夏休み2008年08月17日 22時30分

ジョージタウン
8日から夏休みだった。
始まりが世間より若干早いのを利用してペナンに行ってきた。帰ってきたのは12日朝なので滞在は実質 3日という慌しい旅行だった。嫁の仕事の都合でこれでも頑張ったスケジュールだ。後 2日は滞在したかったし、滞在できればもう少しのんびりできただろう。ジョージタウンはメラカ(マラッカ)とともに今年世界遺産に登録されたらしい。ペナンは今回初めてだが、マラッカには数年前に行ったことがある。印象としては規模の大きいマラッカというところだ。街全体としてはマレーシア二番目に大きい都市らしいので、マラッカに都会が混ざったような感じがする。

帰ってきた当日は多少の用事をすませ、翌日は散髪と買い物のために自転車で心斎橋と梅田を回る。金曜には理由もなく風邪を引いた。ペナンのホテルの冷房がよく効いていてあるとき風邪を引いたが、それはその日のうちに直ってしまったのに、今回の風邪は寝冷えするような温度設定でもないし、本人には心当りがまったくない。ペナンでも歩き回った上に帰った翌日に自転車で走り回ったので日焼け疲れしたのかもしれないことくらいだ。
金曜は結局何もやる気にならず、一日うだうだしていた。
いつまでもうだうだしているわけにもいかないので、いくつかやるべきことはやったが、後半は休養の休みになってしまった。自転車で行くつもりだった遠出もせずじまい。ま、帰ってからリゾートしたような感じか。

珈琲の旨い不味い2008年08月31日 10時00分

一時期、珈琲を飲むと胃が痛くなることがあり、飲まないようにしていたことがあった。その期間を除けば割合珈琲は好きで飲んでいる。
ただ、味に拘りなんてものはなく、珈琲味のものが飲めればそれでいいというまことに安上がりな口だ。サイフォンがどうの、豆がこうのということもなく、安物のインスタント珈琲である。
これは珈琲に限った話ではなく、余程不味くさえなければ好きな食べ物や飲み物に関してはあまり煩くなかった。最近は多少わかるようになってきたというのか気にするようにはなってきたけれど、それでも「こんなもの不味くて食べられるか」と文句を言うほどではない。

珈琲についてはこれまで殆ど気にしなかったし、気にもならなかった。ところがこれを変えさせられることになってしまった。ペナンに行った話は前回したが、それはこのとき以降の話になる。

ホテルではよくあることだが、毎朝バイキングだ。いきなり話がそれるが、バイキングというのは旅行者にはあまりよいしくみとは言えない。少くとも私には悪い仕組みだ。別に昼食を節約したいとは思っていないし、基本的にはできれば食べられる範囲で現地の食べ物を食べたいと思っている。ところが朝のバイキングだ。いろんな料理が並べられて「好きに食べろ」と言われれば目移りしてしまうから、つい食べ過ぎる。そういう意味ではまだバイキングに慣れていないのかもしれない。ただ、バイキングの朝食を経験し始めた頃は「好きなものを食べつくす」という勢いで皿に盛って食べるものだから、食べたいと目星を付けていた料理の半分も食べる前に満腹になって敗退するのであった。
今では流石にそういうことはなくなった。それでも、いろんな種類の料理があるので、あれも食べたい、これも食べたいと思ってしまい、ついいろんなものを食べてしまうことになる。さらに、ホテルのパンはおいしいところが多いので、ついパンをたくさん食べてしまい、余計に腹が膨れてしまう。
こうして昼が食べられなくなってしまうわけだ。

で、今回のホテルでも朝は当然のようにバイキングだった。今回のホテルがこれまでのホテルと違うのは、珈琲か紅茶はウェイターが「どっちにする」と訊いてきて、それを持ってきてくれるということだ。アイス珈琲がいいのだが、そんなものはないので珈琲を頼んで飲んでいた。自分の飲みたいタイミングで持ってきてくれると熱いのが飲めるのだが、こっちの都合とは無関係に持ってきてくれるので、飲むときにはぬるくなっていることが多かった。実はそのときの感想はそんなものでしかない。

問題はここからだ。夏はいつも、家では朝食にアイス珈琲をつけている。家内が安売りしているときに大量に購入してくる安物だ。旅行前後に飲んでいたのは、慥かネスカフェのアイス珈琲ではなかったかと思う。旅行前は特に不味いとも思わず飲んでいたが、帰ってきてから飲むと無闇に不味い。そのうちネスカフェが切れて今はポッカになっているが、これがネスカフェに輪をかけるように不味いのだ。なぜ珈琲だけ、こんなに不味いのかと考えるとホテルで飲んだ珈琲しか考えられない。

そうはいっても職場で飲んでいるのは缶のアイス珈琲で、これの味は変化が感じられない。ペナンで珈琲を飲んでいたのは朝だけだったので、舌が状況とセットで味を覚えているのかもしれない。
こっちにしてみればたった数日の朝食のためにいい迷惑という気がしないでもないが、そんなに旨い珈琲だったのであればもっと味わって飲んでおけばよかったと今になって口惜しがってもいる。