赤穂は相生の西にある2010年07月19日 18時39分

今日は相生に来て初めての祝日である。
毎週家に帰っているが、実際のところ落ち着かない。特に落ち着かないのは日曜だ。日曜の間に相生まで戻っておかないと月曜、仕事に間に合わないので、日曜に移動することになる。これが落ち着かない。家を出てしまえばどうということはないが、準備も必要だし、何よりも出発までが落ち着かない。

そういうわけで週末に家に帰るのは落ち着かないのだった。今週も同様だが、日曜にゆっくりできるのは想像以上に気分が楽だ。今日は朝食後、しばらくしてから戻ってきた。梅田でちょっとした買い物をし、時間も早いので電車賃を浮かすために、三ノ宮で途中下車した。改札を出て、そのまま入るだけで、通しで乗るより安いのだ。競合があるとはいえ、こういう歪んだ運賃体系も何とかしてもらいたいところである。

マンションに辿り着いたのは昼を少し回った頃だ。それから荷物を置いて自転車で出かける。とりあえず腹拵えのために饂飩屋に入る。
いつもは相生から海岸沿いに東に走るので、今日は趣向を変えて西に向うことにした。
同様に海岸沿いを走るが、IHI の上の橋を走ったり、関西電力の発電所の横を走ったりしてトンネルを抜けると赤穂市だった。
赤穂市といっても外れなので田舎の漁村という趣である。天気のいい夏の日は静かでのんびりしている。しばらく走っていると父親だかお爺さんだかが子供を引っ張って泳がせていた。他には誰もいないので、彼女が海を独占している。羨ましい限りだ。
海水浴場なんぞに行けば誰でも泳げるが、ニュースなどを見ている限り、人気の海水浴場はおよそ泳ぐというより通勤電車の海版という様相を呈していてあまり嬉しくない。
独占していた海は砂浜ではなかったが、周囲を気にせずゆったりと泳げるだけでも贅沢である。

そこからさらに少し走ると偶然昔の街並が 300 m ほど続くところに出てきた。他の場所と同様、時間は進んでいるようだが、足踏みしているというかルームランナーのように同じところを時間がぐるぐる回っているような感じで、驚くほど時代に取り残されているような気がした。相生にもそんなところは点在しているが、ヨーロッパの町のように朽ち果てることなく昔の趣をそのまま残しているような街並は相生には知る限りない。相生でなくてもなかなかそういうところはないように思う。日本の古い町並は朽ちかかっているところが多い。ここは人通りこそなかったが、朽ちていく雰囲気はなく、現役であるところが値打ちだと思った。

最終的にそこを抜けて赤穂のイオンまで行って水分を補給して帰ってきた。全行程ざっと 30 km。
最高気温が 30度ほどの予想だったので、水筒を持たずに出かけた。やはり水筒は必要だ。特に街中でないところを走るときにはコンビニがそれほどないので、必要なときに店がなかったりする。
家からいろんなものを持ち込むのも厄介なので、なるべく持ち込まないようにしている。水筒を持ってこなかったのもそういう理由もある。しかし、真夏の昼間にポタリングするのであれば水筒を持たないと熱中症にかかりにいくようなものである。さいわい熱中症にはならなかったが。