奈良の大仏 ― 2008年07月09日 21時36分
デジタル一眼レフを購入したので先日の日曜日、とりあえず奈良に行ってきた。もちろん大仏を撮影するためだ。前にも書いたが大仏さんの重量感を写真に収めるのが(無謀な)私のライフワークである。
家内と行ったので市役所の近くまで車で行き、そこから自転車に乗り換えて東大寺に向った。五月の連休に行ったときは大変な人だったが、この日はそれほどでもなかった。暑いというのも影響しているのだろうか。
相変らず大仏の重量感は相当なものだ。ライフワークなどと言いつつ、大仏の写真を撮るのは以前奈良に住んでいた頃以来ではないかと思う。当時、「重量感を撮るぞ」と決めたのはいいが、腕前などある筈もない。最初に撮影したのはフィルムのコンパクトカメラだった。写真の技術はおろか、構図についての知識もなかったときのことだ。カメラもカメラだが、フラッシュをたけば暗い大仏殿の大仏さんも写ると考えていたくらいだから、どんな写真だったかは想像に難くない。ネガもプリントもまだ捨ててはいないと思うが、見つけたら腕前を確認することなく捨てるだろう。
今回はそこまで無謀ではない。プロやハイアマチュアと呼ばれる人からは初心者同然の腕前と知識しか持ち合せていない。それでも今は構図のいろはくらいは心得ている。ただ、一般入場者が大仏を撮影できる構図など限られている。写真撮影そのものは禁止されていないが、三脚は禁止されている。暗い大仏殿で三脚が使えないのは厳しいものがあるが、どのみち私はいい三脚を持っていないので同じことだ。
大仏さんについて調べものをしようと検索したら結果に写真が出てきた。いくつか開いてみたがどれもこれも構図そのものは似たようなものだった。単に私がそこに一枚追加する程度のことかもしれないが、以前の写真からはこれでも格段によくなっている。カラーでも撮影したが、もう一つ雰囲気が出ないのでモノクロで撮影してみた。
デジタル一眼レフもそうだが、そもそも一眼レフカメラを使ったことがない。今回初めて一眼レフカメラを所有することになったのはコンパクトカメラがどうしようもなかったからだ。これまで使用していたのは FinePix F11 と C-750 というカメラだ。C-750 はズームが 10倍なのと絵が FinePix より綺麗で画質がいいので FinePix より気に入っていたが、如何せん古いカメラで反応が鈍い、感度が低いなど気に入らない点がいくつもあって、いくらカメラの知識がない私にも我慢できなくなってきた。そこで次を探していたわけだが、一眼レフは今回の候補には当初入っていなかった。というのも一眼レフを使ったことがなく、これまで専ら液晶を見ながら撮影してきたので一眼レフでも液晶で撮影したいと思っていたからだ。今でも液晶を見ながら撮影できる機種はあるが、一眼レフではそういう機種がぼちぼち出始めた時期なので、もう少ししてからにしようと考えていた。そこで候補に挙げたのは Nikon の P80 と Olympus の SP-570UZ だった。高倍率ズームと広角で選べばこれくらいしか気に入ったのがなかった。ただ SP-570UZ は最後まで悩んだ。メディアが xD ピクチャカードだからだ。これまで使用していたカメラはいずれも xD ではあるが、容量の割に高価というのが気に入らない。おまけに容量が少い。
そこで P80 もチェックしようと出かけたが、そこにあったデモ機の調子が悪く電源が機嫌よく入らない。一瞬使えたが、そのときに撮影した映像のフォーカスは合っていなかった。SP-570UZ も確認してみたが、やはり合焦が遅い。気分が乗らず、仕切り直しすることにした。気分転換に一眼レフのコーナーに行ってちょっと触ってみることにした。結局、今手元にはデジタル一眼レフがあるというわけだ。で、初めての週末に大仏を撮りに出かけた。
東大寺には少しばかり自転車置き場が用意されている。自転車置き場があることを知ったのは前回自転車で奈良に行ったときだった。この日もそこに自転車を停めた。ただ、自転車に乗って初めて来た撮影ポイントだったので、まだカメラを鞄から出していなかった。それは私が汗かきだからだ。
この日はとにかく大仏を撮ることしか考えていなかったので途中で写真を撮ることなど考えていなかった。
自転車置き場までやってきた私たちの目の前には倒れた自転車があり、鹿が二頭ほど倒れた自転車の横にいる。見れば倒れて籠から散乱した地図など食い散らかしている。後になってこれを写真に撮れなかったのを後悔しているわけだ。
家内と行ったので市役所の近くまで車で行き、そこから自転車に乗り換えて東大寺に向った。五月の連休に行ったときは大変な人だったが、この日はそれほどでもなかった。暑いというのも影響しているのだろうか。
相変らず大仏の重量感は相当なものだ。ライフワークなどと言いつつ、大仏の写真を撮るのは以前奈良に住んでいた頃以来ではないかと思う。当時、「重量感を撮るぞ」と決めたのはいいが、腕前などある筈もない。最初に撮影したのはフィルムのコンパクトカメラだった。写真の技術はおろか、構図についての知識もなかったときのことだ。カメラもカメラだが、フラッシュをたけば暗い大仏殿の大仏さんも写ると考えていたくらいだから、どんな写真だったかは想像に難くない。ネガもプリントもまだ捨ててはいないと思うが、見つけたら腕前を確認することなく捨てるだろう。
今回はそこまで無謀ではない。プロやハイアマチュアと呼ばれる人からは初心者同然の腕前と知識しか持ち合せていない。それでも今は構図のいろはくらいは心得ている。ただ、一般入場者が大仏を撮影できる構図など限られている。写真撮影そのものは禁止されていないが、三脚は禁止されている。暗い大仏殿で三脚が使えないのは厳しいものがあるが、どのみち私はいい三脚を持っていないので同じことだ。
大仏さんについて調べものをしようと検索したら結果に写真が出てきた。いくつか開いてみたがどれもこれも構図そのものは似たようなものだった。単に私がそこに一枚追加する程度のことかもしれないが、以前の写真からはこれでも格段によくなっている。カラーでも撮影したが、もう一つ雰囲気が出ないのでモノクロで撮影してみた。
デジタル一眼レフもそうだが、そもそも一眼レフカメラを使ったことがない。今回初めて一眼レフカメラを所有することになったのはコンパクトカメラがどうしようもなかったからだ。これまで使用していたのは FinePix F11 と C-750 というカメラだ。C-750 はズームが 10倍なのと絵が FinePix より綺麗で画質がいいので FinePix より気に入っていたが、如何せん古いカメラで反応が鈍い、感度が低いなど気に入らない点がいくつもあって、いくらカメラの知識がない私にも我慢できなくなってきた。そこで次を探していたわけだが、一眼レフは今回の候補には当初入っていなかった。というのも一眼レフを使ったことがなく、これまで専ら液晶を見ながら撮影してきたので一眼レフでも液晶で撮影したいと思っていたからだ。今でも液晶を見ながら撮影できる機種はあるが、一眼レフではそういう機種がぼちぼち出始めた時期なので、もう少ししてからにしようと考えていた。そこで候補に挙げたのは Nikon の P80 と Olympus の SP-570UZ だった。高倍率ズームと広角で選べばこれくらいしか気に入ったのがなかった。ただ SP-570UZ は最後まで悩んだ。メディアが xD ピクチャカードだからだ。これまで使用していたカメラはいずれも xD ではあるが、容量の割に高価というのが気に入らない。おまけに容量が少い。
そこで P80 もチェックしようと出かけたが、そこにあったデモ機の調子が悪く電源が機嫌よく入らない。一瞬使えたが、そのときに撮影した映像のフォーカスは合っていなかった。SP-570UZ も確認してみたが、やはり合焦が遅い。気分が乗らず、仕切り直しすることにした。気分転換に一眼レフのコーナーに行ってちょっと触ってみることにした。結局、今手元にはデジタル一眼レフがあるというわけだ。で、初めての週末に大仏を撮りに出かけた。
東大寺には少しばかり自転車置き場が用意されている。自転車置き場があることを知ったのは前回自転車で奈良に行ったときだった。この日もそこに自転車を停めた。ただ、自転車に乗って初めて来た撮影ポイントだったので、まだカメラを鞄から出していなかった。それは私が汗かきだからだ。
この日はとにかく大仏を撮ることしか考えていなかったので途中で写真を撮ることなど考えていなかった。
自転車置き場までやってきた私たちの目の前には倒れた自転車があり、鹿が二頭ほど倒れた自転車の横にいる。見れば倒れて籠から散乱した地図など食い散らかしている。後になってこれを写真に撮れなかったのを後悔しているわけだ。
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