SPring-8 施設公開2011年04月30日 20時00分

4月30日の施設公開に合せて29日から赤穂一泊という日程で出かけてきた。今回はうちの親と嫁の親も連れて行くことにした。というのも(現在は違うが)自分の職場を見せられるというなかなかない機会だからだ。とにかく私の仕事は部外者にはほぼ理解されないので、ちょっとでも実感してもらうには現場に連れて行くのが一番いい。さらにはたまにメディアに出たりする有名な施設でもあるので、よくわからないにしても何か感じるものがあるかもしれないということもある。

うちの車は軽自動車だし、嫁の実家の車はバンタイプだが、5人乗るには厳しいということで今回はノアを借りることにした。ワンボックスを運転するのは初めてだった。大きいので不安だったが、実際は快適である。人がワンボックスを欲しがるのも頷ける気がした。しかし、常時大勢で移動するならともかく、それだけでワンボックスを所有するというのはいろんな意味で無駄である。やはり借りるのが一番だ。今回借りたノアはまだ新車だった。

11時過ぎに出発したら吹田から宝塚まで渋滞していた。今年は出足が鈍いというような話だったので、渋滞情報も調べず出たが、あれなら下道で宝塚まで行った方が確実に速かった。宝塚を越すのに 2時間以上かかっていたので自転車の倍くらいかかったことになる。長期休暇の渋滞情報の下調べは重要であることを改めて実感させられた。

そんなわけで大幅に予定が狂って初日は坂越だけしか行けなかった。
御崎で泊ってゆっくりできた。が、携帯の電波が届いたり届かなかったりするので無線 LAN を導入してくれると嬉しい。

さて、当日は朝から旅館で土産物を物色する。いくらか買うが、他も見たいと思い赤穂駅に行く。さらに買って光都へ。ナビに案内させたら相生市街を経由するルートを出す。後で Google マップのルート検索でやってみても似たようなルートだった。竜泉の交叉点を突っ切って行くルートをガイドしてくれるのかと思ったらそうではなかった。

この日は直接車で SPring-8 には入れず、合同庁舎横の共同駐車場までしか行けない。そこから無料のシャトルバスで構内に入る。駐車場の車も凄かったが、バスに乗るのも随分並んだ。SPring-8 が人だらけだった。普段は昼休みの時間に管理棟周辺を通ると適度にわらわらと人が出てくる程度だが、この日は賑わっている公園くらいには人がいた。バス乗り場で行列ができるのはこの日くらいではないか。
ここまで人が多いとは正直予想しなかった。なかなか盛況である。

今回の目玉は XFEL である。個人的にも期待していたが、入れたのは実験研究棟だけだった。加速器棟と光源棟は入れてもらえなかったのでがっかりした。XFEL は調整段階で、まだ実験が行えるようにはなっていないようだ。

加速器も放射光も専門家でもなく、体系的に教わったわけでもないのでこれまで知識が断片的だった。今回の見学でいくらか欠落していた知識が得られたのが収穫だった。SPring-8 でも X 線を利用しているが、XFEL との違いがわからなかったが、それもある程度理解できた。

これまでトイレと自動販売機しか利用したことのない B4 出口からビームラインが見学できたのもよかった。
トートバッグとマーカ、太陽電池付 LED やらパンフレットなどを貰う。スタンプラリーに参加すると冊子をくれた。なんだ冊子かと思って少しがっかりしたが、これがなかなか面白いマンガだ。「エイトハカセ」という 8種類の動物の博士が加速器と放射光についていろいろ解説してくれるのだった。主人公は猫のニャン博士らしいが、これが学者とは思えない無知なやつで、ちょいちょい別の博士らから「キミ、本当に学者か」と詰め寄られる。実は考古学が専門という設定になっているのであまり物理に詳しくないわけだ。
このマンガは http://www.spring8.or.jp/ja/kids/8hakase/ で全部読むことができる。描いているのは研究者の博士らしい。
当日はニャン博士の着ぐるみもいた。最近流行のゆるキャラだが、最尖端の研究施設も緩くなったものである。

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