八月2011年08月06日 11時35分

そうこうしているうちに八月になってしまった。
寒いのは厭だ、夏がいいと言っていたのはいつだったか。湿度が高くなり始めた六月前半に軽い熱中症を経験してから以後、熱中症は経験していない。暑さ対策をしているというのもあるが、体が高温多湿に馴れてきたのだろう。汗の量が多いのは当り前だが、熱中症を経験した頃よりは減っているような気がする。顔が火照ってどうしようもないというようなことも殆どない。冬も駄目だが夏も駄目だ。自転車に乗っていて気持ちがいいのは年に二箇月もないのではないだろうか。そんなことを言っているうちにまた寒い冬がやってきて、暑さで苦労したことなどすっかり忘れてしまうのだろう。寒いのも厭だが、冬の駄目なのは昼が短くなることと、向い風で気持ちが削がれることだ。

今年の夏はこれまでのところ、朝夕が比較的涼しいことが多くていい。そうでない日ももちろんあるが、10年ほどこういう夏は経験していないような気がする。私の場合、夏の夜はエアコンが欠かせない。しかし今年は何かするとエアコンなしでもやっていけることがある。因みに家では昼間エアコンを使用していない。節電というのもないわけではない。しかし、これまでも家で夏にエアコンを入れるのは夕方になってからだった。調理で熱を使うのでというのが理由でもある。わが家にはエアコンを入れるのは早くても洗濯物を取り入れてからという規則のようなものがある。エアコンを入れると熱がバルコニーに排出されるので嫁が入れさせないというわけだ。料理や洗濯に限らず、何か作業すると「暑い、暑い」と騒ぐが、熱中症により近い自転車乗りからするといかほどなものかと思わずにはいられない。日本人は電気に甘やかされて我慢がなくなった。余談だが、相変らず車は自転車が追い越していくと必ずアクセルを吹かして追い越し返そうとする。前に車が走っていて無理な状況か、右左折するので減速する必要がある以外は間違いなくそうする。意識的か無意識かは知らないが「自転車ごときに負けるものか」という心理が働いているのだろう。自分は楽しているのだからちょっとは暑い中自力でエアコンもない環境で走っているのだから、自転車乗りのことも考えてやれと言いたい気分にもなる。広い道で余裕があればそれほど気にもならないのだが、狭い道で結局自転車が追い越すことになるときでも自転車から見れば嫌がらせにしか思えない行動に出るのは腹立たしさを覚える。

今年だけか、今まで気が付かなかっただけかはわからないが、夏も結構風が吹いている。冬に風が吹くとそれだけで厭になってしまう。夏の風は向い風であっても歓迎する。流石にあまり強いのは願い下げたいにしても、風があると体温を下げてくれる。自転車を漕ぐとそれだけで空気が流れるが、風があるとさらに涼しくなる。ジョギングより熱中症に有利であると主張している点だ。熱中症の予防に重要なのは水分(と塩分)補給ではなく、熱の放散らしい。
いくら汗で失われる水分などを補給しても肝腎の熱が排出できなければ体温が上昇して熱中症になる。

夏の風で思い出したが、これまでも夜などは風が吹いていた。ただ、うちの場合東西に吹く事が多く、南北に窓を開けても風が通らない。それが今年は夜間比較的涼しいというだけでなく、南北に風が吹いていることが多いというのもエアコンなしで過ごせる夜がある一因かもしれない。外に出ると風が吹いていて涼しいのに、家の中は熱気が籠ってやっていられないというのが例年だった。

これまで蓄積していた気象データがサーバの故障でふっとんでなくなってしまった。実際の記録を当ることができないので正確なところはわからない。それでも印象としてはそんな感じである。

涼しくなるまでにはまだ二箇月ほどある。そうはいっても涼しくなり始めたら忽ち寒くなる季節がやってくる。こうして今年も暮れていくのであった。