10年選手の引退 ― 2007年02月08日 23時13分
今日、一年近く放置してきた会社のウェブサーバ用マシンの更新作業を完了した。古いマシンは会社の初代のウェブサーバでありながら、今日までほぼ十年現役で稼動してきたマシンである。普通の会社ならとっくに退役だろうが、うちの会社のウェブトラフィックなどたかが知れているので、これまで何とか使えてきたが、そうはいっても 10 年も使用していると HDD の容量も不足しがちだし、何よりいつ故障してもおかしくない。古いものは使えば使うほど味が出てくるものだがコンピュータだけは使えば使うほどソフトが重たくなるので遅くなるし、故障の不安も増大する。いずれにしても超長期間ご苦労さんと言ってやりたい。
それで去年だったと思うが会社に提案して新しいマシンを購入してもらってはいたが、これが SATA マシンだった。使用している Linux のディストリビューションのカーネルが 2.4 でドライバが対応していないことがわかり、それだけで数箇月遊んでいた。ディストリビューションのバージョンが上り、カーネルが 2.6 になったので漸くインストールできるようになったはいいが、せっかく新しいマシンにするのだからウェブも機能アップしようと考えた。まず社内ページの SSL 化である。うちの会社は社外で勤務する社員が増えてきたが(私もその一人である)、社内ページには個人情報なども含まれているのでどこからでも http でアクセスできるようにするには問題がある。そこで限られたネットワークからしかアクセスできないというような方法でアクセス制限してきたが、それだと社内ページにまったくアクセスできない社員がかなりになる。そこで SSL で経路上で情報が漏洩するのを防ぐことを考えた。これは夏には設定も完了していた。ただ、いくつか cgi を設置しているがこれのセキュリティが不安である。ついでにこれのセキュリティを向上させることと、いくつかの機能を追加する必要があった。これをするのが面倒でかなり長い間放置してきた。
ところがあることがきっかけで取り組むことになり、年末年始に悪戦苦闘(馴れていればそれほど苦労するほどのものではないのだろうが)してほぼ目途はついたのだが、更新のタイミングを逃してしまい、結局今日実行することになった。これで当分は安心だ。と言いたいところだが、実は不安で仕方がない。
というのも去年のいつだったか、社内に設置していたサーバを移設して欲しいとある部署から希望があった。そのときのサーバは試運転中だった新ウェブサーバも含めて三台あった。いずれも正規の手順でシャットダウンし、新しい場所に設置して電源を入れたらこれが三台ともまともに起動しないのだ。結局二台は何とか起動させることができたが、新ウェブサーバだけがどうしても起動しない。どうやらハードウェア不良らしい。ということで社内の人間に修理を頼んで出向先に引き揚げたら結局メモリ不良ということだった。保証期間内だったので無料で交換してもらえたが、全部まともに起動しないというのはどういうわけだ。
それで去年だったと思うが会社に提案して新しいマシンを購入してもらってはいたが、これが SATA マシンだった。使用している Linux のディストリビューションのカーネルが 2.4 でドライバが対応していないことがわかり、それだけで数箇月遊んでいた。ディストリビューションのバージョンが上り、カーネルが 2.6 になったので漸くインストールできるようになったはいいが、せっかく新しいマシンにするのだからウェブも機能アップしようと考えた。まず社内ページの SSL 化である。うちの会社は社外で勤務する社員が増えてきたが(私もその一人である)、社内ページには個人情報なども含まれているのでどこからでも http でアクセスできるようにするには問題がある。そこで限られたネットワークからしかアクセスできないというような方法でアクセス制限してきたが、それだと社内ページにまったくアクセスできない社員がかなりになる。そこで SSL で経路上で情報が漏洩するのを防ぐことを考えた。これは夏には設定も完了していた。ただ、いくつか cgi を設置しているがこれのセキュリティが不安である。ついでにこれのセキュリティを向上させることと、いくつかの機能を追加する必要があった。これをするのが面倒でかなり長い間放置してきた。
ところがあることがきっかけで取り組むことになり、年末年始に悪戦苦闘(馴れていればそれほど苦労するほどのものではないのだろうが)してほぼ目途はついたのだが、更新のタイミングを逃してしまい、結局今日実行することになった。これで当分は安心だ。と言いたいところだが、実は不安で仕方がない。
というのも去年のいつだったか、社内に設置していたサーバを移設して欲しいとある部署から希望があった。そのときのサーバは試運転中だった新ウェブサーバも含めて三台あった。いずれも正規の手順でシャットダウンし、新しい場所に設置して電源を入れたらこれが三台ともまともに起動しないのだ。結局二台は何とか起動させることができたが、新ウェブサーバだけがどうしても起動しない。どうやらハードウェア不良らしい。ということで社内の人間に修理を頼んで出向先に引き揚げたら結局メモリ不良ということだった。保証期間内だったので無料で交換してもらえたが、全部まともに起動しないというのはどういうわけだ。
漢字、下手な字 ― 2007年02月27日 22時30分
年に何度かは「パソコンを使うようになってから随分漢字を忘れた」とか「字が下手になった」という話題を口にするが、別に私や私の周囲だけではなく、誰でもそんな印象を持っているのではないだろうか。いちいちこんなところに書くまでもない話題だ。
私の場合、学生の頃に専攻の電子工学の勉強もせずに漢字に興味を持った時期があって幸い周囲の人ほどには漢字を忘れていない。それでも使わないので忘れているものも多い。
忘れた漢字は少いが、下手になったのは間違いない。今では普通の人でもパソコンとか携帯電話で文字を扱う方が手で何か書くというより圧倒的に多いと思う。私も同様だし、私の場合は職業柄パソコンを使わないと仕事にならないということもあってパソコン依存度はかなり高い。
ということで私の字も例に漏れず下手だ。先日たまたま TV で若槻千夏のメモを見た。「蚯蚓の這ったような文字」という形容があるが、若槻の文字は蚯蚓にすらなっていなかった。あれと比較するとまだ文字の体をなしているのでこっちも一安心と言いたいが、それでももう少し何とかならないかと思って随分になる。
一、二年前くらいから習字に興味があって習いに行こうかとも考えているが家内が習字とペン字は違うから習字をやっても字は綺麗にならない、習うのならペン字にしろと取合わない。別に家計から習字の授業料を要求するつもりもないので習いたければ勝手に習えばいいのだが、自分でもそこまで踏ん切りがついていないのだろう。習字はそのままになっている。
ペン字はどうかというとこっちは習ってまでするほどの興味は湧かないので習う気はない。大体ペン字教室の文字を見ると自分が書けるようになりたい文字とは違うのだ。そういう意味では習字も楷書やら行書を習いたいわけでもないのだった。
というようなわけで習うということに意欲が湧かないままではあるが、最近暇なときはペン字の練習をすることがある。といっても通信教育とかそういうのではない。完全な我流だ。
先日これも TV で恐縮だが、日中書道対決というような企画をあるバラエティ番組でやっていて、いずれも叮嚀に書いていた。間違ってもすらすらというような書き方ではなかったので、叮嚀に書く練習をすれば巧くなれるのではないかと考えた。手本にする文字が駄目だといくら叮嚀に書いても書き上げられる文字も駄目だが、それは自分の書きたいような文字にしていけばいいということで面白そうなテキストを見つけては書き写している。ただし、テキストの大半はデジタル文字か印刷物なのでそのまま手本にするわけではない。叮嚀に書けば少しは綺麗に書けるということがわかっただけでも収穫だ。今までは急いでいるとつい走り書きをしてしまってただでさえ汚い文字がさらに醜くなる。今日、署名する必要があったので練習を披露するいい機会だと叮嚀に書くことを心がけたお蔭で少しは見せられる文字になった。ただし、練習している甲斐もあるわけで、いきなり叮嚀に書いてもバランスがうまく取れず思ったような文字にならない。結局は目標にする文字と練習も大切なのだった。
私の場合、学生の頃に専攻の電子工学の勉強もせずに漢字に興味を持った時期があって幸い周囲の人ほどには漢字を忘れていない。それでも使わないので忘れているものも多い。
忘れた漢字は少いが、下手になったのは間違いない。今では普通の人でもパソコンとか携帯電話で文字を扱う方が手で何か書くというより圧倒的に多いと思う。私も同様だし、私の場合は職業柄パソコンを使わないと仕事にならないということもあってパソコン依存度はかなり高い。
ということで私の字も例に漏れず下手だ。先日たまたま TV で若槻千夏のメモを見た。「蚯蚓の這ったような文字」という形容があるが、若槻の文字は蚯蚓にすらなっていなかった。あれと比較するとまだ文字の体をなしているのでこっちも一安心と言いたいが、それでももう少し何とかならないかと思って随分になる。
一、二年前くらいから習字に興味があって習いに行こうかとも考えているが家内が習字とペン字は違うから習字をやっても字は綺麗にならない、習うのならペン字にしろと取合わない。別に家計から習字の授業料を要求するつもりもないので習いたければ勝手に習えばいいのだが、自分でもそこまで踏ん切りがついていないのだろう。習字はそのままになっている。
ペン字はどうかというとこっちは習ってまでするほどの興味は湧かないので習う気はない。大体ペン字教室の文字を見ると自分が書けるようになりたい文字とは違うのだ。そういう意味では習字も楷書やら行書を習いたいわけでもないのだった。
というようなわけで習うということに意欲が湧かないままではあるが、最近暇なときはペン字の練習をすることがある。といっても通信教育とかそういうのではない。完全な我流だ。
先日これも TV で恐縮だが、日中書道対決というような企画をあるバラエティ番組でやっていて、いずれも叮嚀に書いていた。間違ってもすらすらというような書き方ではなかったので、叮嚀に書く練習をすれば巧くなれるのではないかと考えた。手本にする文字が駄目だといくら叮嚀に書いても書き上げられる文字も駄目だが、それは自分の書きたいような文字にしていけばいいということで面白そうなテキストを見つけては書き写している。ただし、テキストの大半はデジタル文字か印刷物なのでそのまま手本にするわけではない。叮嚀に書けば少しは綺麗に書けるということがわかっただけでも収穫だ。今までは急いでいるとつい走り書きをしてしまってただでさえ汚い文字がさらに醜くなる。今日、署名する必要があったので練習を披露するいい機会だと叮嚀に書くことを心がけたお蔭で少しは見せられる文字になった。ただし、練習している甲斐もあるわけで、いきなり叮嚀に書いてもバランスがうまく取れず思ったような文字にならない。結局は目標にする文字と練習も大切なのだった。
記憶力と数字 ― 2007年02月28日 22時06分
記憶が駄目だ。とにかく憶えるということが苦手で、前日の夕飯はおろか数秒前にしなければならないと思ったことすら忘れている。算盤を習っていたときは暗算が駄目だった。新婚旅行で何を食べたとか結婚式でこういうことがあったと嫁に言われても殆ど何も記憶していない。まるっきり憶えていないわけでは当然なく、印象に残ったことであるとか興味のあることが違うからそういうことにもなるのだろうから、まあそれはいい。
最近は人の名前が出てこない。周囲の人もそんなことを言っていたりするからみんなで老化が進んでいるとも考えられるが、とにかく困る。まずいのではないかと思うことすらあるが、そのために記憶力の訓練をしようとも思わないので忘れるままに放置している。
困るといえば新しく設定したパスワードも忘れることがあって難儀する。なるべく同じパスワードを使わないようにしていることや重要なパスワードとそうでないものを別にしようとしたりするからパスワードが増える。おまけに複数のサーバの管理までやっていたりするからそれらのパスワードも記憶しなければならず、最近は扱うコンピュータの台数が増えてきているので収拾がつかない。さらには勤務先のパスワードは定期的に変更しなければならず、パスワードによっては長さ制限があったりして同じものが設定できなかったりする。勤務先で期間制限のあるものは当初、四半期ごとにパスワードを変更するようにしていたが、暗号化ソフトのパスワードが一箇月程度で変更を強制するので、それ以来毎月の数字に合せてパスワードの末尾を変更することで凌いでいる。
ところがどういうわけか数字の記憶に強かったりするので自分でもよくわからない。語呂で憶えるのが嫌いなのでそのまま数字で憶えるのだが、先日は銀行のカードを持参せずに用事で銀行に行ったときに口座番号が思い出せたので自分でも驚いた。もう解約してしまったがある銀行の暗証番号は、口座を作る前日にたまたま見かけた車のナンバーだったこともある。これは個人的にある意味のある数字から一部類推できる数字があったという理由もある。
電話番号は携帯電話が主流になってから憶えなければならない桁数が増えたのと、自分でも携帯電話を所有するようになって、これが記憶してくれるのですっかり憶えなくなってしまった。お蔭で自分の携帯の番号は今でもあやふやだ。
最近は人の名前が出てこない。周囲の人もそんなことを言っていたりするからみんなで老化が進んでいるとも考えられるが、とにかく困る。まずいのではないかと思うことすらあるが、そのために記憶力の訓練をしようとも思わないので忘れるままに放置している。
困るといえば新しく設定したパスワードも忘れることがあって難儀する。なるべく同じパスワードを使わないようにしていることや重要なパスワードとそうでないものを別にしようとしたりするからパスワードが増える。おまけに複数のサーバの管理までやっていたりするからそれらのパスワードも記憶しなければならず、最近は扱うコンピュータの台数が増えてきているので収拾がつかない。さらには勤務先のパスワードは定期的に変更しなければならず、パスワードによっては長さ制限があったりして同じものが設定できなかったりする。勤務先で期間制限のあるものは当初、四半期ごとにパスワードを変更するようにしていたが、暗号化ソフトのパスワードが一箇月程度で変更を強制するので、それ以来毎月の数字に合せてパスワードの末尾を変更することで凌いでいる。
ところがどういうわけか数字の記憶に強かったりするので自分でもよくわからない。語呂で憶えるのが嫌いなのでそのまま数字で憶えるのだが、先日は銀行のカードを持参せずに用事で銀行に行ったときに口座番号が思い出せたので自分でも驚いた。もう解約してしまったがある銀行の暗証番号は、口座を作る前日にたまたま見かけた車のナンバーだったこともある。これは個人的にある意味のある数字から一部類推できる数字があったという理由もある。
電話番号は携帯電話が主流になってから憶えなければならない桁数が増えたのと、自分でも携帯電話を所有するようになって、これが記憶してくれるのですっかり憶えなくなってしまった。お蔭で自分の携帯の番号は今でもあやふやだ。
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