなっていたこともあってこの休みには片付けようと決めていた。本来であれば勤務先が休みになる 10日から始める予定だったが、会社のサーバのシステムバージョンアップもしなければならないのでしぶしぶ出勤することになり、いきなり出鼻を挫かれてしまった。おまけにサーバのバージョンアップもカーネルのインストールで躓き、別の打合せに付合わされて作業の大半をやり残すことになったので達成感どころか中途半端な気分にさせられてしまった。
気を取り直して 11日午後から開始する。午前は午前で芝刈りなどする。一日で終らせるつもりにしていたが結局終らず。少し手を広げすぎというのも原因ではあるが、一日では無理だろうと想定していた自分もいたので、そんなことを考えているとまず終らない。大体処分しなければならない書類にプライバシーが大量に載っているのでそれを何とかするのにかなりの時間が必要だ。シュレッダーがあれば簡単なのだろうが、生憎うちにはシュレッダーはなく、細かく切り刻む鋏だけが頼りである。
ということで 12日も継続するが、この日はこの日でマットレスを干せと言われているし、おまけに中途半端に作業したのが原因だと思うが、どういうわけか DNS サーバが走っておらず会社のドメインにアクセスできない状態になっていることに朝気がつき、そこから慌てて作業を継続する。ssh で接続していれば問題なく作業できるようだが、そうは言っても万一トラブルが発生したりすると会社まで行って作業しなければならなくなる。当初は改めて機会を作って作業する予定だったが DNS サーバが動いていなければメールが受信できなくなったりするので作業しないわけにはいかない。途中ウェブサーバの動作がおかしくなったりして慌てたが、何とかバージョンアップ作業は完了する。ところが今度はウェブサーバから予想通りメールが送信できなくなった。GLIBC のバージョンが上がったことが原因で qmail がエラーを吐いている。これは以前家のマシンで経験済ではあったので問題になることはわかっていたが、ウェブサーバで使用しているのが mini-qmail で、今のマシンにしたときに一からインストールしようとしてうまくいかなかったので、前のサーバで動いていたバイナリをそのままコピーするという安易な対応で凌いでいた。今回はそれでは駄目なので mini-qmail のインストールを下調べしなおしてからやろうと考えていたのに DNS サーバが動いていないというより重大な問題の影響でそうも言っていられないため、昨日急遽作業することになった。そのときは片付けやらマットレス干しもあるのであまり時間をかけられないのでシステムのバージョンアップだけ行い mini-qmail は後回しして片付けに着手。システムのバージョンアップだけでも比較的すんなりできたので一安心した。昨日一日かかって全体の 8割くらいは終る。大抵はこれくらいで終った気になる。毎度のことだが我ながら詰が甘いと言わざるを得ない。
今日は午前中に別の用事をいくつか片付ける。昼からももともと片付けをするつもりはなく、明日から行きつけの自転車屋が盆休みを取るというので顔を出しに行く。
暑いと片付けに身が入らない。我が家では昼間あまりエアコンを入れず、どちらかというと夜入れるようにしているので、夜から片付けを続けるというつもりでさっきから少しやった。大体 9割くらいまで終えたつもりだ。残りは机の横にあるデスクワゴンの上に載っているものとその後にある本棚に載せてある一部のこまごましたものだけだ。このままだといつものように詰が甘いだけで終ってしまうので、今回は休みが終るまでに何とか完了させたい。mini-qmail のインストールもさきほど完了させた。このサーバについては会社に行って再起動させて新しいカーネルで起動することを確認したら作業完了だ(別のやり残しはあるが)。
・小物が収納できない
・キャスターがない
・天板が狭い
通販のカタログを見たり家具屋に行ったときに必ず探すのだが、どうもこれというものが見当らない。都合がいいとキャスターが付いていなかったり、キャスターがあると全部抽斗になっていたり、そうでなくても棚に蓋が付いていたりして個人的に希望しているものと違っている。変に妥協して買い急ぐと必ず後悔するだろうと考えていたので妥協しそうになったものはいくつかあったが「これは」というものが見つかるまでは買わないことにしていた。ところが先日ディノスのカタログに希望に近いものが載っていると家内が言うので見ると確かに今迄で一番希望に近い。唯一の難点は巾と奥行が長いことだ。
巾はともかく奥行が長いのが悩ましいところだが、家内はこれ以上ぴったりなのはないだろうと言う。確かにキャスターが付いてそれほど深くない抽斗が一つあるものはこれまで殆どなかった。
ということで購入した。やはり奥行のあるのが難点ではあるが、それを除けばなかなかいい。もう一つ注文を付ければダボ穴をもう少し下まで開けておいて欲しかった。
そうなるといくつかのものをそこに移したりすることもあって机周辺の片付けもしなければならない。というか机周辺の片付けは数年前からの懸案で、長い休みの前になると片付けようと計画するが、別にしなければならないことがあったりしてなかなかできない。パソコンの手前に書類やら雑誌を積み上げる癖があるが、これはスレッシュホールドレベルに到達すると片付けることがあるが根本的な解決にはなっていない。
先日たまたま ITmedia の記事で片付けの特集が載っていたので、真似をして片付けようという気分にもなっていたこともあってこの休みには片付けようと決めていた。本来であれば勤務先が休みになる 10日から始める予定だったが、会社のサーバのシステムバージョンアップもしなければならないのでしぶしぶ出勤することになり、いきなり出鼻を挫かれてしまった。おまけにサーバのバージョンアップもカーネルのインストールで躓き、別の打合せに付合わされて作業の大半をやり残すことになったので達成感どころか中途半端な気分にさせられてしまった。
気を取り直して 11日午後から開始する。午前は午前で芝刈りなどする。一日で終らせるつもりにしていたが結局終らず。少し手を広げすぎというのも原因ではあるが、一日では無理だろうと想定していた自分もいたので、そんなことを考えているとまず終らない。大体処分しなければならない書類にプライバシーが大量に載っているのでそれを何とかするのにかなりの時間が必要だ。シュレッダーがあれば簡単なのだろうが、生憎うちにはシュレッダーはなく、細かく切り刻む鋏だけが頼りである。
ということで 12日も継続するが、この日はこの日でマットレスを干せと言われているし、おまけに中途半端に作業したのが原因だと思うが、どういうわけか DNS サーバが走っておらず会社のドメインにアクセスできない状態になっていることに朝気がつき、そこから慌てて作業を継続する。ssh で接続していれば問題なく作業できるようだが、そうは言っても万一トラブルが発生したりすると会社まで行って作業しなければならなくなる。当初は改めて機会を作って作業する予定だったが DNS サーバが動いていなければメールが受信できなくなったりするので作業しないわけにはいかない。途中ウェブサーバの動作がおかしくなったりして慌てたが、何とかバージョンアップ作業は完了する。ところが今度はウェブサーバから予想通りメールが送信できなくなった。GLIBC のバージョンが上がったことが原因で qmail がエラーを吐いている。これは以前家のマシンで経験済ではあったので問題になることはわかっていたが、ウェブサーバで使用しているのが mini-qmail で、今のマシンにしたときに一からインストールしようとしてうまくいかなかったので、前のサーバで動いていたバイナリをそのままコピーするという安易な対応で凌いでいた。今回はそれでは駄目なので mini-qmail のインストールを下調べしなおしてからやろうと考えていたのに DNS サーバが動いていないというより重大な問題の影響でそうも言っていられないため、昨日急遽作業することになった。そのときは片付けやらマットレス干しもあるのであまり時間をかけられないのでシステムのバージョンアップだけ行い mini-qmail は後回しして片付けに着手。システムのバージョンアップだけでも比較的すんなりできたので一安心した。昨日一日かかって全体の 8割くらいは終る。大抵はこれくらいで終った気になる。毎度のことだが我ながら詰が甘いと言わざるを得ない。
今日は午前中に別の用事をいくつか片付ける。昼からももともと片付けをするつもりはなく、明日から行きつけの自転車屋が盆休みを取るというので顔を出しに行く。
暑いと片付けに身が入らない。我が家では昼間あまりエアコンを入れず、どちらかというと夜入れるようにしているので、夜から片付けを続けるというつもりでさっきから少しやった。大体 9割くらいまで終えたつもりだ。残りは机の横にあるデスクワゴンの上に載っているものとその後にある本棚に載せてある一部のこまごましたものだけだ。このままだといつものように詰が甘いだけで終ってしまうので、今回は休みが終るまでに何とか完了させたい。mini-qmail のインストールもさきほど完了させた。このサーバについては会社に行って再起動させて新しいカーネルで起動することを確認したら作業完了だ(別のやり残しはあるが)。
一様なスパゲティ ― 2007年08月14日 22時29分
大学の物理の授業での話だ。先生の友人か何かが「一様なスパゲティを作って両端から引っ張れば一様に切れる筈だ」と考えたということだ。どこからそういう話になったのかは記憶していないが、その人はそれを証明するために高速度撮影できるカメラを開発し、一様なスパゲティが切れる瞬間を撮影することに成功したらしい。ところが誰も一様なスパゲティには目もくれず、高速度カメラの方が評価されたという結末だった。確かに高速度撮影は凄い。砲弾が飛んでいく様子を高速度撮影して衝撃波が映っていたのには驚いた。同時に砲弾をカメラが追いかけていた技術にも感嘆した。
高速度撮影のカメラのことはいい。それはもうその凄さを見てしまったからだし、それでもまだこれからも見たことのない現象を高速度撮影のカメラは映し出してくれることだろう。だが、ここで取り上げたいのは一様なスパゲティの方だ。おいしいスパゲティを作るのも大変だとは思う。しかしこれは何よりも「一様」なのだ。これがどう凄いかというとその先生の友人が考えたように両端から引っ張っていったときに訪れる。一様であるということは太さも強さも一本のすべての部分が同じということだ。手近にあるスパゲティでも蕎麦でもいいが、両端を持って引っ張ってみるといい。必ずどこか一箇所で切断される。二箇所でも三箇所でもなく一箇所である筈だ。それはその麺の一番弱い部分が切れているということを示している。ところが一様なスパゲティである。すべての部分が同じように強く、それはすなわちすべての部分が同じように弱い。ということはすべての部分にかかる力が同じであるわけで、最終的にはスパゲティが持ち堪えられる力を超えたある一瞬に無数の破片となって分解するということを意味する。その物理の先生の話だと同じ長さの細かさで無数の断片となって千切れたそうだ。その話を聞いたときから私も是非その映像を見たいと思っているが、残念ながらまだ見ていない。
映像も気になるがもっと気になるのはどのようにすればそのように一様なスパゲティを作ることができるのかという技術である。太さも含めて原料の配分、水分の具合などもすべて一様でなければそのようなスパゲティは作れない。もしかすると茹で加減で失敗するとそれまで一様だったスパゲティが一様でなくなるかもしれない。高速度撮影のカメラを開発した技術力も凄いが、一様なスパゲティを作る技術というのもまた凄いことに違いない。どんなスパゲティ職人も一様なスパゲティは作ったことがないだろう。さらに引っ張るときにも工夫がいるだろう。スパゲティを必要以上に摘んでしまうとそこに力が強くかかってしまうことになるのでかける力が一様ではなくなる。となるとスパゲティに均等に力がかかるような引っ張り方ができる装置の開発が必要だったかもしれない。考えれば考えるほど一様なスパゲティの道のりは遠く大変なのだった。
ところでそのようにしてできた一様なスパゲティの味はどうなのだろうか。
高速度撮影のカメラのことはいい。それはもうその凄さを見てしまったからだし、それでもまだこれからも見たことのない現象を高速度撮影のカメラは映し出してくれることだろう。だが、ここで取り上げたいのは一様なスパゲティの方だ。おいしいスパゲティを作るのも大変だとは思う。しかしこれは何よりも「一様」なのだ。これがどう凄いかというとその先生の友人が考えたように両端から引っ張っていったときに訪れる。一様であるということは太さも強さも一本のすべての部分が同じということだ。手近にあるスパゲティでも蕎麦でもいいが、両端を持って引っ張ってみるといい。必ずどこか一箇所で切断される。二箇所でも三箇所でもなく一箇所である筈だ。それはその麺の一番弱い部分が切れているということを示している。ところが一様なスパゲティである。すべての部分が同じように強く、それはすなわちすべての部分が同じように弱い。ということはすべての部分にかかる力が同じであるわけで、最終的にはスパゲティが持ち堪えられる力を超えたある一瞬に無数の破片となって分解するということを意味する。その物理の先生の話だと同じ長さの細かさで無数の断片となって千切れたそうだ。その話を聞いたときから私も是非その映像を見たいと思っているが、残念ながらまだ見ていない。
映像も気になるがもっと気になるのはどのようにすればそのように一様なスパゲティを作ることができるのかという技術である。太さも含めて原料の配分、水分の具合などもすべて一様でなければそのようなスパゲティは作れない。もしかすると茹で加減で失敗するとそれまで一様だったスパゲティが一様でなくなるかもしれない。高速度撮影のカメラを開発した技術力も凄いが、一様なスパゲティを作る技術というのもまた凄いことに違いない。どんなスパゲティ職人も一様なスパゲティは作ったことがないだろう。さらに引っ張るときにも工夫がいるだろう。スパゲティを必要以上に摘んでしまうとそこに力が強くかかってしまうことになるのでかける力が一様ではなくなる。となるとスパゲティに均等に力がかかるような引っ張り方ができる装置の開発が必要だったかもしれない。考えれば考えるほど一様なスパゲティの道のりは遠く大変なのだった。
ところでそのようにしてできた一様なスパゲティの味はどうなのだろうか。
Linux で SATA HDD ― 2007年08月15日 21時45分
懸案だった家のデータのバックアップ用の HDD と SATA I/F カードを購入してきた。別に SATA でなくてもよかったが、気分で SATA を選んだ。そのために SATA の I/F カードが必要になるのだが。
帰って早速旧サーバマシンにインストールしてみた。いきなり起動途中に停止する。SATA カードはともかく、これに HDD を接続すると起動しなくなる。カーネルで SATA を使えるようにセットアップもしなければならない。カーネルの設定とコンパイルを行ってから Linux を起動し、それから SATA ケーブルを I/F カードに接続すると認識はするようだ。それで HDD をフォーマットしてマウントしてみた。その状態で再起動するとやはり起動しない。マシンは納戸に入れたままクライアントマシンから Wake on LAN で起動してバックアップしたりする計画だったが、起動後に SATA ケーブル(または HDD の電源ケーブル)を接続しなきゃならんとなると計画そのものが台なしだ。古いハードウェアはいろいろと難儀である。今のサーバをバックアップマシンにして新しく省電力パソコンをサーバにすることをこの前から検討し続けているが、この調子だと予想以上に早くそうなってしまうかもしれない。今のサーバの構成がどう考えても電気食いでサーバとしてもオーバースペックなのだ。処理能力だけ考えても VIA の CPU で充分だと思うし、電気代の節約にもなる。ただ、VIA のマシンで使える筐体は大抵コンパクトなのが個人的には難点である。サーバの置き場所に困っているわけではなく、作業性を考えるとミニタワーあるいはフルタワーでもいいくらいなのだが、調べた限りでは小さい筐体ばかりである。なぜ省電力パソコン即ち省スペースパソコンになってしまうのか。Intel の CPU で比較的省電力なものを選べばタワー型筐体も選べるようになるが、それで VIA より消費電力が増加するのであれば本末転倒とまではいかないにしても、個人的には投資した分の電気代くらいは元を取るつもりなので(自分の懐に戻ってくるわけではないが)面白くない。
帰って早速旧サーバマシンにインストールしてみた。いきなり起動途中に停止する。SATA カードはともかく、これに HDD を接続すると起動しなくなる。カーネルで SATA を使えるようにセットアップもしなければならない。カーネルの設定とコンパイルを行ってから Linux を起動し、それから SATA ケーブルを I/F カードに接続すると認識はするようだ。それで HDD をフォーマットしてマウントしてみた。その状態で再起動するとやはり起動しない。マシンは納戸に入れたままクライアントマシンから Wake on LAN で起動してバックアップしたりする計画だったが、起動後に SATA ケーブル(または HDD の電源ケーブル)を接続しなきゃならんとなると計画そのものが台なしだ。古いハードウェアはいろいろと難儀である。今のサーバをバックアップマシンにして新しく省電力パソコンをサーバにすることをこの前から検討し続けているが、この調子だと予想以上に早くそうなってしまうかもしれない。今のサーバの構成がどう考えても電気食いでサーバとしてもオーバースペックなのだ。処理能力だけ考えても VIA の CPU で充分だと思うし、電気代の節約にもなる。ただ、VIA のマシンで使える筐体は大抵コンパクトなのが個人的には難点である。サーバの置き場所に困っているわけではなく、作業性を考えるとミニタワーあるいはフルタワーでもいいくらいなのだが、調べた限りでは小さい筐体ばかりである。なぜ省電力パソコン即ち省スペースパソコンになってしまうのか。Intel の CPU で比較的省電力なものを選べばタワー型筐体も選べるようになるが、それで VIA より消費電力が増加するのであれば本末転倒とまではいかないにしても、個人的には投資した分の電気代くらいは元を取るつもりなので(自分の懐に戻ってくるわけではないが)面白くない。
掃除・洗濯 ― 2007年08月16日 18時21分
連日暑い。大阪は大体が暑いところだが、場所によっては40度を記録したとニュースで報道している。大阪でも38度あったらしい。暑い暑いとニュースで報道しているが、暑いことは本当にニュースか。自分で経験しているのだからわざわざニュースで確認しなくてもわかっているだろうと思うが、日本ではニュースで報道されて初めて事実になるらしい。
なんでこんな暑い時期に夏休みになるのかとぼやきたくもなる。家でぼーっとしているのに冷房を入れるのも気が引けるので、今のところわが家では夕方以降にしか入れていない。今日は何も考えずにデータのバックアップを始めてしまったのでいつもより少し早いが三時過ぎから冷房を入れた。冷房を入れていない室温で HDD にどかどかデータをコピーするのはあまり HDD によくないだろうと考えたからだ。
夕方から冷房というのは話が逆ではないかという向きもあろうが、大阪は夜も暑いので冷房がないと寝られない。昼間はぼーっとしているか頭を使わない作業をしていれば何とかやり過ごせる。ところが夜中に暑いと寝たくても眠れない。外は涼しくても(本当はそれほど涼しくもないのだろうが、風があって僅かにひんやり感じるだけでもまだ屋外は涼しい)家の中は暑いままというところが問題なのだが、昼間は暑くても夜の涼しい地方は羨しい。
前にも書いたようにこの休みは珍しく予定が少いので、兼ねてから考えていた片付けとか掃除をしている。自分でも呆れるが机の片付けはうだうだしていてまだ終っていない。一方、今日は掃除しなければと思っていたところの掃除をしたり、汗まみれになったバックパックやらメッセンジャーバックの洗濯などをする。バックパックはおろして数回しか使用していないが昨日の梅田でぼとぼとになった。買ったものを入れている箱がびしょびしょになっていたので中の液体が漏れたのかと思ったらどうやら汗だった。メッセンジャーバッグよりものが多く入れられると思ってバックパックにしたが防水仕様でないと駄目だな。梅田でうろうろしているときに半パンがすでにぼとぼとだったし。メッセンジャーバッグは洗ったら湯が茶色く濁っていた。一体何の色だ。前回洗ったときはそんな色にならなかったので色落ちというわけではない筈だ。ヘルメットは昨日石鹸で洗ったら汗臭いのがましになった。
さらにすでに書いたように昨日購入した HDD に別のマシンにあるデータのバックアップを行った。まだ全部というわけではないが iTunes のデータだけは逃がしておきたかったので、それだけは済ませる。約 40 GB。
傍から見ているとあまり有意義には見えない休みかもしれないが、本人は熊鈴も含めて懸案だったことが次つぎと片付いているので珍しいくらいに頗る有意義だ。会社のサーバのバージョンアップも一方は完全に終ったし。
なんでこんな暑い時期に夏休みになるのかとぼやきたくもなる。家でぼーっとしているのに冷房を入れるのも気が引けるので、今のところわが家では夕方以降にしか入れていない。今日は何も考えずにデータのバックアップを始めてしまったのでいつもより少し早いが三時過ぎから冷房を入れた。冷房を入れていない室温で HDD にどかどかデータをコピーするのはあまり HDD によくないだろうと考えたからだ。
夕方から冷房というのは話が逆ではないかという向きもあろうが、大阪は夜も暑いので冷房がないと寝られない。昼間はぼーっとしているか頭を使わない作業をしていれば何とかやり過ごせる。ところが夜中に暑いと寝たくても眠れない。外は涼しくても(本当はそれほど涼しくもないのだろうが、風があって僅かにひんやり感じるだけでもまだ屋外は涼しい)家の中は暑いままというところが問題なのだが、昼間は暑くても夜の涼しい地方は羨しい。
前にも書いたようにこの休みは珍しく予定が少いので、兼ねてから考えていた片付けとか掃除をしている。自分でも呆れるが机の片付けはうだうだしていてまだ終っていない。一方、今日は掃除しなければと思っていたところの掃除をしたり、汗まみれになったバックパックやらメッセンジャーバックの洗濯などをする。バックパックはおろして数回しか使用していないが昨日の梅田でぼとぼとになった。買ったものを入れている箱がびしょびしょになっていたので中の液体が漏れたのかと思ったらどうやら汗だった。メッセンジャーバッグよりものが多く入れられると思ってバックパックにしたが防水仕様でないと駄目だな。梅田でうろうろしているときに半パンがすでにぼとぼとだったし。メッセンジャーバッグは洗ったら湯が茶色く濁っていた。一体何の色だ。前回洗ったときはそんな色にならなかったので色落ちというわけではない筈だ。ヘルメットは昨日石鹸で洗ったら汗臭いのがましになった。
さらにすでに書いたように昨日購入した HDD に別のマシンにあるデータのバックアップを行った。まだ全部というわけではないが iTunes のデータだけは逃がしておきたかったので、それだけは済ませる。約 40 GB。
傍から見ているとあまり有意義には見えない休みかもしれないが、本人は熊鈴も含めて懸案だったことが次つぎと片付いているので珍しいくらいに頗る有意義だ。会社のサーバのバージョンアップも一方は完全に終ったし。
秋の気配 ― 2007年08月17日 22時30分
今週は暑さから逃れられないらしい。
土曜は出かける予定にしているので芝刈りをする。たっぷり水を撒いているつもりだが枯れている部分がある。暑くて芝も堪らないのか、刈り取った量も少い。芝刈り後の印象はまだまだ夏だというものだった。
ところが夜、風呂に入ったときに窓から聞こえてくる虫の音は夏のものというより秋のものだった。立秋を過ぎているだけあってもう秋だ。季節の移り変りに人は鈍感だが生き物は敏感だ。
来週から関西の暑さも少しはましになるらしいが、一体いつから本格的に涼しくなるのだろう。
芝にはたっぷりと水をやった。
土曜は出かける予定にしているので芝刈りをする。たっぷり水を撒いているつもりだが枯れている部分がある。暑くて芝も堪らないのか、刈り取った量も少い。芝刈り後の印象はまだまだ夏だというものだった。
ところが夜、風呂に入ったときに窓から聞こえてくる虫の音は夏のものというより秋のものだった。立秋を過ぎているだけあってもう秋だ。季節の移り変りに人は鈍感だが生き物は敏感だ。
来週から関西の暑さも少しはましになるらしいが、一体いつから本格的に涼しくなるのだろう。
芝にはたっぷりと水をやった。
信楽の避暑 ― 2007年08月18日 21時11分
この一週間、梅田以外に出かけたところは殆どなかったが、今日は避暑にでもというつもりで信楽に出かけた。ただ、数日前から天気予報を調べた限りでは冬に寒い信楽と雖も暑いらしかった。実際にも大阪ほどではないかもしれないが暑かった。
信楽にしたのには二つ理由がある。涼しそうということと近いということだ。近いことだけは間違いないが涼しそうという期待は見事に裏切られた。ただ、天気予報で調べて覚悟してもいた。数日前からの天気予報では潮岬が大阪よりかなり温度が低かったが、生憎潮岬は遠い。より近い吉野近辺の温度なども調べてみたもののどうやら期待するほど涼しくはない。ただ、吉野にしても信楽にしても朝夕は比較的涼しいので行くのなら泊りにすべきだが、そこまでは考えていなかったので、暑いところから暑いところに出かけただけで終ってしまった。
乗ると決めていたわけではないが、一応折りたたみ自転車を持っていった。暑そうだがちょっと乗ってみようと自転車を降ろしたのはいいが、タイヤに空気が入っていなかった。鞄にポンプは入れていたところまではいい。嫁の自転車のチューブがどういうわけが米式のバルブで空気が入れられない。ポンプそのものはアタッチメントか何かで米式にも対応していた筈だが、フランス式で使えるようにしたままだ。説明書を持っているわけでもないのでどうしようもない。さっき確認したらキャップ内のアタッチメントを工夫すれば対応できていたのだった。まあそもそも積み込むときに空気圧を確認しなかったのがいけないのだし、実際に空気を入れてみようとポンプをタイヤに当ててみるとタイヤサイズが小さいのでポンプのレバーがハブと干渉して空気が入れられそうになかった。やはり準備とチェックを怠ってはいけない。携帯用ポンプも圧力計が付いて使いやすいものを買った方がいいのかもしれない。
それと今日は車を運転しているとたくさんの自転車乗りを見かけた。どこからどこに向っているのかわからないが、この暑い中みんな颯爽と乗っていた。誰一人としてタオルをぶら下げて走る私のような者はいないのだった。そんな筈はないと思うが汗はかかないのだろうか。
この一週間、夜間は冷房を利かしているものの昼間は冷房なしで生活しているのでいくらか夏ばてぎみだ。仕事に行けば昼間も冷房の利いた部屋にいられるが、一週間の休みで仕事と考えただけでこれまたげんなりしてしまう。
さらに今日は土曜日。風呂の掃除日だ。家の者がみんな入浴した後、自分が入浴して、それから洗うことになっているが、サウナの中で作業しているようなものだから大変だ。一応涼風が浴室に入るように浴室暖房装置を運転して掃除しているが、単に外気を吹き出している程度のものだからそれほど涼しいわけではない。ざっと一時間ほどかけて掃除すればそれだけで 0.5 kg も水分が出てしまう。風呂に入って汗を流しているのか風呂に入って汗を出しているのかわからない。
信楽にしたのには二つ理由がある。涼しそうということと近いということだ。近いことだけは間違いないが涼しそうという期待は見事に裏切られた。ただ、天気予報で調べて覚悟してもいた。数日前からの天気予報では潮岬が大阪よりかなり温度が低かったが、生憎潮岬は遠い。より近い吉野近辺の温度なども調べてみたもののどうやら期待するほど涼しくはない。ただ、吉野にしても信楽にしても朝夕は比較的涼しいので行くのなら泊りにすべきだが、そこまでは考えていなかったので、暑いところから暑いところに出かけただけで終ってしまった。
乗ると決めていたわけではないが、一応折りたたみ自転車を持っていった。暑そうだがちょっと乗ってみようと自転車を降ろしたのはいいが、タイヤに空気が入っていなかった。鞄にポンプは入れていたところまではいい。嫁の自転車のチューブがどういうわけが米式のバルブで空気が入れられない。ポンプそのものはアタッチメントか何かで米式にも対応していた筈だが、フランス式で使えるようにしたままだ。説明書を持っているわけでもないのでどうしようもない。さっき確認したらキャップ内のアタッチメントを工夫すれば対応できていたのだった。まあそもそも積み込むときに空気圧を確認しなかったのがいけないのだし、実際に空気を入れてみようとポンプをタイヤに当ててみるとタイヤサイズが小さいのでポンプのレバーがハブと干渉して空気が入れられそうになかった。やはり準備とチェックを怠ってはいけない。携帯用ポンプも圧力計が付いて使いやすいものを買った方がいいのかもしれない。
それと今日は車を運転しているとたくさんの自転車乗りを見かけた。どこからどこに向っているのかわからないが、この暑い中みんな颯爽と乗っていた。誰一人としてタオルをぶら下げて走る私のような者はいないのだった。そんな筈はないと思うが汗はかかないのだろうか。
この一週間、夜間は冷房を利かしているものの昼間は冷房なしで生活しているのでいくらか夏ばてぎみだ。仕事に行けば昼間も冷房の利いた部屋にいられるが、一週間の休みで仕事と考えただけでこれまたげんなりしてしまう。
さらに今日は土曜日。風呂の掃除日だ。家の者がみんな入浴した後、自分が入浴して、それから洗うことになっているが、サウナの中で作業しているようなものだから大変だ。一応涼風が浴室に入るように浴室暖房装置を運転して掃除しているが、単に外気を吹き出している程度のものだからそれほど涼しいわけではない。ざっと一時間ほどかけて掃除すればそれだけで 0.5 kg も水分が出てしまう。風呂に入って汗を流しているのか風呂に入って汗を出しているのかわからない。
緊急地震速報 ― 2007年08月29日 22時35分
十月から緊急地震速報の一般提供が開始されるという。地震が発生すると TV、ラジオや防災無線、携帯電話さらには専用機器などを利用して情報を流すしくみらしい。
大きな地震が発生したという情報が到達前に得られるメリットは大きいのだろうか。混乱するという議論もあるようだ。間違った理解をしているとせっかく情報を受信しても正しい対応が取れず、逆に混乱を来たすというわけだ。
ほぼ確実に数十秒程度で地震が来るという情報があれば場合によっては大きな助けとなるだろう。
一分近く前に速報があれば一般家庭であれば安全なところに避難する、ガスを使用していればガスを止めるなどの対応が取れる。風呂に入っているときに一分だとパニックになる可能性の方が高いような気がするし、シャンプーをしているときだともっと悲惨なことになるかもしれない。なかなか出ない大便をきばっているときに十秒後に震度六強と言われたら頭が真っ白になるかもしれない。
話は逸れるが、昔とんでもなく太くて硬い便がなかなか出てくれず、少しだけ顔を覗かせた状態で引っ込めることもできずに四十五分以上便所で粘っていたことが一度だけあった。そんなときに速報を流されてもなすすべはない。これで生き埋めになったら生きてきたことを後悔するばかりだろう。「そんな恰好で死ぬために生れてきたのか」と思ってしまえば人生そのものが台なしだ。
言っておくがトイレは四方に柱があるから家の中でも比較的安全だというのはあまり根拠がある話ではない。だから便所にいるから安心して便をすませればいいというアドバイスは信用できない。
机の下に隠れるというのもあまり有効な方法とは言えない。落下してくるものを避けるという意味では有効な場合もあるかもしれない。家が崩れるようなことがあれば机も崩れてしまう可能性が高い。一戸建てであれば上の階に逃げる方がまだましだ。古い木造が崩壊する場合、一階は二回の下敷きになってしまうし、崩れるときは数秒だ。逃げている余裕はまったくない。トイレに逃げ込む暇があれば上の階に上るべし。
これまでにも緊急地震速報を取り上げてきたメディアもあったし、十月に近付けば特集するメディアも増えるだろう。しかし日頃の備えが大切だということを伝えるメディアは多くないような気がする。速報さえ得られれば短い時間という問題はあるにせよ、こっちのものだと言いたげな調子である。だが、本来その情報を生かすためには日頃の訓練と地震に対する備えができていなければそもそもあまり助けにならないと心得るべきだ。情報は情報であって、それが万能というわけでは決してない。そもそも直下型地震であれば情報そのものが届かないし、震度が大きいほど情報が届いてから地震が来るまでの時間は反比例するように短くなるので咄嗟にできることも限られてくる。
そもそも落下してくるものを避けるために机の下に隠れなければならないという時点で備えができていない。その時点で手遅れということも考えられる。助かれば幸運というに過ぎない。
耐震補強をする、耐震住宅や免震住宅に住むというようなお金も暇もかかるが基本的なことから、家具の転倒防止対策を取る、整理整頓をして地震が来ても怪我をしないようにするというような細かい対策をし、万一地震が起きた場合にどのように対応するかという日頃の備えがあって初めて緊急地震速報が役に立つものになるのであろう。地震が来てから耐震補強では遅すぎるし、倒れた家具と散乱するものでぐちゃぐちゃになっている家の中では仮に家が地震に耐えたとしても片付けが終るまでの数日は家で生活することができない。
緊急地震速報用の専用機器を購入することを考えているのであれば、その前にもっとするべきことがある筈だ。
大きな地震が発生したという情報が到達前に得られるメリットは大きいのだろうか。混乱するという議論もあるようだ。間違った理解をしているとせっかく情報を受信しても正しい対応が取れず、逆に混乱を来たすというわけだ。
ほぼ確実に数十秒程度で地震が来るという情報があれば場合によっては大きな助けとなるだろう。
一分近く前に速報があれば一般家庭であれば安全なところに避難する、ガスを使用していればガスを止めるなどの対応が取れる。風呂に入っているときに一分だとパニックになる可能性の方が高いような気がするし、シャンプーをしているときだともっと悲惨なことになるかもしれない。なかなか出ない大便をきばっているときに十秒後に震度六強と言われたら頭が真っ白になるかもしれない。
話は逸れるが、昔とんでもなく太くて硬い便がなかなか出てくれず、少しだけ顔を覗かせた状態で引っ込めることもできずに四十五分以上便所で粘っていたことが一度だけあった。そんなときに速報を流されてもなすすべはない。これで生き埋めになったら生きてきたことを後悔するばかりだろう。「そんな恰好で死ぬために生れてきたのか」と思ってしまえば人生そのものが台なしだ。
言っておくがトイレは四方に柱があるから家の中でも比較的安全だというのはあまり根拠がある話ではない。だから便所にいるから安心して便をすませればいいというアドバイスは信用できない。
机の下に隠れるというのもあまり有効な方法とは言えない。落下してくるものを避けるという意味では有効な場合もあるかもしれない。家が崩れるようなことがあれば机も崩れてしまう可能性が高い。一戸建てであれば上の階に逃げる方がまだましだ。古い木造が崩壊する場合、一階は二回の下敷きになってしまうし、崩れるときは数秒だ。逃げている余裕はまったくない。トイレに逃げ込む暇があれば上の階に上るべし。
これまでにも緊急地震速報を取り上げてきたメディアもあったし、十月に近付けば特集するメディアも増えるだろう。しかし日頃の備えが大切だということを伝えるメディアは多くないような気がする。速報さえ得られれば短い時間という問題はあるにせよ、こっちのものだと言いたげな調子である。だが、本来その情報を生かすためには日頃の訓練と地震に対する備えができていなければそもそもあまり助けにならないと心得るべきだ。情報は情報であって、それが万能というわけでは決してない。そもそも直下型地震であれば情報そのものが届かないし、震度が大きいほど情報が届いてから地震が来るまでの時間は反比例するように短くなるので咄嗟にできることも限られてくる。
そもそも落下してくるものを避けるために机の下に隠れなければならないという時点で備えができていない。その時点で手遅れということも考えられる。助かれば幸運というに過ぎない。
耐震補強をする、耐震住宅や免震住宅に住むというようなお金も暇もかかるが基本的なことから、家具の転倒防止対策を取る、整理整頓をして地震が来ても怪我をしないようにするというような細かい対策をし、万一地震が起きた場合にどのように対応するかという日頃の備えがあって初めて緊急地震速報が役に立つものになるのであろう。地震が来てから耐震補強では遅すぎるし、倒れた家具と散乱するものでぐちゃぐちゃになっている家の中では仮に家が地震に耐えたとしても片付けが終るまでの数日は家で生活することができない。
緊急地震速報用の専用機器を購入することを考えているのであれば、その前にもっとするべきことがある筈だ。
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