芝手入れのリハビリ2008年04月05日 23時50分

ここ数週間、毎週末にはバルコニーを覗いて雑草の確認をしているのはすでに書いた通りである。今日もいつものように雑草を探しているとまたフェアリーリングのきのこができていた。難儀なやつが顔を出したものだ。まったく気が乗らないが放置するわけにもいかない。きのこを中心にして周囲に農薬を撒布する。それだけでも一時間以上かかっているのだから乗り気でないのは理解してもらえることだろう。撒布しながら、根を切ったり(何と言うんだったか)、目土を入れるのを忘れていたことに気がつく。割と機嫌よく緑色になってきているので、今年はまあいいかという気になる。
そのうちシバツトガも出てくるのだろう。生き物の世話は動物、植物に拘らず大変である。植物は自分で表現してくれないところがやり辛い。手をかければそれに応えてくれるらしいが、そういう気になったことはない。それどころか、次から次へと問題が出てくるので閉口ぎみですらある。そんなことを言っているから応えてくれないのかもしれない。
毎日餌をやる必要がないのは楽といえるのかもしれない。芝は冬場は殆ど何もしなくていいので、その期間は間違いなく楽だが、楽しみもない。どうかすると芝のことを忘れていたりもするが。
今日はちょっとした手入れのリハビリという気分である。これから半年ほどは手をかけいやらなければならない。

山を越える2008年04月18日 21時15分

私の今年は「奈良の年」である。「鹿男あをによし」の話は書いたが、そればかりではなく二十年来のテーマである大仏さんの写真を撮るという意味でも「奈良の年」だ。
以前、私は大仏を馬鹿にしていた。小学校の頃だっただろうか。遠足などで何度か大仏さんを見に行ったことがある。その頃の記憶しかないのでただ単に大きいだけだろうと高を括っていた。ところが奈良に住んでいた頃に大仏を見に行く機会があった。

驚いた。

相当な重量感に圧倒されたのである。大仏殿の重量感も相当なものだった。同じ大きさの RC 建築物が軽石のように重量感のないことをそのときに知った。実際もっと大規模な建築物でも大仏殿のような重量感は感じられない。それ以来、大仏の重量感を写真に撮りたいと思い続けている。しかしプロですらそんなことは簡単ではないのだろう。未だ嘗て大仏の重量感を表現した写真を見たことがない。逆にそれが表現できればそれだけで一流のカメラマンかもしれないと思っている。
大仏の重量感は私にとっておそらく永遠のテーマであり、当然ながら簡単に達成できるなどとは考えていない。

北河内から奈良へ行くには山を越えなければならない。これも今年のテーマの一つだ。国道 168号線を奈良に向えばちょっとは楽ができるのはわかっている。だがうちからだと清滝峠を越えるのが一番近い。そこに山があるわけだが、山登りをする人のように「そこに山があるから登る」という心境にはとてもなれない。それでも平たいところばかり走っていては駄目だ。

というようなわけで先月から機会があれば峠を越す訓練をしている。
去年は二回峠を越した。最初は峠を越える目的で大和郡山の知り合いのところまで行った。二回目は友人の家の焼肉に行くために越えた。最初のときは必死だったので途中でへたばらずに行ったが、二回目は暑い時季だったこともあり、へたりながら越えた。

今年はすでに三回越した。最初は久しぶりなので腕試しということもあって峠を越すためだけに出かけた。帰りは国道 168号線を大阪に向うルートだ。寄り道をしたが一時間ほどで帰ってきた。二回目は天理に行った。天理にした理由は二つ。片道 30 km ほど走りたかったことと、峠以外の坂を避けたかったことだ。奈良に行くにはいくつかの坂を越えなければならない。私は坂道初心者である。距離は天理より近いが、坂道が多くては目的地に辿り着けない可能性すらある。というわけで天理を目的地にした。それでも途中の大和郡山の坂が駄目だった。帰りの峠は脚が攣りそうだったし、脚ばかりか腕や背中までがたがただった。三回目は時間もあまりなかったために最初と同じようなコースを走った。コースの近所だったのでその日の夜、食事に出かける予定にしていた店の下見もした。

初回は下り坂の速度に馴れなくてスピードを出すのが少し怖かったが、二回目はましになった。それでも、車が来ると怖いので少し抑え気味に走っている。風切り音が煩くて車が来ているのかどうかがわからないのである。

できれば長距離も去年以上に走りたいと思っている。100 km くらいは普通に走れるようになれれば嬉しい。そういうわけで、ということもないのだが一部を除いて自転車のコンポーネントを XT に交換した。XT でわかる人はわかると思うが、私の自転車はロードレーサーではない。
XT に交換したのはいいが、フロントディレイラーだけはフレームと干渉するため、交換できなかった。試走はまだしていない。この週末は無理かもしれないので来週末までお預けか。

連休初日の緑化された屋上2008年04月29日 21時50分

今日は連休初日だ。天気がいいので蒲団を干してみた。
それで気がついたことがいくつかある。

やけに鳥の糞が多い。何かが頻繁にやってきているらしい。雀か。中には烏と思しき大きな糞もある。

蜂が巣を作っていた。しばらく前に見たときはアシナガバチが二匹ほどあちこち飛び回って場所を物色しているらしい様子だった。今年は残念ながらテーブルはないので残念そうにしているのかと思ったら、小さい巣を作っていた。あちこち確認したら樋と庇の間に別の巣が二つあった。一つの巣の中をちらっと覗いてみたが卵があるようには見えなかった。これ以上巣を大きくされたら蜂ごと駆除するという話になるのは目に見えている。可哀想だが女王がいない隙を狙って撤去した。帰ってきた女王は狐につままれたように巣のあった近辺を飛び回っていた。
見える範囲で確認したが南側以外に巣は見当らない。南側は人間と行動範囲が被るのでできれば東なり西側に巣を作ってくれれば多少は何とかなるのかもしれないが、蜂も南が好きと見える。

さらに見ると鶉の卵ほどの大きさの卵の破片が家の外壁にへばりついている。何があったのか。一番怪しいのは烏だが、壁にぶつけて卵を割るというような行動を彼らが取るとは思えない。そんなことするより嘴で割った方がどう考えても簡単で確実だ。では一体何者がこんなことをしたのか。そもそもがわが家のバルコニーなので他人が入ることは考えられない。入るとすれば泥棒だろうが、泥棒がそんなところに鶉の卵を持ち込んで割るという行動は烏以上に考えられない。

さらには恒例の蛾が飛び回っている。本来駆除されるべきは蜂ではなく、この蛾である。また農薬を撒布しなければならない。考えただけで憂鬱だ。これほど面白くない作業はなかなかない。夕方撒布した。

バルコニーの大半を占めている芝は先週より中央部分が伸びてきたような気がする。まだ芝刈りの時季ではないと思っていたがそろそろ刈る必要がありそうだ。芝刈りも今日の予定には入っていないのだが。
生き物は放置しておくと何とかなるということはなく、確実に悪い方に事態が進展する。仕方がないので刈ることにする。ついでに肥料も撒く。すっかり忘れているのだが、今年はスパイクで穴を開けていない。頻繁に人が乗るわけではないから土が固まってどうしようもないということもないだろうと考え、今年は省略することにした。

その他掃除などをしていると時間がなくなってしまった。峠をヒルクライムし、そのまま下ってくる。

慌しい一日だった。